毎年この時期、高校2年生は顔面蒼白になるのですが…。

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教室長ブログ

ほとんどの高校で、2年生は1月中頃から月末にかけて、記述模試と共通テスト模試を受験することになります。


ほぼ100%に近い高校2年生が、この模試で自分が置かれている厳しい境遇を理解することになります。


何せとにかく分量が凄まじい!



共通テストの5教科7科目、そして国公立二次を想定した記述の問題を本番と同様の形式で解くわけですが、とにかくあまりにも多すぎる。



そんなことは毎年のことであって、当然こちら側はそんなことは想定していて厳しい課題を出し続け、叱咤激励するのですが…・


そんな当塾の塾生でもほとんどの2年生が顔面蒼白になります。


まず『余裕でした。』と答える塾生はいません。



率直な感想なのですが、高校2年生の冬まで、然したる対策もしなかった受験生は、もうまず間に合わないです。


大学入学共通テスト本番まであと350日程度。


たったこれだけの月日で、

『大学入学共通テスト』

『国公立二次対策(※記述)』

『私立対策』

が終わるわけがないのです。



【ところがどういうわけだか、ほとんどの高校ではこのことには触れません】


山口は仕事柄、例外なくすべての高校生に

『学校の先生は課題出してくれないの?』


『厳しい声掛けはしてくれないの?』と確認します。


まずほとんどの高校生が、

『課題なんてほとんど出ないし、出たとしても厳しく言われることはないです。』

と返ってくるのです。


これはもう本当に大変なことなのです。

(※もちろん彼らがウソをついているのでなければですが)。



その一方で、岡崎高校や刈谷高校のような進学校の方が、厳しい課題をガンガン出して、厳しいことも言ってくれるようです。

(※もちろん、旭丘や開成灘のように、『課題をやるもやらないも君たちの自由や!』という放任主義の超進学校もあるわけですが)。



本来逆でなければならないと思うんです。



そりゃあね、高校生ですよ?


ましてや、公立高校入試しか体験したことがない遊びたい盛りの高校生です。


もちろん、言われなくてもきちんとやる高校生だって一定数はいます。



でもやっぱり、経験したことがないことの大変さを知ることはなかなか難しい。



K2(※エベレストよりはるかに危険な山)に登るが何となく大変だとは分かっていても、その大変さの度合いを100%で理解することはかなり難しいでしょう。


それも誰に言われるでもなく、ひとりで。


だから誰かが伝えなければならない。




それは本来高校の先生であり、ご両親であり、塾や予備校講師でなければならないはず。


だけど、本当に高校の先生が何もやってくれないというのであれば、その責任はご両親や塾講師が担わなければなりません。


しつこいようですが、山口が高校の授業を受けているわけではありませんので、もしかしたら高校生諸君がウソをついているかもしれません。


さらに言えば、誰かに言われなくてもきちんと自主的に学習できる高校生がいることも知っています。



しかし受験生諸君と保護者様は、万が一のアキレス腱に備える必要があります。



高校2年生の1月まで、何も知らずに何となく高校生活を送って、突然受験した模試で受験本番の厳しさを知ったところで、時すでに遅しなのです。



【人間とは忘れる生き物】


先日紹介した中学2年生の男の子(※1月27日のブログ参照)なのですが、すぐに気づいたことがあります。


それは『とにかくメモを取る』ということ。


できる中高生ほどこれができています。



ちなみに当塾の講師も全員メモ魔ですね。



とにかく全員がメモ帳で細かくスケジュール管理をしています。


ちなみに石川先生などは、自分でExcelを使って作成したと思われるスケジュール管理表を使っています。



幣ブログに頻繁に登場するS原先生も、常にメモ帳を持ち歩いており、『僕は僕の脳と記憶力を信用していませんので。』と言っておりました。




この塾を作った都築先生などは、机の数や配置、什器類の手配、契約書管理などはもちろんのこと、なんとこの教室内の設計図も自分で作成し、工程表みたいなものを作成しておりました(※ちなみに当塾が開校する前はこの状態でした)。




というわけで、できる人間ほど常にメモ帳の類を持ち歩いていて、こまめにチェックしております。



中高生のみなさん、みなさんもね、自分の脳力を過信しちゃあかん!


人間の脳なんて握りこぶし二つ分しかないんだから。


その小さな容積で、君たちは大学受験に必要なものを理解し、さらには数年後まで覚えておかなければならない。


そりゃあね、英単語を覚えるのだって大変だよ。



理解するだの、書くだの、声に出すだのは当たり前。


そんなことは当たり前にやるわけだけども、そんなものはスマホを5分も見れば跡形もなく霧散するんだから。


君たちは理解した内容を、ノートはもちろん何かにメモをしておいて、

『その日返ってからすぐ』

『寝る直前の5分』

『起きた直後の5分』

この3回チェックしなければならない。



そこまでやって、何とか覚えられるかどうかと心得ておいた方がいい。



すごい下世話なお話になってしまうけど、みなさんがなんぼ100%で理解したとしても、数か月後に忘れてしまっていたら何回でも復習する。


でもその時間って、時間的にも無駄だけど金銭的にも本当に無駄。



授業は新しいことを理解し吸収するための時間であって、復習のためのものではないからね。


そりゃあうちの授業が無料なら、もうなんぼでもやり直すけど、残念ながらそうじゃない。


だから授業を受けて理解したら、必ず全力で演習⇒課題。


次の授業まで全力で宿題・課題に取り組んでほしい。



というわけで、もしも許可がもらえたら、その彼のメモを紹介させていただきますね!



※偉そうなこと言っていますが、山口の物忘れは本当にひどいです。


もうね、頭に入れた情報片っ端から抜け落ちてしまいます。

抜け落ちるのは髪の毛だけにしてや~っちゅう話なんですけどね、本当に…(本当は髪の毛にも抜け落ちてほしくはないのですが)。
















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