今年も残りあとわずかとなりました
気付いたら昨日はクリスマスだったんですね!
まあ受験生にとっても私たち講師にとっても、クリスマスなんてまったく関係ないのですが・・・。
昨日は指導と本日の授業分の準備を終えて、珍しくフラッとドライブしてきました。
岡崎市⇒幸田市⇒蒲郡市といった感じでなかなかの長距離ドライブでした。
何の脈絡もなく出かけたわけではなく、実は当塾の塾生達がこのエリアから通ってくれているのです。
当塾が大手でこれらのエリアにも教室があれば良いのですが、残念ながら西尾にしか教室がないので・・・。
しかしこうして実際に車でこれらのエリアまで行ってみると、多くの塾生達に当塾を選んでいただいて、こんなに遠方から通ってくれているという事実にただただ身が引き締まる思いです。
もちろん、お家が遠い近いは関係ないんですけどね。
関係ないんですがこう・・・なんというかぐっとくるものがあるんですよね。
当然岡崎、幸田、蒲郡から西尾に向ってくる間に、それこそ学習塾は大手や個人塾を含めていくつもあるわけで(もちろん山口の前職の学習塾もいくつもあります)、数ある選択肢の中から当塾を選んでいただけていることは、感謝の気持ちと同時に少しだけ誇らしい気持ちもあります。
だからこそ私たちは100%以上の努力と準備をして、一生懸命に通ってくれている塾生のみなさんに全てを還元していかなければなりません。
今年も残すところあとわずかとなりましたが、受験生のみなさんはもちろん、非受験生のみなさんも全力で頑張りましょう!
【受験英語は使えるのか否か?】
みなさんもご存知の通り、結局のところ英語民間試験は頓挫してしまい、その大きな煽りを高校2年生が受ける形となってしまいました。
当塾はというと、どちらに転んでも大丈夫なように、注力ポイントは国立二次試験などで必須となるライティングの指導までに留めていました。
スピーキングに着手しなかった理由は、4技能の中で最も負荷が高く、今回の結果のようにもしも新基準の採点が導入されなかった場合、指導を受けていた塾生が受ける損害が最も大きくなるからです。
(あんなに対策したのに結局やらないの!)となってはモチベーションも下がってしまいますからね。
だからセンター試験レベルのものは早期段階で片づけて(早い塾生だと中3からセンター対策してました)、精読に力を入れた英文和訳、難関私立や国公立二次試験で必須の英作文に力を入れてきました。
結果としては功を奏し、英語を受講している当塾の高校2年生の英語の偏差値は、何とアベレージで70を超えています(もちろんこれからライバル達の学習量も増えてきますので、今後これを維持することはなかなか難しいでしょうが・・・)。
さて話を元に戻します。
今回なぜこのようなことが起きてしまったのかというと、そもそも文部科学省と大学側の意向に大きな乖離があったからです。
文部科学省が考える『英語の4技能に力を入れる』という考えは、もちろん論を待たずして素晴らしいものだと言い切れますが、何十万人という英語受験者を、ペーパーだけではなくスピーキング能力で測定することはまずまず現実的ではありません。
もちろんそのために民間試験導入を試みようとしていたのですが、ここで決定的な違いが生まれてしまいます。
そもそも大学側というのは、4技能の力など求めていないのです。
いわゆる受験英語というやつですね。
誤解を恐れずに言えば、大学側が受験生に求める学力、並びに大学へ進学してからの学習についていけるかどうかが測定できるのであれば、それがイタリア語でもアラビア語でも、スワヒリ語でも構わないのです。
その中で、たまたま公用語として一番強い英語が選ばれたというだけであって、乱暴な言い方をすればみなさんにコミュニケーション能力が備わっていなくても、受験を突破するだけの勉強を積んできたならそれでよしとしているのです。
だから少なくとも受験に英語が必要になるみなさんは、『受験英語の文法は実際のコミュニケーションには役に立たない』だの、『日本の英語力は世界的に見ても相当低い(これはこれで憂うべき事実なのですが・・・)』といった空虚な議論に時間と労力を割いても何の意味もありません。
そんなもの大学側は求めていないですし、そんなことを言う学生に来てほしいとも思っていないでしょう。
しっかりと英単語とイディオムを覚えて、文法もきっちりとマスターして、その上で難解な英文が読めてきれいな日本語に訳して、英作文もきっちりと書けるように勉強してきたのかどうかしか求めていないのです。
それに・・・そもそも受験英語程度が頑張れないのに、日常英語なんてマスターできるわけがない。
正直『アナと雪の女王』すら理解できないと思います。
アメリカとオーストラリアで計4年間留学していた都築先生の話ですが、それはもう地獄の日々だったそうで・・・。
何しろ『英語を学ぶ』ではなく『英語で学ぶ』わけですから。
みなさんの学校にたった一人外国人が混ざっていても、そのたった一人のために授業の難易度が落ちることはないでしょう。
もちろんそれは海外でも同じことで、英語は言わずもがな、数学も歴史も理科も・・・何もかも英語で授業を受けて、友人やホストファミリーとの会話ももちろんすべてが英語なわけです。
毎日毎日深夜まで勉強しても追いつかないくらいの学習量だったそうで・・・。
よく言われる『受験英語1,000時間(難関大は1,500時間)』『そこそこのコミュニケーションが取れるようになるまで5,000~7,000時間』『ニューヨークタイムズ系が読めるようになるまで10,000時間』『字幕なしで映画が見れるようになるまで15,000時間』必要と言われていて、正直受験英語のハードルが一番低いのです。
だから日本の英語力が相対的に低いと言われているのは、実のところその受験英語ですら、フィリピン・韓国・シンガポールなどにも学習量で劣っているだけの話なんですね。
さあなんかまた論点がずれそうなので結論!
四の五の言わず受験英語を頑張りましょう!
相変わらず支離滅裂になってしまいましたが、最後までお読みいただきましてありがとうございました!