大学入学共通テストを終えて
今年度ですが、当塾の共通テスト受験者は9名(12名中)、良い意味で予想通りの結果でした。
大幅に上振れることもなく、もちろん下振れることもなく、本当に当初予想していた通りでした。
800点以上の得点者は3名、600点~800点の得点者も3名、本当によく頑張ったと思います。
もちろん、思うような結果が出なかった塾生もいましたが、すぐに気持ちを切換えてください。
ずーっと申し上げてきましたが、『たかだか共通テストでみなさんの人生が決まるわけではありません』。
とはいえ、みなさんがこれから出て行く社会というのは、頑張れば必ず結果が出る受験とは違い、相当厳しい世界です。
頑張っても評価してもらえない、それどころか見向きもされない。
そんな理不尽に出会うことは一度や二度ではありません。
今みなさんが失敗しても大した痛手を被らないのは、みなさんのお父様お母様が、お金を出して全力で守ってくれているからです。
ひとたび社会に出て、今度はみなさんが『お金をもらう立場になった時』、今までのような生き方、考え方では罷り通らなくなってしまいます。
まだ受験は終わったわけではありませんので、残されたわずかな期間、みなさんの持てる全力を尽くしてください。
そして無事に第一志望を受験できるみなさん。
みなさんにとって、これまでの人生の中で一番きつい一か月が始まりました。
これもいい意味で予想通り、B判定やC判定が出たわけですが、それはもう予定調和。
ずーっと話してきました通り、出るべくして出た判定ですので気にしないでください。
そもそもみなさんは、簡単にA判定が出るような大学を第一志望にするわけがないからです。
そのために今の今まで、みなさんが掲げる難関大の二次対策を先んじてやってきたのです。
みなさんが負けるわけがない。
しかしながら、私たちがそれを信じていても何の意味もありません。
みなさん自身が自分の力を信じないことには、出せる力も出ないですから。
『僕は(わたしは)これだけ頑張ったんだ!』、その強固なバックボーンだけがみなさんを支えてくれます。
不安なのは当たり前。
そりゃあ模試も全てA判定で、東大しか受験しなかった篠原先生みたいなのも世の中にはいるでしょうが、『そんなの1万人にひとりくらい』ですので気にしなくていいです。
9,999人は、毎日毎日押しつぶされそうな不安と戦いながら、時には涙を流しながら必死に勉強してます。
山口は無責任なことは言えませんが、みなさんが愛知県で一番頑張った受験生だと思っています。
いや、うちは少人数制なんで共通テスト受験者はたったの9人ですが、『3人にひとりが共通テスト80%オーバー』、手前味噌で恐縮ですが、そんな塾はうちだけですし、みなさんは本当にすごいんです。
自信を持ってくださいね!
【本当に許せない、西〇東高校の進路指導】
今回共通テストを終えた、とある塾生のお話です。
某国立大学にB判定が出たので、その大学に挑戦する旨を伝えたところ、にわかには信じがたい答えが返ってきたのです。
『○○大学もいいけど・・・長〇県立大学とか下〇市立大学ならA判定が出てるから、そっちも考えてみてもいいかもよ?』
・・・あのね~、今まで一生懸命受験勉強を頑張ってきた教え子が、勇気を出して大きな目標に挑戦しようとしてるときに、なんでそんな水を差すようなことを言うんですかね?
教育者として(※山口は自分を教育者とは思っていませんが)信じられない思いです。
はっきり言って、西〇東高校が『国公立の合格実績を確実に増やしたいから』そう薦めただけですよね?
その子のその先の人生のことなんて考えてないですよね??
これは公立中学校の進路指導にも言えることなのですが、その受験生が本気で頑張っているのであれば、恐れずに挑戦することを薦めてほしいです。
もちろん、その子が頑張っていなかったのであれば、山口もはっきりと、『君には第一志望に挑戦する資格はない』と伝えます。
ただ、うちの塾にはそんな中高生はひとりもいませんが。
ここで挑戦を諦めて、確実に成功する方を選んでしまえば、おそらくはその先の人生で、楽な方、確実な方を選ぶようになるでしょう。
もちろん、山口にも『絶対に合格するよ!』なんて無責任なことは言えません。
しかしながら、今まで本気で頑張ってきたのであれば、たとえ敗れたとしても第一志望に挑戦すべきです。
しつこいようですが、『今まで頑張らなかった』受験生にそんなことは言いません。
またさすがに、『E判定しか出ていない場合』も同様です。
二次比率が高い旧七帝大一工でない限り、逆転の可能性は0%に近いからです。
そんなわけで塾生のみなさん。
みなさんのB判定、C判定は予定通りです。
ちなみにですが、一昨年当塾から京都大学に合格した受験生は、『模試もすべてD判定かE判定、共通テストの判定もD判定でした』。
言わずもがな、やるべきことをしっかりとやっていたから、受かるべくして受かったのです。