判断が遅い(by〇滝左近次)

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雑談

【マイナビ学歴フィルター事件】

さて、先日ニュースを観ていたら...、いや、正直ギターを弾きながら観ていたので、細かい内容はよく分からないのですが、どうやらマイナビさんが間違えて、学生さんに(…これって学歴フィルターかけられてんじゃないの??)と思わせるようなメールを送ってしまった、とのことでしたが...。

個人的には『それは当然のこと』と思っています。

誤解のないようにお伝えしますが、学歴が全てとは思っていませんし、山口の友人でも、家庭の事情で中卒だったけど、その後通信制で高校も大学も卒業して、今はファイナンシャルプランナーとして独立、大阪で家を2軒建てたという苦労人がいたりします。

学歴がなくても、それを跳ね返せる人間はいます。

ただ、それは本当にごく少数ですし、東大京大早慶などに合格するよりも難しいと感じています。

これらの難関大に合格する受験生は、毎年数万人出るわけですから。

確率で言えば、難関大に合格する方がはるかに高いと言えます。

話を元に戻しまして。

企業側からすれば、『学歴フィルター』なんてあって当たり前だと思っています。

『学歴で人を判断するなんてけしからん!』というのは、採用される側の言い分であって、雇う側からしてみれば、たったの数十分、4次面接まで行くとしても延にして数時間で、大切な会社の一員となってくれる人材を見極めなければならないのですから、逆に学歴フィルターかけずに何でその人のこれまでの歩みを査定すればよいの??ということになります。

正直なところ、当塾のような場末の学習塾ですら学歴フィルターはあります。

当然ですが、中高生にとっても、自分が目指している大学よりも、偏差値が低い大学を卒業している先生に教わりたくないでしょうし、保護者様としても当然安心して預けられないはずです。

例えばお医者さん。

お医者さんは知識と、外科医であればその手技の技量がもちろん肝要となりますが、それでもできれば高学歴のお医者さんに診てほしいというのが人情でしょう。

今はもうどの大学でも偏差値が65を下回るところはありませんが、たったの30年前には、偏差値が50を切る私立の医学部はゴロゴロあったのです。

歯に衣を着せずに言わせていただくならば、『勉強をしなくても、お金さえ払えば入学できる医学部があった』ということになりますが、そんな時代の私立大学の医学部を出たお医者様よりも、一生懸命努力をして、最難関の医学部を卒業したドクターに命を預けたいものです。

この辺はぜひぜひ『医学を選んだ君に問う』で検索してみてください。

車にしたってそう。

まったく勉強を頑張らなかったエンジニアが作った自動運転装置を搭載した車よりも、工学についてしっかりと学んだエンジニアが作った車に乗りたいと思うのは当然のこと。

トヨタやホンダなどが学歴フィルターをかけているのはこれまた当たり前のことで、新進気鋭の学歴がないエンジニア集団が作り上げた車に乗りたいとは普通は思いません。

採用する側からすれば、そりゃあみんなが遊びたい盛りの中学・高校・大学時代に一生懸命に学問に打ち込んだ若者と、その貴重な時間を適当に遊んで過ごした若者では、前者が有利になるのは当たり前のことで、それを棚に上げて『学歴で人を判断するなんてけしからん』とは敗者の弁にしか過ぎません。

【それだけじゃない!学歴で恋愛・結婚フィルターから外されることだってある!】

小学生や中学生・高校生の頃、モテル男子の条件は『スポーツができる(特に野球やサッカー、バスケ)』『短距離走が早い』『おもしろくてクラスの人気者』といったところです。

『勉強ができる!』はその条件に入らないどころか、むしろマイナスに作用することだってあり得るかもしれません。

少なくとも、山口の中高時代はそんな感じでした。

しかしそれが大学に入ると少しずつ様子が変わってきます。

『話がおもしろい人』は相変わらずモテていますが、運動神経がお付き合いの条件に入ることはまずありません。

そもそも、運動神経が良いか悪いかなんて、社会に出てからは判断のしようもありませんし、それで大金を稼いでいるアスリートでもない限り、お付き合いする条件でプラスに作用することは無くなるはずです。

中にはアルバイト先でお付き合いがスタートするケースもあるでしょうが、その頃から学歴フィルターはお付き合いの条件に入りはじめます(※もちろん、学歴なんかで人を判断しない人もいるにはいるでしょうが)。

そしてこれが大学を卒業して、いよいよ社会に出て自分の力でお金を稼がなければならなく頃、もうもはや『運動神経の優劣』や『トークスキル』などが交際の条件に入ることはほとんどなくなります。

いや、もちろんお付き合いしていく以上、『トークスキル』はあった方が絶対にいいですけどね。

それよりも長い長い人生を生きていく上で、『好条件の仕事に就いていること』、これが最大にして絶対必須の条件となります。

厳しい話、『愛さえあればお金なんて』では生きてはいけませんから。

いや、そりゃあ何とかかんとかして生きていくことはできるでしょうが、きれいごとは抜きにして、経済的にゆとりがあったほうが、QOLが上がるのは間違いありませんので。

男子諸君は、大切な人とその家族を守っていくために、少しでも好条件の仕事に就く必要がありますし、女子のみなさんも経済的に自立できる力を身につけておくのに越したことはありません。

そのためには学歴です!

どんなに君が大学で素晴らしい研究をしても、地道な努力を継続していたのだとしても、学歴フィルターではじかれてしまったら何にもなりません。

(なんかまた山口がいやなこと言ってるわ~...。)と思われるかもしれませんが、ただの事実なんです!

学歴なくして医者や弁護士にはなれませんし、一部上場している企業には確実に学歴フィルターは存在しています!

どんなに『弊社には学歴フィルターは存在しません』なんて謳っていても、そんなの人事の胸先三寸で決まってしまいます。

みなさんが大学を卒業してから始まる、本当の意味での長い長い人生、人生100年時代なのですからおそらくは60年は続いていくでしょう。

その60年が、たったの『中高の6年間程度』で決まってしまうのです。

というわけで、相変わらずとりとめのない文章になってしまいましたが、まもなく授業が始まりますので本日はこの辺で。

あ、タイトルと何の関係もありませんでしたね。

【判断が遅い】

一応取ってつけたような感じにはなってしまいますが、『受験はスピード命』。

いつスタートするかで全てが決まります。

難関大対策を中学1年生からスタートするのか?それとも高校3年生からスタートするのか??

どちらが有利なのかは言うまでもありません。

中高生のみなさんの一日一日はまさに珠玉、たった一日をいい加減に過ごしてしまうだけで、受験的には大きく後退することになります。

本当に判断が遅いことにより、人生に関わります。

この世界に入ってそれなりに長い時間を過ごしましたが、(もっと早く来てくれていたら...)と思わせる受験生に数えきれないほど会ってきました。

特に高校2年生。

今から本気になるか、高3の春から始めるのかでは雲泥の差です。

この3,4か月は志望校のランクを上げるか下げるかで決定的な違いを生みます。

だから今、今始めてください!

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