保護者さまにこそ知っておいてほしい、教育の現場の裏側と真実
毎日新聞で驚愕のニュースを発見しました
http://mainichi.jp/articles/20170211/k00/00e/040/270000c
『京都』『TOEIC』『中学英語教員』で検索していただけるとヒットします。
こんにちは!
西尾市内では多くの公立中学校が学年末の真っ只中ですね。
本当であればそこにフォーカスしたお話をしたかったのですが、あんまりなニュースがありましたのでそちらをご報告いたします。
詳細は記事を直接ごらんいただくとして、大きく以下の通りです。
・京都府内の公立中学校の英語教員を対象に、府教委はTOEICの受験を奨励
・74人が受験
・目標とする基準点は730点であったが、合格したのはわずか16人であった。
・最高点は885点(ちなみに昨今では、現役大学生でもこれくらいは取ります)
・最低点は280点
・・・。280点というスコアは本当に厳しいものがあります。
オールマークの四択なので、適当に解答してもこれくらいにはなりますし、PART2が三択であることを加味すれば、適当に解答するよりも低い結果なのではないかと思います。
一般人の受験であれば何の問題もありません。
問題なのは、彼らが現職の英語教師で、今もなお中学校で指導をしているという事実なのです。
本当に厳しい言い方になりますが、280点という点数は中学生でも取れる点数です。
つまり、中学生くらいの学力の先生が、中学生に指導している例もあるということです。
そしてこれを懸念し、『民間の英語教育関係者が、中学高校の英語の先生を指導する』という流れが生まれつつあるとのことですが、これはなかなか難しいものがあるかもしれません。
ここ三河では、刈谷市が先駆けてこの動きに力を入れているとのことですが、安城市ではなかなか進んでいないと聞いています。
さて、この大きな流れについては以前から話していますが、これはいよいよここ西尾市内においても対岸の火事ではなくなります。
私はFIX塾生全員に必ずこう聞いています。
『英語の先生は後ろから訳しなさい』と指導してくるか否か。
英語の文章を後ろから訳す、という行為は日本語に合わせた訳し方であるため、高校受験英語くらいなら有効ですが、高校に入ってから出てくる文法や長文読解には全く歯が立たなくなります。
会話においても同様です。
当たり前ですが、ネイティブスピーカーは相手が発した言葉を後ろから訳す、などということはしません。
次から次に話しかけられたら、当然戻ることなく、聞いたものを聞いた通りに理解していかなければなりませんよね?
この『後ろから訳す』という行為は『返り読み』と呼ばれていますが、これが有効なのは、『比較的平易な文章で、一つの文章が短く、なおかつ目に見える文字で書かれている』ことが条件となります。
これも当たり前ですが、『リスニングを聞き終えてから戻る』、などということはできませんよね?
話を戻します。
『英語の先生は後ろから訳しなさい』と指導してくるか否か。
残念ながら、ほとんどの先生が『後ろから訳しなさい』と指導をしています。
とはいえ、これは仕方のないところもあります。
日本語にどっぷりつかって生活してきた私たちにとって、異なる言語体系である英語を集団授業でマスターするのは非常に困難なのです。
均一化された指導で受験英語の対策を取るならば、この『後ろから訳しなさい』と指導するのは無理もない話です。
実際のところ、私が中学校の英語教師であれば同じことを言います。
ですが、これからはそれでは全く通用しなくなります。
これから先は、これまでまったくなかった『話す』『書く(書くとはネイティブ並みの文章を書くということです)』という二技能が、中学高校の指導に盛り込まれます。
当然のことながら、受験もそうなっていくということです。
そうなったとき、冒頭の話に戻りますが、京都府の例のように、『TOEIC280点の教師が指導をする』などということは絶対にあってはならないことです。
みなさんの中学校や学習塾ではどうでしょうか?
そして、この『返り読み』による弊害はほんの一部の話です。
これから大きく変わっていく『英語の授業と試験』については、これまでの概念を全て捨てて、根底から変えた取り組みが必要となっていきます。
お子さんが『英語の授業が全然分からない・・・。』などと言ってはいませんか??
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さて!
受験生も非受験生も今が正念場ですね!
最後の最後まで頑張りましょう!