一橋大学に合格した卒塾生のお父様から貴重な情報をいただきました!

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教室長ブログ

いや~本当に貴重な情報を教えていただき、添付していただいた資料を紹介させていただきたいくらいなのですが、多分それは許されていないはずなので、ご紹介は必要最低限に留めさせていただきます。


それでも難関大を目指している高校生諸君と保護者様にとって、非常に有益な情報をお伝えすることができると思います。




まず、今回の一橋大学法学部の合格最低点から(※こちらは赤本や青本でも公表されるものですので、特に問題はないはずです)


まず、全受験生の中で合格最低点は『745点(※こちらは大学入学共通テストの得点になります。)』


ちなみに、彼は82%でしたので、彼の点数ではありませんので悪しからず。




つまり当たり前の話なのですが、『共通テストで745点しか取れなかったのに、一橋に出願して合格した受験生がいた』、ということですね。



これはものすごいことです。



いや、もちろん745点でも素晴らしい得点なのですが、745点ではおそらく一橋はE判定(※なお、うちの卒塾生が82%でC判定でした)。



阪大でもD判定くらいで、名大ならギリギリC判定くらいではないでしょうか?




それでも勇気を出して一橋大学にチャレンジしたこの受験生に最大限の賛辞を送りたいです。




そして相当二次試験に自信があったことも伺えます。





さて、主役である彼なのですが・・・、いやいや、もちろん合格したから文句無しの結果なのですが、本当に紙一重の戦いであったと思います。


というよりも、東京一工レベルとなると、受験生全員が紙一重の戦いを演じています。




誰一人、楽して合格する受験生はいません。



そんな今年の一橋大学なのですが、とにかく数学が激烈に難化してしまいました。


いや、元々文系大学の中では、一橋大学は異質の難易度を誇っていたのですが、今年は歴史上最難化してしまったと言われていました。





(※すみません、アメブロからの引用なのですが、投稿者様の名前を確認できませんでした。興味がある方はぜひ調べてみてくださいませ。)




受験を終えて帰ってきた彼からも、もちろん『数学が難しすぎた』と返ってきましたし、もちろん得点もかなり厳しいものでした。



とはいえ、試験本番中に(もうダメだ…。こんな難しいの解けるわけないじゃん。)と思うのか、(確かに難しいけど、最後の最後まで足掻いて、得点できるところは確実に取っていこう!)と思えるのかでは大違いです。



もちろん、彼は後者でしたし、一橋大学が求めているのはそういう学生です。



そもそも社会に出てしまえば、受験とは比較にならないほどの荒波がみなさんを襲うわけですから、たかだか大学受験程度で心を折られてしまうような学生が、一橋大学で学業をやり遂げることなどできるわけがありません。


そして後者になるためには、ごく限られた高校の3年間を、夢を叶えるための地道な努力に捧げる覚悟が求められます。


『○○大学に合格したいんです!』なんて言っておきながらそれに見合う努力ができない高校生は、大学からしても門前払い。


いや・・・、すみません、うちのような場末の弱小塾でもお断りです。


おっとっと・・・また話が逸れてしまいました。



話を戻しまして。



【一橋大学の地理】

ご本人の合格体験談、お父様の分析通り、今回の一橋大学合格の大きな要因は地理のできだったと思います。



なお、彼の地理の得点は『約110点』、地理の配点は170点(※二次試験)ですので、実に65%近く得点していたということになります。


おそらくはこれを読まれている高校生・保護者様の多くが(・・・え?でもあの選択科目の地理でしょ?簡単なんじゃないの??)と思われているかもしれませんが、『一橋大学の地理は日本国内でぶっちぎりで難しい』です。



地理に関して言えば、あの東京大学や京都大学とも比較にならないほどの難しさです。




従って学校の授業はもちろんのこと、駿台や河合塾などの名だたる予備校でも対策ができず、もちろん一橋大学の地理に対応した参考書なども存在しません。




そのため、一橋大学を受験する受験生の多くは、選択科目は日本史か世界史を選びます。



当然ですが当塾でも一橋大学の地理の対策はできませんでした。



従って、彼は本当に一人で、ただ己ひとりの力だけで一橋大学の地理対策をやり切ったということになります。



おそらくほとんどの受験生が地理の対策は捨て、配点が大きい英語や数学の対策に力を入れたのだと思います。



しかし一橋を受けるレベルの受験生ですので、当然英語は全員高得点。


ここではほとんど差がつきません。


さらに今年度は数学の難化。


そうなると、受験生の手が伸びにくい、地理や国語にどれだけ注力できたかが勝敗を分ける鍵になります。


いや、当たり前の話なんですが、どの教科も抜けないんですけどね。



ただここで受験生のみなさんに知っておいてほしいのは、『メインとなる英語や数学を頑張るのなんて当たり前』ということです。



そして、共通テストの6教科8科目をこなしながら、さらにはみなさんが目指している超がつく難関大の対策に本気で取り組もうと考えているのであれば、『高校での3年間なんて全然足りない』んです。



むしろ、高校1年生の時にどれだけ貯金ができていたかが物を言うんです。



当り前の話ですが、

①受験勉強

②部活動

③スマホ


この3つがあったならば、もちろん最優先は受験勉強。


ところがなぜだか勉強を確保できない理由に、平気で部活動やスマホを挙げる高校生が多いんです。



いや、別にいいですよ。


みなさんの中で優先順位が『部活動 > スマホ > 受験勉強』ならそれでも全然OK。


でもそれでは難関大の合格なんて絶対に無理だということをしっかりと自覚しておいてください。




『高校2年生から頑張ろう!』『3年生になったら本気でやろう!!』では絶対に間に合わない。



私も含めて、みなさんは高校の3年分の学習を、たったの1年や2年でやり切れるほど優秀ではないんです。



そして最後の最後、(自分は本当に大丈夫なのかな・・・?)という大きな不安と戦いながら、これだけの勉強に向き合うためには、それまでに積み上げてきた努力が物を言うんです。





大して勉強も頑張らなかった、脆弱なバックボーンでは、土壇場でいとも簡単に心が折られてしまいますし、この質と量をこなすことはできません。





あ、間違えた!


こっちでした。



・・・というわけで、改めまして今年一橋大学に合格した卒塾生のお父様からご連絡をいただき、今年の一橋大学の合格最低点、そしてどれだけ難関大に合格することが難しいかについて紹介させていただきました。



何度も何度も・・・それこそ幣ブログで何百回も繰り返しておりますが、『高校3年生から頑張ってもまったくの無駄』です。


高校3年生なんてみんな頑張るんですから。


そこでどれだけ頑張ろうが、差なんてつくわけがない。


むしろ、それまで一生懸命勉強を頑張ってきた受験生の『3時間の学習』と、それまで勉強をサボった高校生の『3時間の学習』が同じなわけがない。



それこそ多くの受験生が免罪符のごとく口にする『勉強は量より質ですよね』の質において大きく劣っていることは明らかです。



しつこいようですが『高校3年生から本気で受験勉強を頑張ろう!』などとムシのいいことを考えている高校生は、当塾では丁重にお断りさせていただいております。



うちでは勝ち戦しかしません。


そのためには高校2年生から・・・高校1年生から・・・、可能であれば中学生の頃からしっかりとその準備に取り掛からせてほしいと願っております。













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