とある東大生に教えてもらった数学必勝法
ちなみに篠原先生ではありません。
ちょっとした縁があって、たまたま前職で知り合うことになったのですが、彼もものすごかった。
センター試験は両方満点、東大二次試験も『満点かどうかは分かりませんが完投はしましたね。』とのこと。
すごい・・・。
篠原先生ほどではないけど充分ものすごい!(※篠原先生は数学を趣味だと思っている変〇なので)
そんなH先生なのですが、もちろん当塾でも指導をお願いしたかったのですが・・・いかんせん、山口の比ではないほどのスパルタ教師でしたので、お声がけは遠慮させていただきました。
え?反社なの??・・・というくらい言動がきつかったですね・・・。
まあそういう面からも、自分は篠原先生の方がいいですね!
そんなH先生に、『僕が今から高等数学頑張ろうと思ったら何からやればいいかな?』と聞いてみたことがあります。
すると彼はこう答えました。
『山口さんって公立高校入試の数学、満点取る自信ありますか??』
・・・ないかな。
相似と空間図形は落して、ケアレスミスも含めると、多分13,4点くらいかなと(※当時の公立高校入試は20点満点でした)。
『だったら新研究からやり直してください。』
え!そうなの!?
でも山口はいいけどさ、(時間がない)高校生はそうはいかないんじゃない??
『でもよく考えてみてください。中学生の問題が7割しか解けない。ということは、山口さんは10ページの課題があったとして、3ページビリビリに破いて先に進んでいるようなものなんです。』
むぅ・・・確かに。
『そんなことを繰り返しながら、理解していないものが積もり積もって、高校生の内容に入っていくんです。』
『特に進学校が使っているテキストってめちゃくちゃ難しいし、課題も多いですよね?何の説明もなく、ドイツ語で授業を受けているようなもんです。これで高等数学できるようになったら天才ですよ。』
なるほど、まあ確かに。
『だからまずは自分に何ができないのかをしっかりと把握し、それが九九なら九九まで遡るんです。』
言語化してみると『当たり前のことを言っているだけ』ですね。
そう言えば篠原先生も、『最強の参考書は教科書』と言ってましたね。
これは英語にも通じるところですが、分からなかったら分かるところまで戻らなければならない。
ただし、とんでもない時間がかかるということを理解しておかなければなりません。
山口はよく、『平日2~4時間、休日は10時間勉強!』なんて言ってますが、それは順風満帆な受験生の話。
ニガテなものを分かるところまで遡って、そこからさらに受験レベルに引き上げるには、本当に膨大な時間がかかります。
まあそんなわけで、必勝法なんて言いましたが結局のところ、『めちゃくちゃ時間をかけるしかない』ってことなんでしょうね。