名大大学院生のノート
いよいよ当塾も今年最後の開校となりました。
一昨日の(若干いやみな)ブログが功を奏したのか、昨日はいつもより多くの高校2年生が登塾してくれました。
高校2年生の塾生諸君は、(・・・なんか自分たちだけ特にうるさいな~)なんて思っているかもしれませんが、本当に本当に君たちが置かれている状況は厳しいのです。
多分学年集会で散々言われていると思いますが、君たちは滑り止めがまったく滑り止めにならず、現時点でA判定が出ていたとしても、安心材料にはなりません。
A判定が出ていなければ言わずもがなです。
関東や関西、名古屋などのエリアでは早めに受験モードに入っていきますし、4月になれば今の現高校3年生の浪人生たちがライバルとして加わってきますから、偏差値が下がることはあっても、上がるなんてことはそうそうありません。
これは塾生云々関係ありませんが、今の時点でC判定以下の厳しい結果が出ているみなさんは、より一層気を引き締めて頑張ってください。
さて、そんな当塾も少しずつ年の瀬の大掃除の準備をしていましたが、こんなものが5冊ほど出てきました。
当塾の名古屋大学院生講師、板倉先生の数学のノートですね。
西尾高校卒で、センター試験では810点取り、現役で名古屋大学合格、その後もとんとん拍子で大学院をこの春卒業予定で、すでに東証一部上場企業の内定をもらっている先生です。
もう5冊びっしり埋め尽くされていますね。
もちろん板倉先生、とても学力が高いのですが、改めて頭がいいから第一志望に合格するのではなく、努力をしているから第一志望に合格するんだなとしみじみ実感しました。
よくラーメン食べながら、西高に通っていたころどんな勉強をしていたのかについて話すのですが、毎回特に有益な情報は得られません(笑)。
ただ地道に努力する、それだけなんです。
聞けば板倉先生、センター試験の理系科目はほとんど満点だったらしいのですが、学習法は『ただ教科書をひたすら反復しただけ』なのだそうです。
英語についても『通学の時間を全てターゲット1900の暗記にあてて(ちなみに吉良中出身です)、文法は学校の授業をしっかりと聞いただけ』だと言います。
あとは空いた時間は全て復習(平日5時間、土日10時間)。
なるほど・・・。
でもまあシンプルですが、確かにここまでやれば確実に成績が上がりそうな気がしますね。
ただしこれをサボらずに、毎日継続するのは簡単なことではありません。
結局のところ何かと理由をつけて、(今日一日くらいいいでしょ。)という思考を持っていたら、これをやり切ることはできないでしょう。
ちなみに余談ですがこの板倉先生、去年も今年も年末年始は研究室で過ごすそうです。
それくらいやらないと、現在進行中の研究が追い付かないのだそうです。
もちろん、当塾でも担当生徒を抱えているので、そのこともあって大変になっているのでしょうが・・・(あと少しなんで、もうひと踏ん張り頑張ってください 笑)。
・・・というわけで、今日も本当に地道な普通の話しか出てこず、何か劇的な特効薬的な話を期待していた受験生諸君には苦行でしかなかったかもしれませんが、ぜひぜひこのブログの板倉先生の学習法が、みなさんの刺激になればと願ってやみません。
受験生はあと少しの辛抱です。
あと高校2年生の諸君、君たちももう受験生です。
しかも俵に足がかかった状態であることを心にとどめ、受験生に負けないくらい勉強を頑張ってくださいね!