早稲田・慶應A判定!(とにかく一刻も早く、英単語学習に取り組んでほしい!)

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教室長ブログ

まずタイトル通り、早稲田慶應プレ模試A判定が出ました!




いずれも早慶プレ模試受験者の中で上位5%に食い込む大健闘ぶりです。

ちなみに早稲田社学については、共通テスト併用ということで厳しい結果になっておりますが、これはもう仕方ないです。



早稲田の共テ利用受験者は、ズバリ東大受験者。


『志望校は東大のみ、万が一に備えて共テ利用で早稲田も受験』みたいな感じですので、5教科のボーダーはなんと9割を軽く超えてきます。


逆に言えば、それでC判定なのですからこれも大健闘ですね。




そしてこちらもものすごい、『早慶プレ模試で英語の偏差値が66.9』


受験者数のところを見ていただければ分かる通り、受験者の数はわずかに1万人を超える程度。


これは『早慶を受験する可能性がある受験生だけしか受験していない模試』だからです(もちろん、力試しであったり、記念受験で受けた受験生もいるとは思いますが、おそらくはごく少数です)。


言ってみれば、分母のほとんどが早慶を受験するレベルの受験生。


その中で『偏差値が66.9』なので、これはもうとんでもないことです。


ちなみに一応山口が英語の指導を担当しておりますが、毎度のことながらもう特に教えることはありません。


もちろん、英作文や末節枝葉の英文法などはやるべきことは残されていますが、うちの塾生たちならばそれは『自分でもできる』こと。



特に誰かにあれこれ言われなくでも、うちの塾生諸君ならひとりでできることばかりです。


しかし、それこそが難しいこともまた事実。


受験本番まであと2~3か月、最後の最後まで全力でギャーギャー言わせていただきます!




【英単語が分からなければ、文章はまったく読めない】

何を当たり前のことを・・・と思われるかもしれませんが、その当たり前のことを全く理解できていない中高生が非常に多いので、改めて念を押させていただきます。


次の英文、たったの2行でいいです。

果たして少しでも日本語で理解することができるでしょうか?


New England autumn and the thin soil now shows in patches through the ragweed and goldenrod, waiting for snow still four weeks distant. The culverts are clogged with leaves, the sky has gone a perpetual gray, and cornstalks stand in leaning rows like soldiers who have found some fantastic way to die on their feet.


どうでしょうか?


こちらは英語圏ですと中学生~高校生(もちろん大人も含みますが)くらいの層が読む小説です。

おそらくほとんどの方がお手上げなのではないかと思われます。


しかしここで使用されている英文法は『分詞構文』『現在完了形』『受動態』、分詞構文を除けば何とすべて『中学校英文法』しか使われていません。


したがってこの文章を読めないのだとすれば、それはただただ『英単語を知らないから』、ただそれだけです。



ちなみにですが、和訳はこうです。



『雪がふるまでにはまだ四週間あるが、ブタクサやアキノキリンソウなどのあいまには、すでにニューイングランドの秋とその薄い土壌が斑点のようにのぞきはじめて、雪を待っている。

下水の暗渠は枯葉で詰まり、空は灰色に閉ざされたまま変わらず、たがいに寄りかかるようにして立ち枯れた玉蜀黍の列は、例えるなら立ったまま死ぬ奇々怪々な方法を見つけ出した兵士の群れのよう。』


ありゃま。

普通に和訳文を読んでもなかなかに骨の折れる文章ですね。


ちなみに『暗渠』とは、『目に見えない所に設置されている水路』、という意味です。


目に見える水路はもちろん『用水路』ですね。


このように英語は言わずもがなですが、私たちが慣れ親しんでいる日本語でさえも、言葉の意味が分からなければ読解に悪戦苦闘することになってしまいます。



文章を読み、思考し、自分の言葉で文章を書く。


そのために必要なのは

・ただひたすらに本を読む

・そこで分からなかった単語は、日本語だろうが英語だろうが自主的に調べて、もちろん自分の血肉とする


たったそれだけのことなのですが、これを伝えることこそが本当に大変です(※特に、愛知県の公立高校入試にどっぷり『漬からされてしまった』高校生には)。





文章を読むのにテクニックなどありません。


私は現代文が専門ですが、いわゆる『マーク式の現代文の点取り技術』などは教えられませんし、仮に知っていたとしても、そんなものを中高生のみなさんに教えたいとも思っていません。



小さい頃から・・・小学生や中学生、願わくば幼児の頃から読書に親しみ、自分の中にどれだけ読書の蓄えを作ることができるか、全てはそこにかかっています。



でも大丈夫です。


なるほど確かにうちの塾生諸君は、小さい頃からしっかりとした読書習慣がついておりますが、もちろん山口のように、後天的に読書習慣を身に付け、それなりの読解力や文章力を身に付けることは充分に可能です。



ただしもちろん楽して、という意味ではありません。


少なくとも『スマホ』などという、みなさんの読解力や思考力の醸成を妨げるものは、『自分の意志で』遠ざけてください。



一切排除してください、というわけではありません。


自分の主体的な意志で制限してほしい、その程度の努力もせずに、大学受験レベルの読解力や記述力を手に入れようというのはムシがよすぎるというものです。




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