各塾キャンペーンが過熱しておりますが、当塾では一切そういった類のものはやりません
とは申しましても、いわゆる『入会諸経費無料!』とか『無料〇コマ付与』くらいの、普通の塾がやるキャンペーンはやっておりますが・・・。
いわゆる大学受験を控えた高校3年生をターゲットにしたキャンペーンは一切やっておりません。
もちろん全てとは言いませんが、『これまでほとんど勉強してこなかった高校3年生が』が、夏から本腰を入れて第一志望に合格するほど大学受験は甘くないからです。
ここで誤解のないようにお伝えしていのは、たとえE判定でも今から合格する可能性は充分にあります。
これまでにしっかりとした学習習慣がついていたのであれば。
同じE判定でもこれまでに一生懸命積み上げてきた受験生は、ここから一気に爆発する可能性がありますが、まったく勉強しなかった受験生は今から基礎を積み上げなければなりません。
そこで多くの学習塾は、そういった後がない受験生をターゲットに『夏のキャンペーン』を展開するのです。
おそらく最初は何かが無料になってたり、格安になっていることと思われます。
ただし当たり前の話ですが、この世の中に本当に意味でのただのものは存在しません。
特に大手は多くの社員を抱え、役員には役員報酬も支払われ、テレビCMを含んだ広告費は億単位になるので、当然それはご家庭が負担することとなります。
そうなると『後がない受験生』にたくさん来てもらった方が手っ取り早いんですね。
前塾では100コマ200コマの夏期講習も珍しくありませんでした(200コマなんてどうやって消化するんだろうと毎年疑問に思っていましたが…)。
ただ安易に前塾のやり方を否定しているわけではなく、山口自身、本当に勉強してこなかったのなら200コマでも足りないくらいだと思っています。
何せ堅実な受験生が高校1年生から積み上げてきたものを、たったの数か月で追いつこうとするのですから、物理的には200コマでも足りないくらいです。
したがって、後がない受験生に大量の夏期講習を提案することは、いたって普通のことです。
ただそれが嫌で私たちは前職を辞めたので、当塾ではそれはやりません。
当塾の季節講習は当塾で頑張る塾生のためだけのもので、厳しい言い方をすれば今の今まで勉強をサボってきた高校3年生に割きたいとは考えていません(※中学3年生は間に合います)。
そして逆に言えば、うちの塾生は全員が第一志望に合格する可能性があると確信しています。
ただもちろん受験はそれほど甘くはありません。
E判定の受験生が最後の最後に大逆転で第一志望に合格することもあれば、ずーっとA判定B判定をキープしていた受験生が不合格になることもあります。
勉強はし過ぎてし過ぎることはありません。
旧センター試験の歴史上、全教科満点を取った受験生は1人しかおらず、毎年の受験生が大体50万人考えると、ここ30年で1,500万人中たったの1人ということになります。
つまり、残りの1,499万9,999人は、勉強時間が足りなかったのです。
もちろんそれは極論ですし、受験的には合格最低点より1点でも上回っていればよいのですが、今の今まで『もっと早くたくさん勉強しておけばよかった』は聞いたことがあっても、『こんなに勉強しなくてもよかったかな』は一度も聞いたことが無いです。
だから受験生のみなさんには悔いのないように全力で頑張ってほしいです。
・・・というわけで、今年こそ塾生全員第一志望合格するぞ!
【高校受験⇒私立中学受験⇒大学受験⇒大学卒業(特に理系)⇒就職活動⇒人生・・・の順番で大変です】
大学受験、とりわけ第一志望合格となると、そりゃあもちろんみなさんにとっては人生を決める大イベントなのですが、実際のところ大変な順位で言えば上に書いた通りです。
勉強しさえすれば結果が出ますから。
みなさんは衣食住をお父さんお母さんに守られた状態で、勉強をする環境を与えられているのですからこんなに恵まれた期間って後にも先にもありません。
学びに遅すぎることはない、とは言いますし、山口もそう信じて今も毎日勉強していますが、現実には行きたい大学に行くならば、やっぱり若い頃の方がいいに決まっています。
もちろん、もしかしたら今から早稲田や慶應みたいなかっこいい大学に合格する可能性はあるでしょうが、若者のみなさんと同じ幸せを享受できるかというとそれは無理があります。
そして就職活動・・・。
たまにニュースで見かけますが、有名私立に入学した大学生が、100社200社面接を受けても内定がもらえない・・・みたいなこともあります。
彼らはもちろん優秀ですし、ベストを尽くしています。
でも受験のように、相対的かつ客観的には見てもらえないのです。
頑張ったら頑張った分結果が返ってくるというわけではありません。
そして就職してからももちろん理不尽なことは起こり得ます。
一生懸命頑張って作り上げたものが正しく評価されないなんてことはザラですし、若い頃は寝る暇もなく仕事に追われることもあります(正直それは日本の企業の悪しき一面だと思っています。みなさんにはホワイトな企業や環境で働いてほしいです)。
山口には、超一流(と一応言われている)東証一部上場企業に内定をもらった後輩がいました(過去形なのはもうやめてしまったからです)。
東京の汐留ビルに拠点を構えており、一度彼と飲む約束をしたときに職場へ行ったことがあったのですが・・・本当に見上げるようなものすごいビルで感動したことを覚えています。
ただ彼が職場を出てきたのは夜中の0時。
俗にいう午前様ってやつですね。
汐留ビルの華やかさに感動したのと同時に、本当に日本にそんな企業が存在していたことに愕然としました。
みなさんは絶対にそんな企業に就職しちゃダメです。
結局彼は体調を崩し、いよいよ人生も脂がのりだす30歳手前で退職しました。
それはさておき、そこまでひどくないにしても、おそらく仕事に対しては多かれ少なかれ納得のいかないことは出てくることが予想されます。
でもみなさんは高校受験や大学受験、就職活動などを通して、それを乗り越える強さを身に付けていかなければなりません。
大企業がなぜ学歴を気にするのかというと、もちろん大学で学んだことが何かも重視していますが、何よりも困難に立ち向かう力を身に付けてきたのかどうかを問うているのです。
同じ能力を持っていたとしても、やはり難関大に合格したという実績を持っている人間は、目標のために一生懸命頑張ったのだと評価してもらえるのです。
どんなに能力があっても、大学を卒業しない限り医者や弁護士にはなれませんし、山口だってどんなに名医だと言われても、やっぱり難関の大学入試と国家試験をくぐりぬけてきたお医者様に診断してほしいです。
大学受験はみなさんの長い人生において、ただの通過点に過ぎません。
そして
それも人生の中では数少ない、頑張れば必ず結果が出るイベントでもあります。
なおかつ、自分が行きたい大学に合格できたら、その後の4年間は人生でこれ以上にないほどの充実した楽しいものになります。
そんなもん頑張らなくてどうすんの??
君がやりたいこと、手に入れたいもののために君が頑張らなくてどうすんの??
もちろん学歴が全てではありませんし、勉強以外にも大切なことはきっとあります。
でもそれはみなさんが自分の中で天秤にかけて、頑張る価値があるなら頑張ればいいし、それ以外にもっと大切なものがある!と思えばそっちを頑張ればいいだけです。
将棋の藤井7段なんて、あの若さですでに将棋にだけ身を捧げる覚悟をしていますし、彼なら将棋だけで生活も人生も充実したものにできるでしょう。
だからみなさんが、「勉強も学歴よりも大切なものがある!」と信じるなら、勉強なんてしなくてもいいです。
でももしも行きたい大学があると心から思っているのならば、そのために君自身が全力を尽くしてください。
学校の先生や塾の先生、ご両親や友人が頑張るわけではありません。
君の自分の努力で第一志望をつかみ取ってください!(・・・と言いつつ、山口は第一志望の大学は不合格だったのですが。でも今こうしてみなさんと一緒に学べていることが何よりも幸せですので、少しも後悔はしておりません)。
さあ今日も明日も頑張りましょう!