成績優秀者発表!【偏差値80】
・・・偏差値80なんて数字は本当に数年ぶりではないでしょうか?
前回見たのは岡崎高校⇒東京大学ストレートの某篠原先生の模試の結果以来ということになります。
数学の偏差値がなんと78.3、英語は71.5、そして物理が80.4と出ています。
別の模試でも英語が75.2、数学が74.7、76.0と申し分ない結果です。
判定の方も滑り止めはすべてA判定(藤田と愛知医科大学は学科内1位)、本命の国公立については国語の影響と、医学部医学科ということもあってC判定になってはいますが、学科内順位を見れば分かる通り、おそらく大丈夫かなというところです。
医学部を目指している塾生ですので、まずは得点のウェイトが高い数学、英語、物理化学を固めてしまい、国語については3年生からの対策でも充分に間に合います。
正直なところ、山口の仕事は彼を愛知県(名古屋大学)に留めることでしょうかね(笑)。
もちろん、塾で指導させていただいている身としては、塾生のみなさんが行きたいと思うところに合格できるようにサポートすることが私たちの仕事なのですが、本音としては、優秀な人材は地元愛知で活躍してほしいと思っています。
ましてそれが未来のお医者様となればなおさらですね。
自分ももう歳なんで、5年後10年後はできれば信頼できるお医者様に診ていただきたいんです。
医学部には昔暗黒期があって、今では考えられませんが偏差値40台の大学がゴロゴロしていました。
それが今では最も簡単とされる川崎医科大学ですら、慶応大学理工学部と同じ偏差値だと言われています。
今は楽してお医者様にはなれないんですね。
だとしたら、医学の道のため、厳しい茨の道をまい進してきたお医者様に診察をお願いしたいというのが人情だと思うのです。
・・・さて、話がそれてしまいましたので元に戻します。
医学部を目指していて、偏差値が70や80もある高校2年生と聞けば、(いやいや元々頭が良かったんでしょ??)と思われそうですが、彼の名誉のためにお伝えしておくと、彼こそ努力の人なのです。
ちなみにこちらは彼の2年前(中学3年生の頃)の成績です。
中学3年生の学年人数が255人に対して、1学期の中間テストから110位、87位、113位・・・と、一年間を通して、実は真ん中よりもちょっと上くらいの順位だったのです。
挫折を知らなかったわけではないんですね。
今でも覚えていますが、とある日朝方まで仕事をして教室を出た時(多分5時から6時の間です)、小走りで西尾駅に向かっていく彼の姿を見かけました。
後日彼に確認したところ、朝の補習が始まる前に始発の電車に乗って自習に向っていたとのこと。
そうなんです。
彼のこの成績の急上昇は、よくネットで目にする耳障りのよい『偏差値40からたったの半年で医学部合格!(※個人的にそんなものは存在しないと思っています)』などという都合のいいものではなく、ただただシンプルに、実直に彼が努力を積み重ねていたからなんですね。
寝るのが深夜の2時3時ということもあるらしく、普段は『平日5時間!土日は10時間勉強しなさい!』を連呼する山口も、彼に関しては『休むように』と伝えています。
でも医学の道を志す者ですから、正直そんなことも言っていられないんですよね・・・。
医学に携わる者は人の命に関わる人間なのですから、受験勉強程度は誰よりも頑張れる人間でなければなりません。
医学部受験というのは、そういった連中がそれこそ自己を発狂寸前まで追い込むほど勉強をしてきたライバル達が鎬を削る戦いになるので、『質のよい学習法を』とか『適切な睡眠を取って、効率の良い学習を』などと悠長なことは言っていられないというのが現実です。
さて、また話がそれましたので元に戻しまして。
ともあれ彼が学年の真ん中くらいから、たったの2年で全国の上位まで成績を上げたのは、1に努力、2に努力、34も努力で5も努力なんですね。
シンプルに、彼が誰よりも一番勉強しているんです。
大して努力もしていないのに『おれはこんなに頑張ってるのに!』なんて思ってませんか?
『わたしは元々頭が良くないから成績が上がらない・・・』なんて諦めていませんか??
学習の効果はすぐに現れません。
それが大好きなスポーツや趣味ならば根気よく続けることもできるでしょうが、大嫌いな勉強となると苦痛を伴いますよね・・・。
でも、今日頑張れたなら明日も頑張れます。
今日も明日も頑張れるなら、もう少し頑張れば一週間継続することもできるでしょう。
一週間継続できたのなら、2か月3か月頑張れるかもしれませんね。
ただはっきり言えることはただ一つ。
今日、今頑張らなければ何もないということです。
ゼロから生まれるものなど何一つもありません。
その努力も早ければ早いほど楽なんです。
言うまでもありませんが、中学1年生の頃からコツコツ頑張って合計6,000時間勉強するのと、高校3年生のラストの1年間で6,000時間勉強するのでは、比較するまでもなく前者の方が効率が良いのは明らかです。
そもそも1年間で6,000時間勉強しようとしたならば、1日あたり16時間以上の勉強が必要となるため、これは効率云々の話ではなく、絶対に無理なのです。
とはいえ、よほどのことが無い限り中学1年生の頃から継続して地道な努力を続けることは難しいでしょう。
ある人は中3の夏で、ある人は高校受験に失敗して、・・・そしてある人は土壇場の高校3年生の夏などにスイッチが入るのかもしれません。
そのスイッチが入るタイミングは早ければ早いほど合格の確率を高めますし、そのや〇気スイッチ的なものは君自身で入れなければなりません。
もちろん私たちも全力で発破をかけますよ??
(塾生諸君はご存知の通り)都築先生なんてめっちゃおっかないですよね・・・。
だけどどんなに他人に促されたところで、興味のない『ダーカウ』をやろうなんて思わないはず。
※『ダーカウ』・・・紀元前5世紀の中国に起源を持つベトナムのスポーツ。羽根のようなものを蹴って地面に落とさないようにする。ちょっと楽しそう。
・・・なんて偉そうなことを言っている山口ですが、高校3年生の春までは偏差値40以下でしたし、本気で勉強しだしたのはゴールデンウィーク明けくらいだったことをお伝えしておきます。
最終的に合格したのが同志社大学や立命館大学でしたので、これをもって成功とするかどうかは少し疑問が残りますが(第一志望には落ちましたので)、英語と国語だけは偏差値70を超えたことをお伝えしておきます。
ただ、夏以降はほとんど不眠不休で勉強したので、本当に頭がおかしくなりそうでしたが(笑)。
でも、今回ご紹介したような医学部を目指すような中高生の努力は誰にでもできるとは言い切れませんが、山口程度の努力なら誰でもできます。
できないのだとしたら、本当のところやる気がないのか、それほどその大学に行きたいわけではないのです。
本当にその大学に行きたければ、誰に言われるでもなく自然に努力するはずです。
今までも、そしてこれからも、当塾はそんな中高生諸君を応援する塾でありたいと願っています。
・・・さ~て今日も追い込みや!
高校3年生諸君の受験対策のため、私たちも負けず劣らず・・・いや、それ以上に頑張ります!
※体験授業はお気軽にどうぞ!