中学生の英語先取り指導
こんにちは!
今は担当させていただいております、中学2年生の男の子の授業準備中です。
ひと段落ついたので色々と思うところを書き連ねてみようと思います。
どうしても普段のブログが大学受験の話によりがちなのですが、本当のところ中学での英語学習が何よりも大切だと考えております。
文系理系問わず。
英語偏重型の日本の受験を考えると、文系生徒に取って英語が大切であることは言わずもがなですが、理系の生徒に取っても・・・いや、理系だからこそ英語は重要なのです。
理由は以下の2点です
・受験科目に英語がない大学はほとんどない上に配点が最も大きい(一部選択で回避できる大学もあります)
・習熟に最も時間がかかる(最低でも1,000時間、できれば1,500時間と言われています)
そんなに時間も労力もかかるものを高校2年生や3年生まで放置してしまうと、みなさんの志望校の幅を大幅に狭めてしまう可能性があります。
当塾は英語に最も力を入れている塾ですが、できれば高校3年生までに受験英語は一通り終わらせて、3年生になってからは英語は流す程度に、理系の生徒は英語の学習は大幅に削減して、数Ⅲや物理・化学などの合否に直結する教科に切り替えることをお勧めしております。
もちろん、高校2年生や3年生になってからその重要性に気づくお子さんも多くいらっしゃいます。
それでも心配はありません。
これまでできなかったことを1年足らずでやるわけですから、本人の負担は大きくなりますが、先日のブログで紹介した2人のように、腹をくくって死に物狂いで勉強してくれればいいのです。
とはいえ、やはりスタートに関して言えば早いにこしたことはありません。
今山口が担当させていただいている塾生はほとんど高校生で、この中学2年生の男の子は最年少です。
私立ではなく、普通に地元の公立中学校に通う男の子ですね。
ちなみに今日取り組む内容は、『助動詞と仮定法の基礎』、高校生が学ぶ内容ですね。
もちろんですが、中学校で学ぶべき内容はとっくに終了しています。
ただ、(そこまでやる必要があるの??)と疑問に思われるかもしれませんが、公立高校合格が最終ゴールならまったくやる必要はありません。
岡崎高校だろうが刈谷高校だろうが、西尾高校だろうが刈谷北、岡崎北だろうが、出題される問題は全て同じで、出題される単元は「関係代名詞まで」と決まっています。
もちろん、高校受験というのは一つの大きな区切りで、何を置いても第一志望の高校に合格するのがマスト、それはそれで正しいと思いますし、中学校や集団塾がそこにフォーカスした授業を進めることも正しいと思います。
ただしその先があるなら話は別です。
その先の大学受験まで考えていて、なおかつある程度高いゴールが設定されているなら、英語の先取り授業はみなさんにとって大きなアドバンテージとなることをお約束します。
ただ、これには本人の高いモチベーションと、ご家庭のご理解とご協力が必要となります。
そもそも目の前の中学校の授業を蔑ろにして、やれ高校英語だの大学受験だの騒いでも全て絵に描いた餅ですから。
そしてこの先取り授業については、完全1対1の個別指導がベストです。
正直なところ、モチベーションであったり理解力もなのですが、性格も含めて十人十色なので、集団授業で高度な先取り授業をするのはあまり現実的ではありません。
さてこの中学2年生の男の子ですが、ご多分に漏れず多分2年後には教えることがなくなってしまいます。
そのときには部活であったり、自分がニガテな教科に力を入れたり、やれることの幅がどんどん広がっていくわけです。
最後になりますが、先取り学習はとても有効だと考えておりますが、それだけが正しいとは思っていません。
例えば当ブログでちょくちょく登場するS原先生や友人の針本君、彼らは塾に一度も通うことなく、一日の学習時間も3時間程度で現役で東大に合格しています。
ただこの二人に共通しているのは・・・
・小学校の時にはすでに中学校の勉強をしていた(ちなみに針本君は独学で黄チャートやってました)
・1日3時間以上勉強することはなかったが、学習時間が3時間切る日もなかった(針本君は修学旅行の日も勉強してました)
・そもそも勉強が趣味で、まったく勉強することを苦にしていなかった
多分そんなの何千人の中の一人なんですよね(笑)
別にそうじゃなくてもいいんです。
道なんていくらでもありますから。
ただどの道を選ぶにしても、当塾を選んでくれている塾生のみなさんには、一番行きたいと思っている高校や大学に行ってほしいなと心より願っています。