塾選びの基準
こんにちは!
これまで散々ブログで、『塾に行ったことがない』を公言してきた山口ですが実は・・・行ったことありました。
正確な言い方をするならば、『塾っぽい場所』なのですが。
山口の実家はこんなところでしたので、行きたいと思ってもそもそも塾というものがなかったのです。
この山の麓に実家があります。
あ、沖縄ではないですよ!
で、その塾というのが、近所のおじさんが居間に中学生を何人か集めて宿題をやりながら、勉強を教えるというものだったのです。
今でいう『1対少人数』みたいな感じでしょうか?
ところがです。
学年ビリで勉強大嫌い、集まる仲間も同じような感じだったので、勉強なんかやらずにずーっとギャーギャー騒いでいるだけでした。
遊んだ記憶しかないですし、1回通った記憶しかありません(本当は1か月は通ったはずなんですが、それくらい記憶がないのです)。
塾の先生、そして父さん母さん、本当にごめんなさい。
ちょっとそんなほろ苦い思い出を思い出してしまいました。
さて本題です!
ここからは保護者様だけに読んでいただけたらと思います。
中高生諸君はテスト勉強だよ!
よく最初の面談やお問合せでお月謝のことを聞かれます。
もちろんお月謝は大切な塾選びのファクターです。
当塾は個人塾にしては正直割高な方だとは思いますが、大手に比べたら安いです。
まあこれは山口自身が大手塾に勤務していたので、よく分かります。
もちろん、大手塾というのはCM広告費も、ご家庭からいただくお月謝から賄う必要がありますので、これはいたしかたないと思います。
テレビCMで宣伝している塾は、軒並みそうだと思っていただいて間違いないです。
それはさておきまして・・・。
塾を選ばれるときはいろんな塾の体験授業を受けられると思いますし、そうするべきだと思います。
ただそこで、何を一番に最優先にするかはしっかりとご検討される必要があります。
それが『お子さんの成績を上げる』なのか、『成績よりもお月謝をできるだけ抑える』なのかということです。
今入塾いただいている塾生のお母様から、前塾での指導の様子をお伺いしました。
その塾といのはいわゆる一般的な『1対3』の塾で、お月謝は高くも安くもない感じでした。
普通です。
ただ指導内容はちょっといただけません。
大学生講師が指導していたらしいのですが、授業がほとんど雑談だったそうです。
中でもお母様がその塾をやめるきっかけとなった一言が、
『おまえらのお父さんお母さんは、おれのゲームの課金代のために月謝払ってくれてるんだぜ?』
だったのだそうです。
これは良くないですね。
お母様が怒られるのも無理はありません。
でもお母さんはその実態にずっと気が付くことができなくて、ある日お子さんを問い詰めたところ、この事実が発覚したのだそうです。
断っておきますが、大学生講師が悪いといっているのではありません。
大学生講師でもしっかりした先生はたくさんいます。
問題なのは、そんなことに気が付かなかったその塾の責任者と、それを良しとしていた塾の空気です。
いくらお月謝が安くても、安かろう悪かろうで結果的に無駄なお月謝を落とし続けたら、お月謝はもちろんのこと、時間の損失も大きいのです。
あとは塾の形態ですね。
大きく分けて『個別指導』『集団塾』『映像授業』のいずれかに分類されると思います。
正直に言うとどれを選んでもいいと思いますし、体験授業を受けて責任者の話をしっかりと聞いた上で、お子様の意志を最優先で決めるべきだです。
たまに山口、悩まれているお母様に『では、もしもお月謝がまったく同じなら、マンツーマンと集団授業、どちらを選ばれますか?』と聞くと、『それはもちろんマンツーマン指導ですよ!』と返ってきます。
この時点で実は答えは決まっています。
もしもお子様が、『いや、僕は○○塾の集団授業がいいんだ!』と言うのであればそちらを選ぶべきです。
ですがお月謝が同じという条件で、『マンツーマン指導を選ぶ』というのであれば、迷わずマンツーマン指導を選んでください。
これまでこんな受験生の子をたくさん見てきました。
長いこと別の塾に通わせていたけど、結果が出ずに受験直前になってから駆け込んでくる受験生とお母さんたちを。
でもそうなると、結局のところ1週間に2~3コマで間に合っていたものを、週5~6コマ取らなければ厳しいという話になり、2倍3倍のお月謝がかかってしまうことになるのです。
実はお月謝的に見ても、最終的にはそんなに変わらなかった、なんてことも少なくありません。
そうなるとご家庭はもちろんのこと、一番にお子様に負担がかかるのです。
受験直前期に塾を変えて、しかも2、3か月で何とかしなくてはならない、これは大きなストレスです。
当塾が直前期に高校3年生の入塾をお断りするのは、現生徒の指導に影響が出てしまうというのもありますが、その子自身にとっても大きなマイナスになるからです。
残り2か月で信じていた慣れ親しんだ塾を変えて、新しい環境で勉強するくらいなら、今のその塾で頑張った方がいいです。
例えば、冬期講習だけ受けてニガテな1教科だけを克服する、とかなら全然ありだとは思いますが・・・。
重ねて申し上げますが、予算も大切なファクターなのです。
もちろん安いに越したことはありません。
ただし『安物買いの銭失い』になってはいけないのです。
お月謝が安いのであれば、どうして安いのかをしっかりと追及し(今は何でもネットで調べられますので)、本当にお子様が学習するのに適切な環境なのかを確認した上で入塾をお決めくださいませ。
そしてそれはもちろん当塾も同じです。
体験授業を受けて、気になることは隅から隅までしっかりとお話をさせていただき、お月謝を払うに見合う塾だと思えたときに初めてご連絡くださいませ。