今日も明日も13時開校ですよ!
いや、ちょっと待て待て・・・。
土曜日もそうだったけど、なんで女子しか自習に来てないんじゃい!
土曜日は十数名が自習に来ていて、何と全員が女子!(夕方から男子も来ましたが、2名だけ)
いや、男子もいたけど彼らは授業で来ていたのであって、自習に来ていた男子は0名!
そして本日今この瞬間も、自習に来ているのは女子だけ!
いや~おまんら本当余裕ですな?
もちろん、野球部は西三河の大会があったり、その他の運動部も練習試合があったりするのでしょうが、全員ってわけではないでしょう?
それとも高3生や高2生男子は余裕なのでしょうか?
もう余裕でA判定が出ていて、あとは流しても大丈夫っす、ってんなら分からなくはないのですが、そんな塾生は本当に一握りのはず。
というわけで、数か月後後悔しそうなら、ぜひぜひ自習に来てください。
今すぐに!
とはいえ、全塾生に同じようなことを毎日毎日伝えておりますので、これ以上は言いません。
自分の判断で決断してくださいね!
【最近eスポーツというものが流行っているそうですが…】
土曜日の夜、帰宅してスポーツニュースを観ていたら、何やらeスポーツというものの特集が組まれていました。
何やらゲームの大会らしく、今は世界的なブームに乗っており、何と優勝賞金は3億円とか!
そんなわけで番組中では、日本の高校生でeスポーツのプロを目指している高校生にスポットがあてられていました。
まあ山口も多少ゲームは嗜みますので興味深く拝見させていただいたのですが・・・すごく色々と考えさせられました。
まず今の中高生がなりたい職業第7位が、プロゲーマーなのだそうです。
う~ん・・・夢をぶち壊すようで申し訳ないけど、世の中そんなに甘くないと思います。
似たようなところで、山口はギターを弾いておりまして、その昔二度ほどメジャーデビューというものを体験いたしましたが・・・とてもじゃないですが生活できるようなものではありませんでしたのですぐに諦めました。
いや、もちろん夢を追いかけることはものすごく大切なのですが、今の音楽業界を見渡しても、一生安定して食べていけるだろうミュージシャンなんて、それこそみなさんが知っているようなビッグネームしかいません。
ちょっとでかいフェス出てます、主催やってますくらいだと、良くて大卒初任給、山口の知人のバンドマンでもほとんどは月収5万円とか10万円とかしかもらえず、空いた日はアルバイト三昧だったりします(もちろん肩書上はメジャーデビューしていて、普通にタワレコなんかでCDが売られています)。
夢を諦めないというのは聞こえはいいですが、同時にそんなに甘くないということでもあります。
同じようなライバルは腐るほどいて、東京大学に年間4,000人ほど合格することを考えると、音楽やゲームで飯を食っていくなんてことは、東大合格よりもはるかに難しいと言えます。
まだ10代20代なら夢も追いかけられるでしょうが、30代40代に差し掛かって、「プロゲーマーになる!」なんて言ってたらちょっとまずいですよね。
そりゃあ1人で目指す分には自由ですが、経済的に自立できていなければご両親の支援が必要になるでしょうし、自立できていなくてプロのゲーマーを目指している男性を伴侶として選ぶ女性もまずいないでしょう。
話を番組に戻します。
その番組では一人のプロゲーマーを目指している高校生にスポットがあてられていました。
どうやら彼は中学生の頃にテニスで全国で1桁に入るほどのプレイヤーだったらしいのですが、勉強をできないことを馬鹿にされて学校に行けなくなってしまったのだそうです。
それはそれで大変不幸なことですし、勉強ができないことを馬鹿にするようなひどい同級生のことは気に掛ける必要もないとは思います。
学校だって、そんなに嫌な友達がいるような環境なら、個人的にはやめてしまってもいいと思いますしね。
でも、勉強を捨ててしまったというのは非常にもったいないなと思いました。
ご両親の熱心なサポートもあり、彼はeスポーツを授業で受けられることができて、なおかつ単位として認められるクラーク何とか学園に進むことになります(つまり英語や数学などの授業は受けず、一日中授業としてゲームをし続ける学校ということです)。
さらにご両親は、そんな彼のために、自宅に防音完備の「ゲーム部屋」を作ってプレゼントします。
ご両親は非常に満足そうでしたが、山口個人はものすごく違和感を感じました。
ご両親が率先して、勉強を頑張ることを放棄させているように見えたからです。
先ほども申し上げた通り、勉強ができないことを馬鹿にするような友人がいて、その対応も取ってくれないような学校に、いやいや通う必要なんてないと個人的には思います。
しかし勉強することは必要なんです。
事の良し悪しはさておき、先進国ではよい教育を受けて、しっかりとした学歴を持った人間が評価されるようになっています。
大企業は、自分の目標のために困難なことも頑張れる人材を欲しており、その一つの指標が学歴なのです。
それはさておいても、勉強という目の前の困難を投げ出し、ゲームを一日中やるような環境に身を投げてしまう中高生が、その先の人生で世の中を生き抜く力や社会性を身に着けられるとは思えません。
正しいか正しくないのか、それは分かりませんが、ご両親は「学校は行かなくてもいいから、一緒に勉強を頑張ろう!」という風に、彼の背中を押してあげて欲しかったなと思いました(※よそ様の教育方針ですので、山口が口を出すのは筋違いですが・・・)。
例えば、プロ野球選手を目指して小中高と野球を頑張った野球少年とはちょっと違うと思うんです。
もしかしたらプロ野球選手にはなれなくても、そこで経験した努力などが大学受験であったり、就職活動に活きたりする可能性はあると思います。
しかしもしもプロゲーマーになれなかった場合、そのゲームを頑張ったという努力がその後の人生に役立ちそうには思えないのです(もちろんゲームのクリエイターになったり、雑誌の編集者になったりする可能性はあるかもしれませんが)。
もちろん、彼がトントン拍子にプロゲーマーになって、きちんと家族を養えるくらいの経済力を得られるのなら、それに越したことはありません。
しかしながら、中高生がなりたい職業第7位ということは、相当のゲーマー人口がいるということになりますし、その中で一生食べていけるだけのプレイヤーは数えるほどしかいないと考えるべきでしょう。
そういった事情を鑑みて、20代30代になったとき、世の中に放り出されたて、貴重な子供時代や青年期を「ゲームに費やしてきた人間」を雇ってくれる企業なんておそらく皆無ですし、世の中はそんなに甘くはありません。
もちろん夢を諦めずに追いかけることは大切なことですが、そこにはどういったリスクが潜むのか?もし夢が叶わなかったときはどうなるのかについて、ご両親は彼に説明してあげる必要があったと思います。
そうすれば、勉強を頑張りながらゲームも頑張ってみよう!という別の道を見つけることができたかもしれません。
・・・というわけで、あんまり勉強には関係のないお話でした。
何度も申し上げますが、夢を追いかけることはとても大切なことです。
しかし、そのことでご家族や大切な人を不幸にしないか?何よりもみなさん自身が後悔しないかについては考えなければなりません。
プロのゲーマーを目指して40歳、気付いたら人生後戻りできない・・・、やっぱりあの時勉強を頑張っておいて、幸せな家庭を築きたかった・・・などと思っても後の祭りです。
与えられた時間はみな平等ですし、誰もが時間を戻すことなんてできません。
ちなみに山口は今でも毎日ギターを弾いていますが、今のこの仕事に就けて満足ですし、音楽の夢はほどほどのところで諦めて良かったなと思っています。
まあそんな話はさておき、このブログを書いている間に2名教室に来ましたが、未だに女の子のみ!
いや、ちょっと本当に勘弁してくださいよ・・・。
男子諸君、それで本当に後悔しないんだな!
(あの時自習行っとけばよかった・・・)なんて思っても後の祭りですよ!
そんなわけで当塾は、今日も明日もお昼開校です。
大学入学共通テストまでついに4か月を切り、公立高校入試A日程もあと5か月強です。
悔いのないよう頑張りましょうね!