同じ高校生、学力に差なんてほとんどありません(※ただし高校1年生4月時点では)
先日急遽女の子の塾生の面談を組ませていただきました。
その子はかなりの頑張り屋で、山口も『きちんと休んだ方がいいよ!』と声をかけてしまうほどだったのです。
でもさすがに頑張りすぎてしまったようで、2ヵ月ほど塾をお休みしていただくことになりました。
本人はその頑張りをわざわざ山口に言うような子でもありませんでしたので、詳細はお母様から聞いて知ることとなったのですが・・・。
なんと、夜は0時くらいに寝て、朝は3時、早い時だと2時に起きて勉強していたのだそうです。
それくらい頑張らないと不安だったのだそうで・・・。
あ、高校名は出しませんが、私立高校に通っています。
彼女は部活動も一生懸命頑張っていたので、学校、部活、自学自習もすべてに全力投球だったんですね。
もちろん成績は非常に優秀で、よほどのことがない限り、第一志望は大丈夫かなと思っています。
ただご本人は、塾をしばらく休んでしまうことで学力が低下するのではないかと心配している様子でしたが、まあ大丈夫です。
学力は落ちません。
仮に落ちたとしても、ちょっと頑張ればすぐに元に戻ります。
それはこの2年間、ものすごい質と量の学習を積み重ねてきたからであって、たったの二か月そこら休んだくらいでは、その土台は崩れないと確信しているからです。
ちなみに今は京都大学の過去問を使って指導を進めさせていただいていました。
今までが頑張り過ぎでしたので、この2か月間しっかりと休んで、また元気な顔を見せてくれたらと思っています。
・・・というわけで、山口は毎回毎回『勉強勉強!』と連呼しているようなイメージがあるかもしれませんが、それは明らかに質も量も伴っていない塾生に対してだけです。
今年の3年生や、こういった頑張り過ぎてしまう子にはむしろ、『最低7時間は寝て、しっかりと休んでね』と声をかけています。
でもね・・・本当に難関校と言われる大学を第一志望に掲げている受験生は、多少の差はあれども、何かしらみな同じような努力をしています。
君たちがやらなさすぎるだけ。
本当に一塾講師の自分がこんなことを言うのもなんですが、そんなに頑張りたくないなら受験なんてやめてしまえばいいのにと思います。
別にうちの塾もやめてもらって結構。
厳しいことも言わずに、『大丈夫大丈夫、今のまま頑張りましょうね~。』なんて言ってくれる塾に行ってくれて全然構いません。
当塾は本当に頑張りたい中高生が集まって、みんなで一緒にそれぞれの目標に向かっていく、そんな一体感のある空間を維持していきたいのです。
やる気も出ない、努力もしない、目標もないっていうんなら、お月謝なんていらないのでどうぞおやめくださいと思っています。
でもね・・・何も冒頭に紹介したような女の子ばりに頑張ってくれ!なんて思ってないですよ。
中学生や高校1、2年生は平日2時間、休日はその倍、高校3年生はさらにそれをそれぞれ倍にしてほしいと言っているだけです。
それでもスマホを触ったり、友達と遊ぶ時間くらいはあるはずです。
世の中には本当に無数の塾があって、『いやいやそんなことしなくても第一志望に合格できますよ。』って塾もあるのでしょうが、少なくとも当塾は違います。
お父様お母様から安くはないお月謝を払っていただいて、大切なお子様を預からせていただく以上、やるべきことは全力で努めさせていただきます。
【同じ高校生、そんなに差はありません(高校1年生の時点では)】
たまに超進学校の合格実績の話などをするので、もしかしたら(山口は高校で選り分けているのか?)と思われそうですが、全然そんなことはありません。
むしろまったくの逆で、何高校であろうが、入学した高校1年生の4月の時点では、ほとんど差なんてなくて横並びだと思っています。
中学受験を経験したとか、超難関私立高校を受験したとかならいざ知らず、公立高校入試問題は、岡崎高校だろうが明和高校だろうが、そうじゃない高校だろうが、みな同じような授業を受けて、同じ対策をしてきたはずなのです。
もちろん、その中で合格した受験生、残念ながら第一志望に不合格になってしまった受験生もいるのでしょうが、学んだ内容そのものには大差ありません。
というわけで、高校1年生の4月の時点では、そんなに劇的な差はないのですが、その高校で過ごす3年間で大きな差がついてしまいます。
少し前のブログでも書かせていただきましたが、授業のスピードそのものはどこも同じようなものです。
ただ難易度については大きな差があって、刈谷高校の中間期末テストなんかは(これ・・・本当にみんな解けてるの??)というくらい難しいです。
授業でやってもいない難しい問題をテストに出すのはいかがなものもか・・・という意見もあるかもしれませんが、刈高生はそこで受験生の基準を作っていきます。
実際の入試で『いや、こんなの習ってないから解けないよ!』なんて言い訳は通用しないですからね。
だから岡高生や刈高生は、『課題が多すぎる!』だの『問題が難しすぎる!』などと言った不平不満を口に出さないのです。
もちろん、心の中では思っているかもしれませんよ??
だけどそんなこと口に出してもしょうがないですもんね。
こうしてそれが1年2年と積み重なって、『勉強するのが当たり前だと思っている受験生』と『不平不満ばかり言い続けて、まったく学習習慣がつかなかった受験生』に分かれてしまうのです。
もう一度言いますが、何高校であろうが、入学した高校1年生の4月の時点では、正直そんな差はありません。
そりゃあ早稲田だの慶應だの、東海高校だの、開成や灘の入試問題対策してました!というのであれば、スタートで差はついてしまっていますが、『同じ授業を受けて、同じ入試問題に挑戦した受験生』に大きな差なんてありません。
ただ、大学入試の問題は、公立高校入試の問題とは比較にならないくらい質も量もとんでもないことになっているのです。
それにいつ気づくかだけの問題です。
・・・て今日も大学受験が終わった高校3年生が自習に来ているのですが、こういうところなんだろうな~…。
ちなみに西尾東高校の女の子ですね。
すごいです。
当たり前の話ですが、大学に進んでからが本当の学びの時なので、大学合格は本当のゴールではないんですよね。
いや、もう本当に自分はうちの塾生を心から尊敬します。
そんなわけで国公立の合格発表があと6日、もしくは一週間・・・。
大丈夫だとは思いますが、気が気でないです。
高校3年生のみなさん、合格の報告はぜひぜひ直接来てくださいね!
そして合格体験談の記入よろしくお願いいたします!