5年10年先のことすら不透明な世の中

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雑談

たった今ですが、先日入会した中学3年生の男の子から、日清戦争から第一次世界大戦くらいまでの、テスト課題と年表を出してほしいとお願いされました。

 

 

ついでといってはなんですが、山口も勉強しようかなと思い世界史の参考書を手に取って見たのですが・・・、ここ最近の文明の進化のスピードに改めて驚きました。

 

 

アウストラロピテクスが地球上に登場してから、なんと200万年もの間人類は狩猟・農耕・採集の生活をしていたとのこと(勉強していたころは何とも思っていませんでしたが、改めて考えるとものすごいこですよね)。

 

そこから現代に至るまでは割愛いたしますが、ライト兄弟が飛行機の実験に成功したのが1903年、つまりたったの115年前、今ではジャンボジェットが空を飛び、人類は宇宙にまで活動の拠点を広げました。

 

 

そしてインターネットが登場して大体20~30年ほどでしょうか?

 

私たちの環境は劇的に変化しました。

 

もちろん便利な世の中になったのは間違いないのですが、その反面なくなってしまった仕事もたくさんあります。

 

 

まずは本屋さん。

本大好き人間山口は本屋ヘビーユーザーですが、今では街の本屋さんはほとんど見かけなくなりました。

Amazonでポチっとやってしまえば、わざわざ本屋に行く必要はありませんものね。

本屋でじっくり本を吟味して、その上で買い物をしたいアナログ人間の自分にはまったく理解ができませんが、とにもかくにも便利になった反面で、どんどん需要が減ってしまった仕事があるのも事実です。

 

 

そしてそれは、これから今以上のスピードで環境はめまぐるしく変わっていきます。

 

A.Iの技術の進歩により、これからは自動運転化が進んでいくことが予想され、運輸・物流のお仕事は人間から機械に変わっていくと言われています。

 

それはまだもう少し先の話かもしれません。

 

早速影響が出始めているお仕事があります。

 

銀行業務はすでにA.I化が進んでおり、機械の方が正確かつ迅速に業務を遂行できるため、少しずつ人員削減が進んでいるそうです。

 

 

そのため、これまでは大学生の間で人気の仕事だった『大手メガバンク』が、今年はランキング上位から外れてしまったのだそうです。

 

文明の進歩は私たちの生活を便利に、豊かにしてくれますが、どんどん人間の仕事を奪っています。

もちろん、新たに生み出される仕事もあるとは思いますが・・・。

 

https://darkness-tiga.blogspot.com/2017/05/20170512T1733550900.html

機械・人工知能・AIが奪う、なくなる職業・仕事のランキング

 

※もし開けなかった場合は、『インターネットが奪う仕事』で検索してみてください。

 

だからこれから大人になっていくみなさんは、1つでも2つでも多くの武器を身に着けておかなければなりません。

 

 

今の中高生のみなさんが社会に出て活躍するであろう20年後には、今以上に少子高齢化が進んでいます。

65歳以上の高齢者の年金を負担するのはみなさんです。

 

しかしながら働き手である若い人は少ないのですから、当然1人あたりが負担する金額は間違いなく今以上に大きくなりますし、みなさんが高齢者になるころには、享受できる社会保障の恩恵も確実に少なくなります。

 

 

その時に豊かな人生が送れるように、勉強を頑張っておく必要があります。

何か武器がある人間は、必要とされる可能性が格段に高くなります。

 

もちろん学歴だってその1つ。

当たり前の話、ないよりはあった方が絶対によいのです。

 

これまでは緩やかだった文明の進化のスピードは、予測不能なほどスピードを上げましたので、それが引き起こす環境の変化も私たちには予測できません。

そして月並みですが、30歳40歳になって、(あの時やっておけばよかった・・・。)なんて思っても取返しがつかないのです。

 

山口が『今から野球練習してメジャーに挑戦する!』なんて言っても、それが実現する可能性は0.000000000000000001%くらいのものです。

 

というより、無理です(笑)。

 

 

遅すぎるなんてことはない、と言いたいのですが、それは可能性がゼロではないというだけの話であって、ほとんどのことは早めに備えておいた方がよいのです。

 

 

ですからみなさん、今勉強の意義はなかなか見い出せないかもしれませんが、みなさんが20年後30年後、生き残っていくために、ぜひぜひ勉強を頑張ってみてください。

 

・・・、と世界史を勉強していたら、そんなことが頭をぐるぐる駆け巡ったのでした。

 

 

 

 

 

 

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