当塾が広告宣伝を一切せず、塾〇ビにすら登録していない理由
たま~に昔のことを思い出します。
某大手学習塾を辞めて当塾を開校したとき(圧力がものすごかったのですが…)、集まった塾生はなんと『たったの5名』
・・・。
しかしながらそのうち2名は早稲田と慶應に合格、もう1名は先日のブログで紹介した『超難関大に合格』した塾生なのですが。
いや、それも驚きなのですが、何よりも驚いたのは、開校してから半年間、1件もお問合せがなかったことです。
いや~もう本当に、今思い出してもいやな汗が出てきますね。
ポスティングを1万軒やってもダメ、文化会館などでお声がけしてもダメ、塾〇ビなどのサイトに登録してもダメ…。
とにかく『何をやってもなしのつぶて』でした。
追い風が吹き始めたのは、最初の卒塾生が全員合格してから。
5名のうち、その年受験した生徒は3人だけだったのですが、先述の通り早稲田大学を筆頭に、中京大学、淑徳大学に全員合格。
そこから一気に問い合わせが増えました。
その時に改めて思ったのが、(あ、広告宣伝って、教育業界では何の意味もないんだな。)ということでした。
そこからはポスティングやチラシはもちろんのこと、ネットなども含めてすべての広告宣伝をやめました。
時間とお金の無駄ですし、その時間とお金は塾生の指導に充てた方がよほど生産的ですからね。
そんなわけで、おそらくは今後も広告宣伝の類はしないと思われます。
誤解を恐れずに言わせてもらうならば、今はそんなことをしなくても、たくさんの中高生と保護者様にご支持をいただいています。
【塾〇ビの上位にヒットしている学習塾や予備校】
最初に申し上げておきますが、塾〇ビの担当者様、本当によくしてくださいましたし、そのシステム自体は素晴らしいコンテンツだと思います。
しかしながら。
塾〇ビの上位にランキングしている学習塾はどのエリアでもほぼ同じなのです。
東京だろうが関西だろうが、九州だろうが北海道だろうが…、もちろんここ愛知県でも、上位の10名はどこも『超大手企業』なのです。
あえて企業という言い方をしたのは。
塾〇ビで上位に位置するため必要となる条件は『大手の知名度』『潤沢な資金力』、この2点です。
結論から申し上げて、合格実績や指導のクオリティはあまり関係ありません。
私たちのような場末のいち個人塾がこのコンテンツに参加したところで、手も足もでません。
塾〇ビの登録料もバカにならなかったので解約させていただいたのですが、皮肉なことにその翌月からどんどん問い合わせをいただくようになりました。
ここでその最初の入塾者、早稲田に合格した塾生のお父様が言ってくださった、『私たちは塾の看板や名前で選んでいるわけではありませんので。』が改めて身に染みるのです。
おもしろいことに、似たような言葉を、その『超難関大に合格した塾生』のお母様にも言っていただけました。
本当にその言葉が今でも私たちの支えとなっていますし、今でも信念を持って突き進むことができています。
改めて申し上げたいのですが、別に超大手学習塾や塾〇ビなどのコンテンツを否定したいわけではありません。
そういった超大手学習塾にも素晴らしい講師はいるでしょうし、素晴らしい合格実績も当然持っているはずです。
ただ、『それは西尾の校舎じゃないと意味がない』んです。
全国的にものすごい実績を持っていても、カリスマ講師が所属していたとしても、それが東京や大阪では意味がないんです。
『東大京大早慶医学部○○名合格!』なんて謳っていても、それが西尾じゃないなら何の実績にもなりません。
当塾は、この小規模で、もちろん塾生も講師も少人数の中で、これだけの合格実績を出せているということに誇りを持っています。
…、とはいえ、その実績は全て、ただただ当塾の塾生の努力の結果なんですけどね。
とまあ相変わらずとりとめのない話をしてしまいましたが、ガス〇などのファミレスの味が全国どこでも同じであることを考えると分かりやすいと思います。
アルバイトを始めて3日の大学生でも、おそらくガス〇にある料理は普通に作れるようになるはずです。
それはガス〇が、『誰でも作れる料理のオペレーション』を完成させているから。
それはそれですごいことなんですけどね。
同じことが塾などにも言えます。
全国に何百もの拠点を持つ大手集団塾が、果たして全て、同じように高いクオリティを維持できるのでしょうか?
もちろんガス〇などのファミレスとは異なり、もしかしたら場所によっては、『とんでもなく大当たりのカリスマ講師』もいるかもしれません。
しかし大切なお子様を預ける保護者様としては、『とんでもなくはずれをひいたときのリスク』を考えることの方が大切です。
『大学生や未経験者大歓迎!』『週1回からの勤務でもOKです!』を謳って講師募集をしている塾の指導クオリティが高いとは、私にはどうしても思えないのです。
それは主観で申し上げているわけではなく、私自身がそういう現場を見てきたという経験則に基づいてこうしてお話しております。
『コー〇ングシステムで、生徒に主体的に考える時間を作る!』なんて言われても、私には(それは先生が生徒に100%理解してもらえる指導ができないだけではないのか??)と懐疑的に見てしまうのです。
もちろん、中高生のみなさんが、自力で主体的に考える時間は必要です。
ただしそれは、『100%の理解に導ける指導者が学習者の近くにいればこそ』の話です。
科学的なトレーニング法があるのに、それを無視して我流でスポーツの練習をし続けることは、効率が良いとはお世辞も言えないでしょう。
だからと言って、『ぜひうちに来てください!』と言っているわけではありません。
極端な話、たとえ指導力が低かったとしても、生徒のやる気を100%引き出せるような先生であれば、お子さんの成績は必ず上がると思います。
むしろ下手に知識だけがあって、淡々とした指導を繰り返す先生よりも、そちらの先生の方が絶対にいいと思います。
お子さんに一番あった学習塾、そして一番ぴったりの先生がいるのかどうか?しっかりとお悩みいただけたら幸いです。
【2名様のご入塾、ありがとうございます。山口については土曜日の枠も埋まりましたので、しばらくの間は入塾を制限させていただきます。】
先週体験授業を受けてくださいました2名の高校生のお子様ですが、即決いただけましたので山口の指導につきましては全て埋まってしまいした。
本当にありがとうございます。
今後ですが、現高校3年生の受験が落ち着く2月までは、山口に限りましては新規のご入塾は制限させていただきます。
ただ、体験授業だけはお受付しております。
しかしながら、それも平日は全て埋まってしまっておりますので、土曜日の限定的な時間のみに限られますことをご理解くださいませ。
また、他の講師につきましては、若干ではございますが空きがあります。
学習相談だけでも構いませんので、ぜひぜひお気軽にお問合せくださいませ。
もちろん引き続き、遠方の中高生並びに保護者様のご相談にもお応えさせていただきます。
そんなわけで、本日も弊ブログを最後までお読みいただきまして、本当にありがとうございました。
大学入学共通テストまであと60日!(※つまり、高校2年生のみなさんも、あと1年と2ヵ月で受験本番です)