『英単語は予測しなさい!』っていうけど・・・
こんにちは!
今日は中高生のみなさんに向けて発信いたしますので、ちょっとくだけた感じで書かせていただきます。
今必死に英検1級の英単語を勉強しているのですが・・・(※注山口は準1級です)。
難しい!
いや、こんな単語、一生の内に一回使うかどうかでしょ!?
なんて愚痴をこぼしそうになって気付きました。
あぁ・・・高校生に英単語の宿題出してるけど、みんなこんな気持ちなんだろうな~って。
さて山口が高校時代の英語の先生ですが、慶応大学出身ということでとにかく授業がハイレベル過ぎてついていけなかったです。
同級生はついていけていたようですが、まあ当時の山口の英語の偏差値は40くらいだったので、やれ速読だの、やれ英英辞典だの言われても何もピンと来なかったのです。
その中である日の授業で、その先生がこう言ったのです。
『長文を読んでいて、分からない単語が出てきたら、前後の文脈から類推しろ!』とね。
これはラッキー!
もしそれが本当なら、英単語なんて覚えなくていいじゃん!
と思ったのです。
自分に都合の良さそうなものだけ掬い取ってしまったわけですね。
でもこれを読んでいる賢明なみなさんなら、もちろんそうではないことはお分かりですね??
少なくとも『市販の英単語帳に載っている単語は全て覚えた上で、それでも分からない単語が出てきたら、止むを得ず類推するしかない』というだけの話であって、英単語を覚えなくてもよいということではありません。
そもそも、分からない単語を類推するにしても、それ相応の読解力と文法力があって初めて成り立つものです。
いや、英語と言わず日本語でもいいです。
『候補者の選抜には俯瞰(ふかん)する姿勢が必要だ。』
最近よく聞く『俯瞰』という言葉ですが、みなさんはこれをきちんと説明できるでしょうか??
俯瞰とは『見下ろす』というのが本来の意味で、そこから『物事を広い視野で、客観的に見る』という意味があります。
私たちは日本語でも、分からない用語があれば調べる必要があるのです。
言わずもがな、英語なら調べて当然と思いませんか??
そして俯瞰というこの言葉、日常ではまず使いませんね。
だから日常で使わないから調べなくてもよい、ということにはならないのです。
『学校の先生が、分からない単語は予測しなさいと言ったから』
『英単語帳に出てくる英単語は、日常では使わないから』
これらは全部言い訳です。
英単語なんてやって当たり前、そもそも英語学習のスタート地点でしかないと思ってください。
とはいえかくいう山口も・・・1級の単語は本当に厳しい!
exculpate?? exは『外の』という意味の接頭語だから・・・う~ん・・・。
答えは『無罪にする』
はあ??
わしゃ裁判官か!
こんな単語一般人は使わな・・・。
・・・て思ったらダメなんですね。
使おうが使わまいが、試験に出る以上は覚えるしかない。
愚痴をこぼす暇があったら覚えちゃった方がいいですよね!
そんなわけで結論、『結局英単語は覚えなければならない。』ということで!
で、できれば2年の夏までには市販の英単語帳は一周してください。
できれば1年生が終わるころに一周したいくらいです(特に理系の生徒諸君は)。
そんなわけで、今日も1日頑張りましょう!