時間の問題だけはいかんともしがたいのです
さて、大見得を切って、『トライアスロンかフルマラソンに出ます!』と高らかに宣言した山口なわけですが・・・。
実際のところ、現時点では相当厳しいです。
以前にお話ししました『大目標・中目標・小目標』にあてはめるのであれば、
大目標⇒トライアスロンかフルマラソンに出る!
中目標⇒きちんと合理的な練習法で、年間3,600㎞走る!
小目標⇒毎月300㎞走る!(ファルトレク、ペース走、閾値走、ジョギングなど)
・・・なのですがこのざまです。

2月 209km
3月 147km
4月 196km
全然やん!
ちなみに言い訳をしますと、3月はちょっと体調を崩しまして、4月は旅行に行っていたので…と言いたいところですが、そうです、全部言い訳ですね。
当り前の話ですが、『体調を崩す』『不測の事態が起こる』ことを見越した上で、毎日・毎週・毎月の計画を立てていかなければなりません。
そして山口、4月30日を迎えた時点で『196kmしか走れていなかった』のですから、もしも本当に目標を達成しようとするのであれば、『4月30日に全力で104km走る必要があった』のですが、そんなことは絶対に無理です。
いや、ダラダラ歩いていいのであればもしかしたらできるかもしれませんが、これはトレーニングなので、きちんと自分の身体に負荷をかけて、『平均心拍数最低でも150以上で104km走らなければならない』のです。
今の山口の体力でそれをやったら、本当に命を落としていたと思います。
【勉強も同じ】
正直、山口のランニングとは比べ物にならないくらい計画性が必要になります。
毎度同じことを申し上げておりますが、『大学受験に必要な学習時間は最低でも4,000時間以上』。
しかもこの数字、相当優秀な高校生が、滞りなく、ベストな学習を継続できた場合の数字です。
みなさんが山口のように能力が低いのであれば、その1.5倍、2倍の学習が必要になります。
人の倍努力する、そんなことは当たり前の話です。
それはさておき、もしも仮にほとんど勉強をしないままに高校3年生になったら・・・。
これはつい最近のブログでも書かせていただきましたが、(学校の授業を抜いて)『毎日15時間以上の学習が必要になる』のですが、もちろんそんなことは絶対にできません。
ですのでうちの塾では、そういう高校3年生は門前払いなのです。
なんぼお月謝を払ってもらおうが、なんぼ毎日毎日講習を受けてもらおうが、時間が足りないから無理なんです。
1年で司法試験に合格しなさい!と言っているのと変わりません(※ちなみに司法試験の合格に必要な時間は6,000時間以上、6年ほどの歳月が必要になると言われています)。
何度も何度も、しつこいほどに申し上げますが、『たったの1年・・・いや、何なら2年でもいいですが、そんな短期間で4000時間もの学習時間を確保することは不可能』なんです。
余談ですが、今当塾で刈谷高校・岡崎高校で上位1桁に入っている塾生は、みなアプリであったり時間を測定する機器を使って、日々の学習時間を管理しています(※本人に聞いたわけではありませんが、机の上にそれっぽいものを置いているのを見かけましたので・・・)
みなさんの大学受験は、山口の余暇のようなランニングとは訳が違います。
一日で100km走れないのと同じで、1年や2年程度の時間で4,000時間の学習を確保することは不可能です。
だから毎日毎日積み上げてください。