来たれ西高生、東高生!頑張れ西高生、東高生!!(この2か月間、ひたすらこんなものを作っていました)

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教室長ブログ

【当塾は西高生、東高生を応援しています!】

山口のブログでは定期的に成績優秀者を発表させていただいておりますが、そうするとどうしても刈高生や岡高生に偏ってしまいます。


ですがこれだけは声を大にして言いたい。


『当塾は地元の西高生、東高生を応援しています!』


元々長崎県出身の自分が、『西尾ってすごい!ここに骨を埋めよう!』と決めたのは、自分の前職が西尾市であり、その時に知った西尾高校と西尾東高校の存在があまりにも大きすぎたためです。


今の西高生や東高生には想像もつかないかもしれませんが、当時の2校は課題量もものすごく多くて、だけど高校生諸君もそれに文句を言うことなく、必死に勉強していたんです。


もう本当にかっこよかったですよ。


こんなにすごい高校が2つもあって、こんなに頑張る高校生たちがたくさんいる西尾知ってすごい!、心の底からそう思ったのでした。


だけど残念ながら、この10年間ほどで大きく変わってしまいました。

様々な理由があると思います。

・両校の先生たちがガラリと変わった

・愛知県の公立高校入試がオールマークになった

・少子高齢化

・・・挙げればきりがないとは思いますが、でもそれは愛知県の高校生全員に共通していること。


西高や東高だけの事情ではないはずです。


自分はもう一度西尾高校と西尾東高校に、当時と同じような輝きを取り戻してほしいと本気で願っているのです。


もちろん、刈高生や岡高生が増えたことは塾としては本当に喜ばしいことです。


だけどみな同じ高校生ですからね。

同じ公立中学校の授業を受けて、同じ公立高校入試対策を3年間頑張って高校に入学しているんです。


学習した内容と量には全然差はないはず。


それなのに、たったの3年弱で大きな差がついてしまうのは悔しいじゃないですか。


そんなわけで今はありがたいことに教室がパンパンになってしまいましたが、2年後3年後にはもっともっと西高生や東高生が増えてほしいと願っています。




【※ここから先は読まなくてもいいです。この2か月間、こんなものをひたすら作り続けていました】

(以下は今年超難関大を受験する塾生のために、山口がしこしこ内職して作った、いわばオリジナルテキストです(引用文は『知られざる英語の素顔』(山崎竜成著)より)



第32章『クジラ構文でも強い肯定をあらわすことがある!』

People seeking money are quick to make use of the latest discoveries and promote them to the desperate-for-a-cure market, regardless of how remote the connection between the discovery and any likely health benefits might be. Exposing yourself to radiation in the hope of feeling better was no more ridiculous than, say, drinking what amounts to a few teaspoons of plain water as medicine, which is called homeopathy and is extremely popular today. (東京医科歯科大学)

(山口の駄文)

“Wizardly is no more exciting than “Pokemon” is (exciting) !”

これは果たして『”Wizardly”が面白くないのはポケモンと同じくらいだ。』…なのでしょうか?

(“Wizardly”…何それ?)と思うかもしれませんが、ポケモンとその面白さを知らない人はいないはず。

そうなんです。実は私たち日本人も、『否定の言葉を使ってより強い肯定を表現することがある』のです(こじつけ)。

この英文の真の意味は、『”Wizardly”はあり得ないくらい面白いよ!ポケモン級だって!』、なのです(※山口が作った文章ですので間違いありません)。

(まずは京都大学の過去問を復習)

New discoveries may conceivably lead to dramatic , even “revolutionary” shifts in the Darwinian theory , but ①the hope that it will be “refuted” by some shattering breakthrough is about as sensible as ②the hope that we will return to a geocentric vision and discard Copernicus .  (2002年)

※おそらく見覚えがあるのではないかと思います。

この英文に関しては『ただの原級比較』なのですが、『①のhopeと②のhopeが果たして同じくらいsensibleなのか?』という問題でした。

①のhope⇒『ダーウィンの理論が何か衝撃的な大発見によって、誤りであると証明される期待』

②のhope⇒『天動説に帰り、コペルニクスの地動説を捨てるという期待』

①と②双方とも、”sensible”どころか”absurd(ばかげている)”内容です。

今回は原級比較だったわけですが、いずれにせよ英語の比較構文は『比較対象によってその内容が決まる』というものでした。

(1)He is old. 『彼は年寄りだ(多分60歳以上)。』

(2)He is as old as I am. 『彼は私と同じ年齢だ(18歳)。』

※つまり恐らく、『比較級の文だろうが原級比較の文だろうが、内容がポジティブなのかネガティブなのかは比較対象によって決まる!』・・・と言うことなのだと思います。

(全訳)

『数々の新たな発見は、ダーウィンの進化論における劇的な、いやむしろ「革命的な」変化に至るかもしれないとは考えられるが、ダーウィンの理論が何か衝撃的な大発見によって「誤りであると証明される」のを期待するのは、天動説に帰り、コペルニクスの地動説を捨てることを期待するのと同じくらいばかげている。』


そういえば、文法書などでクジラ構文について説明されるとき、このような例文が引用されることがあります。

(a) He is no taller than I am.

(b) He is not as tall as I am.

この2文はどちらも同じ意味なのだと。

つまり、クジラ構文にせよ原級比較にせよ、根っこのところでは『AもBも同じである』と言っているのではないかと。

ただ、”no”という強い言葉を使っているため、9割方否定の意味になるけど、ごく稀に強い肯定の意味になるのではないかと自分は思いました。

そこで冒頭の駄文に戻ります。

(例文)『”wizardly”の面白さはあり得ない(あり得ないは本来否定表現)って!ポケモンと同じくらい面白いよ!』

多分”wizardly”というゲームについて知っている人はほとんどいないと思います。

しかし『ポケモン』を知らない人はいないでしょう(あの篠原先生もハマっているくらいですので)。

そして私たち日本人も、『あり得ない』という強い否定の言葉を、強い肯定の意味で使うことがあるのです。

“Wizardly” is no more exciting than “Pokemon” is!”


『”Wizardly”はマジであり得ないくらい面白いよ!(みんな知ってる)ポケモン級だって!』・・・といった感じだと思います。

これを踏まえてもう一度先ほどの英文を確認してみましょう。


【32-(5)】

People seeking money are quick to make use of the latest discoveries and promote them to the desperate-for-a-cure market, regardless of how remote the connection between the discovery and any likely health benefits might be.

(1)Exposing yourself to radiation in the hope of feeling better was no more ridiculous than, say, (2)drinking what amounts to a few teaspoons of plain water as medicine, which is called homeopathy and is extremely popular today.

(1)『気分が良くなることを期待して我が身を放射線に晒すこと』

(2)『ただの水数杯分を薬として飲むこと』

どちらも全開でありえないほどばかげた話だと思います。

ですのでこの部分は『(1)気分が良くなることを期待して我が身を放射線に晒すことは、ただの水数杯分を薬として服用するのと同じであり得ないほどばかげているのだ。』


(全訳)

『金儲けをもくろむ人は最新の知見にすぐ手を出し、治療法を心待ちにする市場に売り出す。その発見と期待される健康上の効果の関係がどれだけ希薄でも関係ないのだ。気分が良くなることを期待して放射線を浴びるのはばかげていたが、ただの水を数杯分、薬と称して飲むことだって同じくらいばかげている。これはホメオパシーと呼ばれ、現在では非常に人気が高い。』

・amount to A : 『Aに相当するもの⇒ただのA』


※あとは山崎先生が用意してくれた各英文をチェックしてみてください。

そういったわけで、クジラ構文にせよ原級比較にせよ、単純に見た目で肯定なのか否定なのかを決めるのではなく、飽くまでも内容で判断する姿勢が必要なのだと思います。

本来であれば、クジラ構文はノンストップで否定文!…なのですが、私たちが強い否定を使って強い肯定を表現するように、クジラ構文にもその可能性があるのだと懐に忍ばせておく必要があると感じました。

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