英語の早期学習の可能性
正直これにはある程度の是非はあると思います。
『英語学習のスタートが早ければ早いほどよい』、というわけではないのでしょうが、それでも少なくとも当塾の場合は、今のところは早くスタートして失敗した例はありません。
(※一応当塾で今、一番英語の偏差値が高い塾生は高校2年生の冬に入塾してくれた高校3年生ですので、その限りではないことは付記しておきます。ですが彼の場合、入塾時点でほとんど完成されていたのも事実です)
今現在、山口が英語の指導を担当している小・中学生の学年はこういった感じです。
・小学校6年生・・・2名
・中学校1年生・・・1名
・中学校2年生・・・3名
・中学校3年生・・・0名
(※講習で3名指導、3名ともに2学期の期末テストでは満点を取りました)
進度で言えば全員分詞構文を終了していて(※西尾高校だと今2年生が授業を受けているところです)、一番進んでいる中学2年生は高等比較級の重たい所が終わっています(※刈谷高校、岡崎高校だと2年生の1学期で終える内容です)。
もちろん公立中学校で学ぶ内容は全て終了しています。
全員大学受験の過去問を使用した演習に取り組んでもらっているところです。
何度も紹介させていただいておりますが、このノートの取り組みを実践しているのが何と中学1年生の女の子です(※もちろん、彼女も分詞構文まで終了しています)



(LEAPという単語帳を使って、彼女が主体的に取り組んでいる学習。本当に素晴らしいです。これこそが某高校の校長先生が言う、『主体的に自分で学ぶということ』なのだと思います。これができる高校生が果たしてどれほどいるのか・・・と思わずにはいられません)
以前のブログでも書かせていただきましたが、今私が担当している6名の中学生、断言しますが高校生になってから受けるいわゆる進研模試などでは、『確実に偏差値75』を超えます。
超えなかったら山口の指導力不足だと思っていただいて構いません。
彼らや彼女たちがどの高校に進むかはまだ分かりませんが、仮に刈谷高校や岡崎高校に進んだとしても、学年20位以内に入るはずです(※飽くまでも英語に限定した話ですが)。
改めて感じていることですが英語に限らず、すべての学問はいくらでも早く始めることができます。
言うまでもないことですが、大学受験の対策を高校3年生から始めるのか、中学生や小学生から始めるのか、どちらが有利なのかは言うまでもありません。
そして多くの誤解を生んでいるような気がするのですが、学問を早くスタートさせて不幸なことなどありません。
『そんなに小さい頃から勉強させるなんてかわいそう・・・』
自分からすれば高校3年生まで放置されて、突然『じゃあ今日から9か月で大学入学共通テストと私立大学受験、国公立二次対策を頑張ろう!』と言われる方がよほど不幸です。
うちの塾生達はみな自分の意志で、意欲的に学んでくれています。
学問を始めるのに遅すぎることはありませんが(私も未だに学んでいる最中ですので)、早すぎることもないのです。
【公立中学校に通うことで生じるデメリット】
相変わらず英語限定の話です。
私が新規の高校生を担当するとき、一番苦慮するのが『間違って植え付けられた知識を取り除き、正しい学習法を伝えること』です。
一番分かりやすい例は助動詞の”will”ですね。
“will”という助動詞は例外なく、全ての中学校で『~だろう』と叩き込まれますし、辞書にすらそう書かれています。
ですが”will”にそのような意味はありません。
『~だろう』は”would”ですし、仮に”will”で『~だろう』という意味を補足すたければ必ず”probably”などの副詞を添えなければなりません。
これは山口が勝手にそう言っているのではなく、マーク・ピーターセン先生という英語と日本語を専門とする言語学者がそう言っているのです。
英語圏だと天気のニュースですら、”will”を単独で使用することは絶対にない、と断言されています。
もう一つ、日本語学習の悪しき習慣『返り読み』ですね。
本当にこれは不幸としか言いようがありません。
例えば次のような英文に遭遇した時、公立中学校で返り読み、つまり『後ろから訳す』を叩きこまれた高校生はとんでもない訳を出します。
“I drove through the morning, before taking a break at a boat launch site where I brought out a piece of my cinnamon bread to feed a lone seagull I saw.”
(後ろから不自然に訳した和訳)
『私は私が見たひとりぼっちのカモメに餌をあげるためにシナモンパンを取り出した船着き場で休憩を取る前に、午前中ずっと運転していた。』
もちろん国公立の二次記述試験でこんな変な日本語を書いたら×です。
しかし私たちは公立中学校で、
“I am going to America to learn English.”を『私は英語を学ぶためにアメリカへ行く予定です。』と”後ろから訳す”よう、徹頭徹尾叩き込まれてしまいます(※言うまでもなく、私はそのような指導はしません)。
先ほどの英文は後ろから訳す必要などまったくなく、全て前から、目に入ってくる順番通りに訳すことができますし、そうすべきです(特に長文読解などでは)
(正しい和訳)
〇『私は午前中ぶっ通しで運転をして、それから船着き場で休憩を取った。そこで(where)シナモンパンを取り出し、目に留まったひとりぼっちのカモメに餌をあげた。』
どちらが自然な日本語なのかは言うまでもありません。
これはほんの一例に過ぎませんが、公立中学校で3年間、徹底的に誤った知識や学習法を叩きこまれた高校生に、新しい情報、正しい学習法を伝えることは一筋縄ではいきません。
『英単語を自動詞と他動詞を意識して覚える』『和訳を書く際にはきちんと漢字を使って、英語と日本語を相互に関連させながら文章を書く』、こういったことまで含めて良いのであればキリがありません。
(※とはいえ、私は公立中学校の英語の先生方が間違っているとは思いません。文部科学省が指導内容を決定し、そのように指導するように仰せつかっているのですから仕方のないことです)
英語学習を遅くスタートさせて得することなどまったくありません。
大学受験で最も時間がかかると言われている英語を放置して・・・いや、放置するどころか誤った知識を叩きこまれてしまった受験生は不幸としか言いようがないのです。
少しでも早く、正しい学習法で英語を学べば、それだけ他の教科にも時間を割くことができますし、それこそ部活動などで青春を謳歌することもできるでしょう。
受験本番を控えていたため、ここ2か月ほどは表立った『成績優秀者発表』をしませんでしたが、今月末から来月にかけて、少しずつ紹介させていただきます。
そんなわけで大分先にはなってしまいますが、未来の新塾生の募集(2027年度)を再スタートさせていただきます。