ついに〇尾高校の英語と国語の偏差値が、全国平均以下に下がってしまいました・・・。
え~・・・英語だけかと思ったら国語も平均以下に下がっとるやないかい!
これでここ数年、不肖山口が『とにかく本を読んで、文字を書いてほしい!!』を連呼し続けてきたことが分かっていただけると思います。
『本を読んで、漢字で書く』、そんなことは当たり前のことです。
近日中に、当塾に通っている〇尾高校生の模試の結果で解説させていただきますが、今の〇尾高校3年生、国語と英語に関して言えば多分・・・
『偏差値47くらい』です。
私は常々申し上げておりますが、〇高生のみなさんは〇尾高校に合格した時点では極めて優秀なんです。
岡崎高校の偏差値が70,刈谷高校の偏差値が68、〇尾高校は64ですからね。
偏差値の差なんて大してない。
これが1年2年という歳月をかけて・・・、いや、もうこの入学してからの2,3か月でとんでもない差がついているんです。
もうはっきりと言わせていただきますが、こと3年生に限れば、今の〇高生は英語と国語の偏差値は吉〇高校と変わりません。
偏差値が47なんですから。
まずはそのことを受け止めなければなりません。
【国語と英語・・・というのが非常に厄介です】
当塾ではとにかく教科は問わず、『しっかりと読むこと』そして当たり前ですが、『正しい日本語と感じで書くこと』を徹底しています。
だから当塾の塾生が記述力において、他の高校生に後れを取ることはありません。
一応偏差値の見方をお伝えしておきますと、
①『校内偏差値が全国偏差値よりも低い』⇒その学校の偏差値は全国平均よりも高い
②『校内偏差値が全国偏差値よりも高い』⇒その学校の偏差値は全国平均よりも低い
となります。
①は岡崎高校や刈谷高校です。
学年全体のレベルがあまりにも高すぎるため、『全国偏差値が70とか出ても、レベルの高い刈谷高校ないでは60くらいまで下がってしまう』という現象が起きます。
②の例は今回の〇尾高校です。
『〇尾高校の学力が低いため、全国レベルでは偏差値が低く出てしまったものの、レベルが低い〇尾高校の中では高めに偏差値が出る』という現象が起きているのです。
細かい数字は分かりませんが、今回の記述模試に限って言えば、〇尾高校の英語と国語は、全国平均をはるかに下回っています。
【でも、そんなことは2年・3年前から分かっていたこと】
『愛知県の公立高校入試がオールマークに移行しつつあった』
『中学生は文字や文章を書く必要が無くなった』
普通に考えれば『これから中高生の記述力は下がるであろう』と考えるのが自然です。
上がるわけがない。
だけど記述力なんて無くても公立高校入試は何とかなってしまうわけですから、誰も『物を読み、正しく書く』練習なんてしなくなたわけです。
残念ながら、この記述力こそ膨大な時間を必要とするため、厳しいことを言わせていただくならば、『今から慌てふためいても間に合わない』としか言いようがありません。
したがって、今回の記述で散々な結果が出てしまった受験生は
『共通テストウェイトが高く、記述が必要ない大学を探さなければならない』、ということになります。
そしてこれも残念ながら・・・いわゆる難関大とされる大学は記述の比率も非常に高く、もちろん難易度も桁違いです。
今高校1年生・2年生のみなさん(並びに保護者様)、近日中に精文館書店へ行って、難関大の赤本や青本に目を通してみてください。
それが約1年後、2年後にみなさんが対峙する問題です。
『マークだけでよかった試験』にどっぷり漬かってしまった高校生が解ける代物ではないということを念押しさせていただきます。