受験制度激変で、もう誰も一般入試では早稲田・慶應に入れない
先日Yahoo!ニュースを見ていたら、なかなか過激なタイトルを発見しました。
【受験制度激変で、もう誰も一般入試では早稲田・慶應に入れない】
https://headlines.yahoo.co.jp/article?a=20190203-00010003-friday-soci
iPhoneからだとリンク先に飛べないこともあるようですので、その際は【受験制度激変で 早稲田 慶應】などで検索していただけたらと思います。
出所が『FRIDAY DIGITAL』ということで、多少大げさに書かれているとは思いますが、当たらずとも遠からずだと感じています。
2年前、早稲田大学に合格(もちろん一般入試です)した卒塾生がいましたが、当時も私たちの目論見を遥かに上回る厳しい戦いになったことを覚えています。
『早慶上理 G・MARCH 関関同立などは相当厳しくなる』とは聞いていたものの、これほどとはと痛感させられました。
ちなみにその卒塾生、最終的にはG・MARCH、関関同立は全てA判定、早稲田・慶應はB判定かC判定で、どんなに厳しくとも滑り止めの明治、青学などは全勝、本命の早慶は悪くとも3分の1、うまくいけば半分は勝てると目論んでいました。
入塾時の高校2年生の最初の1年間は土台を固めて、ラストの1年間は早慶の過去問のみにフォーカスし(ちなみにセンター試験などは最初から対策していませんでした。早稲田・慶應のみに絞ったカリキュラムで進めました)、全ての学部の合格最低点を確実に取るための学習をマンツーマンで進めていったのです。
早稲田や慶應独特の『重箱の隅問題』などもケアし、何を捨て問にするかまで徹底的に対策していきました。。
もちろん、早稲田特有の国語対策、慶應の小論文対策もです。
結果として彼の不断の努力が最後の最後に実り、見事早稲田大学の合格を勝ち取るわけですが、正直これほどに厳しくなったのか・・・と愕然としたことを覚えています。
このYahoo!ニュースの記事はいささか誇張されているところもありますが、当事者であった私たちからすると概ね真実だなと実感します。
昨今の受験生のみなさんは、数年前の受験生と比べると随分と不利だなとは思います。
しかしその条件はみな同じ。
違うのは過去の先輩方と条件が違うというだけで、同世代のライバルとは同じ条件で戦うわけですから、そこに愚痴を言っても仕方がないですよね。
本当に行きたい大学があるのであれば、君自身が腹をくくって、誰にも負けない努力を積み重ねてほしいです。
さて、その早稲田に合格した卒塾生ですが、勝因は何よりも『本人が努力したから』ということにつきます。
『早慶を第一志望に!』という決意は最初から固まっていたので、私たちはそのためのカリキュラムをすぐに作成し、何度も何度も修正をかけて指導を進めさせていただきましたが、正直ものすごく大変だったと思います。
指導を担当しましたのは山口ではなく、社会人講師の都築先生(英語)とT先生(現代文、小論文、古文、漢文)の2人でしたが・・・、本当によく頑張ったと思います。
当塾は完全1対1ですので、その生徒に本当に必要な単元を毎回毎回調整しながら、授業準備だけで数時間かけたりすることもザラにあったりします(特に早稲田・慶應クラスの問題となると、成行で指導するわけにはいきませんので・・・)。
授業はもちろんそうなのですが、それに伴う宿題も質・量共に大変なものになりますので、本当に2年間よく頑張ったと今でも思います(月並みな表現ではありますが・・・)。
最後の最後はやはり本人の努力。
どんなに素晴らしい先生がついて、どんなに効率的な指導をしたとしても、本人が頑張らなきゃただの絵に描いた餅なんです。
夏休みに一度顔を出してくれましたが、『大学生活本当に楽しいです!』と言っていました。
ただキャンパスライフを楽しむだけでなく、資格を取るために夜は専門学校にも通っていると言っていました。
そう、もちろん大学受験は一つの大きな節目ではありますが、決してゴールではありません。
一番行きたい大学に合格しても、その後目標も見つけられずに遊ぶだけのキャンパスライフになってしまっては意味がないのです。
もちろん、大学生活の4年間というのは、人生の中でも最も楽しい時間なのですが、楽しいばかりで終わってはいけません。
そのためにも今からしっかりと頑張って、今の頑張りが3年後、5年後、10年後につながっていくように過ごしてほしいと願います。
・・・なんて言っていますが、山口は大学で結構楽しむだけ楽しんでしまった悪い方のお手本です。
悪い例は反面教師にしてくださいね!
さて、そんなわけで今は関東、関西、東海エリアの人気の有名私立はとてつもなく難しくなっています。
そうなんです。
地元で分かりにくいかもしれませんが、愛知県は屈指の人気エリアなのです。
地元愛知の大学を受ける可能性がある受験生諸君は、今一度気を引き締めて、現状の判定に甘んじることなく日々の学習を頑張ってくださいね!