『本日は入塾をお決めにならず、一度お家へ持ち帰ってください』
というわけで今週現時点での3名様のご入塾が決まりまして、まだ3名様の体験授業が予定されています。
体験授業を受けたお子様や保護者様はご存知の通り、山口は毎回最後に『今日お決めにならず、ゆっくりご検討ください。』とお伝えしております。
理由の一つに、『今日入塾するかどうか、即決してください!』というのは塾側のメリットしかなく、すぐに決断を迫られてもご家庭には何のメリットもないのです。
ご家庭のメリットが最優先されるのであれば、人生を決める大切な塾選びだから、可能であればできる限り多くの塾の体験授業を受けてみて、しっかりと検討できるような環境を提供するべきだと考えています。
だからぜひ、西尾市内にある色々な塾さんとしっかりと比較していただいた上で、決めてほしいと思っています。
そしてもう一つは、単純に講師の数が追い付かなくなってしまうことを懸念しています。
当塾は完全1対1のマンツーマン指導なのですが、変な話、1対2にすれば今の2倍、1対3にすれば3倍楽になります。
先生1人あたりに、同じ時間でお子様を2名、3名指導させていただくわけですから。
ただ当塾は、『生徒一人1人に合わせたカリキュラムを作る』『もちろん指導もそれに合わせて進めていく』というところが基本の前提となっておりますので、指導の仕組みを変更するつもりはありません。
塾の利益が最優先されるのであればそれもありなのでしょうが、当たり前の話、『当塾を選んでくれるお子様の希望を叶える』というところが一番ですので…。
誤解のないようにお伝えしておきますと、飽くまでもこれは当塾の理念であって、『1対2』や『1対3』、それこそ集団授業や映像授業が悪いと言っているわけではありません。
塾や予備校の先生方というのは当然、『うちが一番なんだ!』と信じている方々ばかりでしょうし、最終的にどこを選ぶかはお子様と保護者様なのです。
ですから山口の言葉を鵜呑みにせず、ぜひぜひ色々な塾でしっかりと話を聞いた上で判断していただけたらと願います。
そしてこれが実は最大の理由なのですが・・・。
当塾に通うと決めていただくにあたり、同時に覚悟もしてほしいと思っています。
これも誤解を恐れずに言わせていただくと、当塾の体験授業は『どこよりも分かりやすい』と思っていただける自信があります。
ただ、『授業が分かりやすい』=『成績が上がる』ではないのです。
当塾で時々『成績優秀者』や『合格体験記』などでご紹介させていただいております塾生たちは、当たり前の話ですが本人たちが並々ならぬ努力を積み重ねたからなのです。
『授業が分かりやすいからこれでしんどい思いをしなくても済みそう。』くらいの認識なのであれば、厳しい話塾には行かない方がいいくらいです。
それくらいだったら、塾には通わなくても、危機感を持って毎日一生懸命勉強する方が100倍マシです。
私たちが一番ベストだと信じていること、それはもちろん『完全1対1で、その子のためだけのカリキュラムを組み、その子のためだけの指導をさせていただく』ということですが、それだけでは絶対に成績は上がりません。
『分かりやすい授業で効率よく学習する』というのは大前提で、それに加えて『毎日学習する』というのが必須条件です。
野球に例えると(毎回野球ですみません)、ある高校の野球部にイチロー選手が就任したとします。
もちろん一流の指導と一流の環境が約束されるわけですが、当の本人が『イチロー選手が指導してくれるから、もう練習は週1でいいや。』なんて思ってたら、甲子園なんて夢のまた夢で、1回戦を勝ち抜くことすら難しいでしょう。
当たり前ですが、地道に練習を積み重ねた選手が集まった高校が、甲子園へ出場するのです。
今年の夏甲子園で優勝し、中日ドラゴンズに入団した根尾選手も、優勝インタビューで開口一番こういっていました。
『うちが日本で一番練習してきたんです。』
もうそれに尽きると思いませんか??
思うこと、願うことは私たちも同じで、『自分が一番勉強を頑張るんだ!』という覚悟を決めてほしいので、当塾では面談で『ぜひ、ゆっくり考えてください。』とお伝えさせていただいています。
テスト前や、3年生の夏休みや冬休みなんてのは、誰でも勉強するんです。
誰でも勉強するときに、同じ質や量の勉強をしても、ライバル達に勝てるわけがないのです。
みんなが勉強をしたがらない、1年生や2年生のとき、テスト前ではなくテストが終わった当日、遊びに行きたいとき、そういうときに勉強を頑張った中高生だけが第一志望に合格していくのです。
厳しい話、本当に最善を尽くして頑張った子でも、第一志望に必ず合格するなんて保証はないのです。
さあ覚悟を決めて頑張りましょう!
うちの塾じゃなくてもどこでもいいんです。
君に絶対に行きたい高校や大学があって、そのために頑張るという覚悟や信念があれば、勉強する場所はどこであっても満足のいく結果が出るはずです。
別に第一志望に対して、そこまでの思い入れがないのであれば、そんなに頑張らなくてもいいんです。
でも本当に第一志望に行きたいと思っているのであれば、そりゃあ何かを犠牲にしなければいけないでしょう。
ライバルたちは何かを犠牲にして頑張ってきた連中なのですから。
断っておきますが、犠牲にするといっても部活や趣味を犠牲にしてくださいと言っているわけではありませんよ??
ゲームやYouTubeなどの動画、漫画などの犠牲にしても差支えのないもののことを言っているのです。
部活は頑張ればいいじゃないですか。
打ち込みたい趣味があるんであれば、それもとことんやればいいじゃないですか。
その上で、犠牲にしても何の問題もないものを犠牲にして、勉強に打ち込んでくださいね!
さて、いつもよりもとりとめのない文章になってしまいましたが、本日も最後までお読みいただきまして、誠にありがとうございました。