刈谷高校が要求する課題の量と質について(※保護者様にこそ見ていただきたいです)★若干修正しました!
本来であれば今回のブログは西尾高校に合格した男の子の体験談を書く予定だったのですが、いかんせん左手をあまり動かせないので、今回は短めの文章を書かせてください(合格体験談はついつい気合が入ってしまい、文字数が増えてしまいがちですので…)。

【刈谷高校が作った各学年のカリキュラムを見せてもらいました(英語のみ)】
(※保護者様に読んでほしい…とは申し上げましたが、そこはやっぱり高校生諸君にこそ見ていただきたいので、多少礼儀・配慮を欠いた表現になってしまうことをご容赦くださいませ)
まず、これが1年生のカリキュラム。
えぐいです。

えぐいとは言っても、これは普段山口がお伝えしている内容とほぼ同じですね。
さらに言えば、当塾では同じくらいの質と量をこなしている中学生も数名います。
いずれにしましても刈谷高校の指導計画ははっきりしていて、『英単語も文法も1年である程度終わらせる』、そう考えているのです。
学年末で『比較・強調・無生物主語』とありますが、これは難関国公立二次対策を想定したものだと思われます。
そしてこちらがそのプリントの裏側ですね。

これも普段山口が口を酸っぱくして言わせていただいておりますが、
『英語は3年間の中で、1年生が一番大事』なんですね。
はっきりと申し上げますが、『3年生になって、部活を引退してから本格的に受験勉強』では100%間に合いません。
単語帳すら終わらないです。
そしてこれは英語に限った話ではありませんが、『3年生になれば全員頑張る』わけですから、そこでどれだけ頑張ったとしても、差なんてつきようがないのです。
正直なところ、2年生から始めてギリギリ間に合うかどうかだと思います(※飽くまでも第一志望が難関国公立の場合の話です)。
結局のところ能力や学力の問題ではなく、『スタートが遅いから間に合わなくなって志望校を下げざるを得なくなる』というのが第一志望に合格できない最大の理由です。
大学受験で最も時間がかかる英語(およそ1,500~2,000時間)を放置することは、第一志望を放棄するに等しいです。
そしてこちらが刈谷高校3年生のカリキュラムです。

『平日平均4~5時間(または6~7時間)、休日平均12~13時間』
刈谷高校は『3年生になったらこれくらい勉強して当り前』だと言っているのです。
不肖山口も平素から、
・1年生…平日2~3時間、休日4時間以上
・2年生…平日3時間、休日5~6時間以上
・3年生…平日4時間、休日12時間以上(文系)、15時間以上(理系)
を連呼していましたが、これは別に無理難題を言っていたわけではなく、『難関国公立を目指すならば当たり前に必要な学習量』だったのです。
山口や刈谷高校、岡崎高校が無茶苦茶を言っているわけではありません。
これくらいやって当たり前…というか、これくらいやって何とか合格できるかどうか?なのです。
当然ですが、刈高生や岡高生でも、全員京大や東大に合格するわけではありませんので。
【西高生・東高生に通っているお子様の保護者様にこそ知っていただきたいのです】
私が知る限りですが、この2つの高校では今、残念ながらほとんど課題は出ていません。
そして残念ながら、恐らくはお父様やお母様が、『刈高生や岡高生はこれくらい勉強してるんだぞ!』とこのブログを見せながらお子さまを叱咤激励しても、ほとんど効果はありません。
というよりも、もしかしたらマイナスかもしれません。



もし山口だったら、『うるさいな!おれは刈高生でも岡高生でもないんだよ!!』と全力で反撃してしまいます(苦笑
ですので、当塾ではその嫌われ者の役を私たちが担当しているのです。
私達がかつてそうであったように、子どもというのは残念ながら親の言うことを聞いてはくれないものです(もちろん、そうじゃない高校生もたくさんいますが)。
当塾を選ぶ必要はありません。
というよりも、当塾はもう定員いっぱいですので、正直現生徒対応で精一杯です(※ですので2027年度以降の入塾希望者のみ対応させていただいております)。
お子さまはもちろん、お父様やお母様にとって耳障りのいい言葉しか言わない塾、(悪い意味で)安心させてくれる塾、真実を伝えてくれない塾は良い塾ではありません。
しっかりと現実を見据えて、本当に必要なことを伝えてくれる塾こそが誠意のある塾なのだと私は思います。
大袈裟ではなく、高校の3年間は人生を決める大切な期間です。
その貴重な3年間をどこにお任せするのか、これは極めて重要な決断になります。
ぜひお子さまにとって、ベストな学習塾を見つけていただけますよう心から願っております。
★そしてこれこそが一番伝えたいことなのですが、私から言わせていただくならば、刈高生も岡高生も、西高生も東高生も、学力面での違いはほとんどありません。
偏差値45の高校出身の自分から見たら、西尾高校や西尾東高校は雲の上のような存在。
西高生や東高生も、やっぱりすごいんです。
しかし高校1年生の4月から、どんどん差が開いていきます。
良いか悪いかはさておき、刈高生や岡高生は、春休みの課題や4月に配布される年間スケジュールで、いきなり圧倒されます。
そこで『愛知県公立高校入試は半ばお遊びのようなもので、本当に大変なのはこれからなんだ』ということを否が応でも叩き込まれます。
そうして4月1日から、毎日毎日信じられないような速度で学力面での差が開いていきます。
これを阻止する策は至ってシンプル。
同じように高校1年生の4月から、刈高生や岡高生と同じことをやるしかありません。
しかし環境因子が及ぼす影響は余りにも大きく、ぬるま湯のような環境で自らを律し厳しく課題に取り組むことは相当に難しいです。
確かに第三者が勉強を強制することはあまりよいことではありません。
それでも難関国大学を目指すのであれば、最初の入り口だけでも私達大人が誘導して、本当に必要なことを伝えなければならないと私は思います。
これが西尾高校の校長先生と私の決定的に違う点です。

まずこの考え方ですが、実のところ教育学的にはかなりレベルは高いんです。
ですが前提条件に大きな問題があるのです。
これが成立するのは、
・自分の実力を正確に把握できる高校生
・大学受験に必要な学習量を理解している
・自分の力でサボらずに継続できる
余談ですが、これができるのは刈高生でも岡高生でもほんの一握り、30人くらいではないでしょうか?
大多数の高校生は
・何をどれだけやればいいか分からない
・楽な方に流れる
・『やった気』になる
しつこいようですが、刈谷高校や岡崎高校は、そんな高校生たちのために『強制的に量を担保している』のです。
西尾高校の学習理念は素晴らしいのですが、順番に決定的な問題があります。
正しくはこうです。
①強制的に量を積む
②成功体験を得る
③(その後)自分で調整できるようになる
西尾高校は②と③だけをやろうとしているのです。
自己管理は幻想でしかなく、入り口は仕組みで縛るしかありません。
それでも『いや、西尾高校の学習理念は正しい!』と信じるのであれば、そこに私が口を挟む余地はありません。