では何が何でも学歴至上主義なのかというと・・・
昨日のブログを読んだ塾生から早速質問をいただきました!
『やっぱり学歴がすべてなんでしょうか・・・?』
ちょっと違います。
昨日のブログでも少し触れていますが、明確な目標と意志を持っている中高生に、学歴を押し付けるつもりはありませんし、むしろ邪魔になると思います。
例えば、『映像のことについて学びたいので、4年制の大学ではなくて専門学校に行きたいんです。』という生徒や、『将来自動車関係の仕事につきたいので、車関係専門の短期大学に行きたいんです。』という生徒に対して、「いや、でも学歴はあった方がいいから、とりあえず4年生の大学に行っときな??」なんて言うつもりはさらさらありません。
そこまで自分の将来のことをしっかりと考えられているなら、学歴なんてなくても立派な社会人になって、幸せな家庭を築くことができるはずです。
むしろ、自分の夢を押し殺して、4年制大学に進む方が間違っていますね。
実際に当塾の現塾生でも、学年でずっと10番以内をキープしながら、高校卒業と同時に就職すると決めている生徒がいます。
一応彼にはオープンキャンパスなどを勧めてはいますが、すごく意志が強いので、無理して大学進学を押し付けるつもりはありません。
山口が強く言いたいのは、『今のところまだ先のことは分からないんだよな~・・・。』と思っている中高生諸君のことです。
そしてまだ将来の目標が決まっていなくても、全然問題なしです。
社会に出ていないから、将来自分がどんな仕事に就きたいのか、わからなくても仕方ないのです。
だったらとりあえず、後でつぶしがきくように、大学に行っておきなさいと言いたいのです(”とりあえず”という言葉はあまりいい言葉ではありませんが・・・)。
それも、特に行きたい大学がないのであれば、目標は高いところに設定してほしいのです。
目標を下げることはとても簡単ですが、低いところから上に上げるのは相当難しいのです。
そして目標とする大学が決まったら、自分の学校の合格実績を調べてください。
例えば西尾高校であれば、名古屋大学ならば学年20番以内(偏差値65以上)、名古屋工業大学・名古屋市立大学なら40番以内(偏差値62以上)、愛知県立大学・愛知教育大学なら60番以内(偏差値58以上)など・・・。
目標を立てるだけなら誰でもできます。
問題は立てた後、その目標に向けて自分の現在の位置と、目標に向けて何が足りないのかを俯瞰して、受験までの残りの日数を逆算してしっかりと行動に移していかなければなりません。
もしもご自身の通っている高校の合格実績に、志望校が入っていないのなら・・・、これはもう相当な努力をしなければならないということになります。
そんなわけで、今の時点でご自身の10年後、20年後のビジョンがしっかりと見えている中高生にまで、学歴なんてものは必要ないと思っています。
特になければ、ぜひ大学へ進んでください。
それに・・・単純に大学ってとても楽しいですよ?
勉強を頑張りながらたくさんの友達を作って、アルバイトやサークル活動、恋愛なんかしながら自分の将来のことを考えられる期間なんて、長い人生の中でも大学生活をおいて他にありません。
それでいて生涯年収も大幅に上がるのですから、こんなボーナスステージは他にないでしょう??
だからこそみな、ライバルたちは死に物狂いで勉強してきます。
君がどれだけ頑張ったかは関係ありません。
残念ながら高校・大学受験は点取り競争ですから、他のライバルたちよりも頑張れたかどうかしか問われません。
みなさんがみなさんなりに頑張っても、他のライバルがみなさんよりも1点多く取っただけで、残念ながらその学校には合格できないのです。
勉強はとてもしんどいものですが、他ならないみなさんの第一志望合格のために、もうひと踏ん張り頑張ってくださいね!