これはすごいぞ！

え？

偏差値61だけど、実数値は75を超えているってどういうこと？？


と思われた方もいるかもしれませんが、この模試は成績上位陣しか受けていないためです。



言葉は悪いですが、成績が悪い子やまったく勉強をやる気がない中学生も受ける、いわゆる公立中学校の中間・期末テストや実力テストでは、偏差値は総じて高めに出ます。



しかし、中学受験や駿台模試のように、『成績上位陣しか受験しない模試』では、確実に偏差値は低めに出ます。

そのため、『愛知県ナンバーワン私立中学校』と言われている東海中学校でも、偏差値は60。


当然東海中学校などは、学年1位・・・なのは当たり前で、そんな彼らが２年から３年中学受験専用の塾に通い続けた連中しか受験しないため、偏差値はめちゃくちゃ低く出ます。


つまり、東海中学校の偏差値は表面上こそ『60』ですが、実際には80近くあるはずです。




というわけで、そういう成績上位陣しか受験していない模試での『偏差値61』なので、これは相当な価値があるのです。


でも、そのものすごい結果もさておき、彼の素晴らしい所は『たったの１年、２年で偏差値を15上げた』というところです。


しかも３年生で。

中学１年生や２年生で偏差値を上げることはさほど難しくありません。


誰も勉強していないので、ちょっと頑張ればすぐに偏差値は上がります。


しかし全員が受験勉強をスタートさせ、なおかつ学習内容も難しくなる３年生で偏差値を上げるのは相当苦しい。


仮に自分が毎日３時間勉強したとしても、ライバルが毎日４時間勉強していたら、偏差値は上がるどころか下がってしまうんですね。


余談ですが、当塾が中学３年生や高校３年生よりも、１，２年生の期間を重視するのはそのためです。


厳しい話、３年生になるころには受験は終わっています。


話を戻しまして。


ものすごいのは『国語は灘・開成クラス（ぶっちぎりで全国１位の高校）』ということです。


常々申し上げておりますが、国語が一番重要で、それさえ何とかなるのであれば、他はどうとでもなります。


今彼が苦戦している数学も（とは言っても、そのニガテの数学ですら岡崎・明和クラスなのですが）、結果は後からついてきます。

なのでまったく何の心配もしておりません。



ちなみに余談ですが、英語の指導は山口がやらせていただいておりますが、彼についても受験英語の域をはるかに超えた内容を指導しております。


それが現代文読解力や記述力にも確実につながっていきます。


もうすでに、高等英語の９割方が終わっていますので、彼が高校に進学してからは、第一志望の大学受験対策に入っていく予定です。

なお、彼の報告によりますと『国語はあと３点で東大クラスだった』とのことでした。


凄まじすぎますね。


しかし国語の伸び方が尋常じゃないですね。


断言しますが、余程のことが無い限り、彼は第一志望の大学に合格できます。


それはこの結果が物語っています。



中高生のみなさん、高校２年生や３年生から本気になっても、もう間に合いません。

現実にはそのはるか前から、一生懸命その目標に向かって努力し続けているライバルがいるからです。


３年も４年も前から・・・しかも公立高校入試などを飛び越えて、最初から大学受験に照準を絞って頑張っている中学生が現実にいるのです。



そして彼らや彼女たちは嫌々勉強しているわけではない。


目標に向かって、そりゃあもちろん時には苦しい思いもするでしょうが、自分の意志で主体的に努力しているのです。

その礎を築き上げるのは中学生、願わくば小学生や幼児の頃です。

高校から頑張って何とかしようというのであれば、そりゃあ並大抵の努力では彼らや彼女たちの域には届かない。



だから本気で難関大を目指しているのであれば、人の２倍３倍努力してください。



そんなの当たり前の話です。



人が５年10年かけて築き上げたものを、たったの１、2年で追いつけるほどの優秀な人間なんていないのですから。

★たった今、今年超難関大を受験する予定の刈高生から、『どんな模試を受けるべきか？』という相談をいただきました。


どうやら刈谷高校で受験する模試に加えて、『名大プレ』『東大プレ』『早稲田プレ』『慶應プレ』なども受験するようですね。

おそらくほとんどの受験生が、『もうめっちゃ頑張ってる！』『毎月模試でしんどい！』と思っているかもしれませんが、それは君たちの物差し。


もちろん、高校３年生全員が各々頑張っている。


でも実のところ、そのほとんどの受験生が、本当に難関大を受験するような受験生が、日々どれほどの努力を積み上げているのかを知ることはできない。



だから山口はやかましいのだと思ってください。


嫌がらせでワーワー言っているわけではありません。



ただ単に、『今のその努力では足りない』からやかましいのです。


本来学校の先生が言うべきことを、山口が代弁しているだけですので悪しからず。