もはや滑り止めは存在しない(大学受験)
こんにちは!
もう先月のことになりますが、昨年度の担任制指導のFIXの塾生の大学受験、みなの努力の結果がしっかりと出て、無事全員合格となりました。
ただ、例年にない異常ともいえる厳しさでもありました。
とにかく合格が出ない!
ずっとA判定しか出していなくて、当日点も何度採点しても昨年のボーダーよりも大幅に上回っているにも関わらず、です。
これには文部科学省が定めた『私立大学の定員厳格化』が大きく影響していました。
https://headlines.yahoo.co.jp/article?a=20180417-00000042-sasahi-life
もし上記URLで開かないようでしたら、『私立大学 難化 滑り止めでも落ちる』などの検索ワードで検索してみてください。
結論から言いますと、これから先の受験では、これまでの第一志望よりも、2ランクも3ランクも下げないと、下手をすると全敗もあり得るということです。
何が原因でこんなことが起こっているのかというと、地方の私立大学が赤字経営で潰れるところが出だしたので、私立大学に対して定員より大幅に合格者を出した大学に対しては、補助金を出さないというペナルティを課すようになったのです。
これにより必然的に関東、東海、関西エリアの大学の倍率が一気に跳ね上がってしまい、結果的に例年なら合格していたはずの大学にも落ちるという現象が起こったのです。
そのため、今後の受験生は止むを得ず人気のない地方の私立大学も受験するようになり、赤字だった大学も救済されるようになるだろうと予測されています。
でもこれ、おかしくないですか??
地方の私立大学の事情はもちろん憂うべきものなのでしょうが、その煽りをなぜ一番大切な受験生が受けなければならないのでしょうか??
そりゃあ赤字の大学は救われるのでしょう。
しかし本来であれば、『地方でも都会の高校生に選んでもらえるような大学作り』が一番に取るべき対策ではないのでしょうか??
文部科学省が定めた方針のその陰で、受験生が涙を飲まなければならないのです。
受験生諸君、これから受験をするみなさんは、先輩たち以上にきつい思いをすることになりますが、お国が決めた方針に負けないでください。
目いっぱい努力して、堂々と一番行きたい大学合格を勝ち取ってほしいと思います。
う~ん・・・それにしても一昨年度も昨年度も、手前みそながら当塾の卒塾生たちは本当によく頑張っていたと思います。
とにかく自習、自習、自習!
授業はもちろんですが、とにかく全員がほぼ毎日自習に来ていたので、とにかく熱気がものすごかったです!
これは山口お気に入りの1枚。
しかし今年は今のところ・・・寂しい!
いや、もちろん1・2年生ばかりなので、そこまでの危機感がないというのも仕方のないことなのですが、君たちあとで慌てふためくよりも、今しんどい思いをしておいた方が絶対にいいぜ??
例えば新1年生のみなさん、今から毎日3時間勉強すれば3年間合計で3,285時間も勉強できるわけです。
まあゼロってことはないにせよ、仮に0勉で2年間すごしてしまうと、残りの1年で同じ学習量を確保しようとすると、毎日9時間勉強しなければなりません。
で、1年の頃から毎日3時間勉強する生徒は、当然普通に3年生になってからは毎日9時間でも10時間でも勉強するので、残念ながら彼らとの差が埋まることはありません。
そしてそういう生徒が第一志望を勝ち取っていくのです。
今一時ではなく、1年後や2年後を想像してくださいね!