マルチタスクが脳を疲弊させ、破壊する

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教室長ブログ

これは奥さんに教えていただきました。


まずは分かりやすい画像からご覧ください。


『スマホが脳疲労を引き起こした結果・・・「』

『スマホが情報過多を引き起こし、脳内がごちゃごちゃになっている様子』

『中学1年生からスマホを持たされた結果、脳の成長が小学校6年生のまま止まってしまった例』

(★人間らしい感情が乏しくなり、物事を記憶したり、情報を整理する能力が育たなくなるのだそうです)








マルチタスクというのは言葉通りなのですが、『様々なタスクを同時に処理する』という意味です。


奥様の指摘によると、『最近(山口)が自宅でぼーっとしている時間が増えた』ということなんです。


もちろん誤解のないようにお伝えしておきますが、教室ではそんなことはありません。


むしろ授業の内容も精度も、ますます冴え渡っていると自分で思っています。



しかし、その反動が自宅で顕在化してしまっているのです。



おそろしいことに、自分自身ではそのことに気付いていません。



そしてもしかしたら、

『いやいや、日中仕事を頑張ってるんだから、家でくらいのびのび過ごしてもいいんじゃないの??』


と思われるかもしれませんが、そういうレベルの話ではありません。




そう、西尾駅やベルサウォーク、病院や飲食店などで、無表情でぼーっとスマホに釘付けになっている、あれが自宅で起こってしまっているのです。




おそらくは山口の授業を受けてくれている塾生諸君、また、面談で直接お話させていただいている保護者様には想像もつかないと思います。



そうなんですよね、山口がスマホの使用時間ゼロなのかと言えば決してそんなことはなく、家に帰ったら人並みにはスマホを触っています。


とはいえ、山口家には、『娘の前では一切スマホを触らない!』という鉄の不文律がありますので、もしかしたらスマホの使用時間は平均以下かもしれません。



それでもこれほどの悪影響が出ているのです。



もちろん、スマホだけのせいではないかもしれません。


しかしそれこそお手持ちのスマホで構いませんので、


『スマホ 脳 悪影響』


『マルチタスク ストレス』


などのワードで検索してみてください。


ここにポジティブな内容を見つけることはできません。




私たち人間の脳は、マルチタスクをこなせるほど優秀ではないのです。


そして恐ろしいことに、今リアルタイムでダメージを受けていることに、本人はまったく気づけないのです。



ほんの数分動画を観ているだけで、


(あ~、今自分の脳はダメージを受けているな~)



と気づける人間はほとんどいないでしょう。



私たちはほんの数分動画を観ているだけで、知らないうちにとんでもないストレスを受け、疲弊させられているのです。



そして恐ろしいことに、小さい頃からスマホを観続けてしまった子どもの前頭葉、つまり、最も人間らしさを司っている部位が、まったく動かなくなってしまうのです。



定期的にスマホの話をしているので、もう聞き飽きた塾生もいるかもしれませんが、


『そこらじゅうでスマホに釘付けになっている中高生の表情は死んだように無表情』

なんです。






人間の脳は握りこぶしを二つ合わせた程度。


残念ながら私たちの脳は、受験勉強をこなしながら、さらにスマホに割くほどのキャパシティも能力も持ち合わせていないのです。


・・・というわけで、知らなかった・・・。


そんなちょこっとスマホを観るだけでも、脳は途轍もないダメージを受けるんですね。


もしかしたら中高生諸君、『いや!自分はそんなことないよ!』と思っているかもしれない。


でもこれの恐ろしいのは、


『知らぬは本人ばかり』


ということなんです。


君はそう信じているのかもしれないけど、君の頭の中ではとんでもないことが起こっているのかもしれない。



岡高や刈高以外の高校に通っている高校生が、岡崎高校や刈谷高校の授業の内容や課題を知ることがないように、スマホを触っている人間が、スマホを触っていない人間のことを理解できるわけがない。




しかしながらしつこいようですがお母様、お父様。


このことをお子様に理解してもらうのは相当に大変なことです。



かつての私たちがそうであったように、リアルタイムを生きる中高生にとって、自分たちにとってデメリットがある楽しいものを、自分の意志で取り払うことはかなり難しいのです。



だからせめて、スマホを取り上げるという非現実的な話はさておき・・・、せめて受験勉強くらいは厳しい環境に身を置かせる必要があります。



しつこいほどはっきりと申し上げますが、今の西尾高校と西尾東高校の授業の内容・スピード・課題などなど…全て進学校の基準をはるかに下回っています。



ましてやスマホ漬けの現代の高校生、この非常に緩い環境で、大学受験に対応できるだけの力を身に付けるのは相当に難しいのです。



そしておそろしいことに、スマホと同様にその恐ろしさを理解するのにはある程度の時間がかかってしまいます。



スマホが世に蔓延り出してからたかだか20年弱、良くも悪くもその影響力が分かるのはこれからなのかもしれません。





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