中学2年生の塾生の男の子、448点!
一部の中学校を除き、テストが返ってきましたね!
そんなわけでタイトルの通り、当塾の
本当は写真を掲載させていただきたかったのですが、英語だけまだ返却されていないため(点数だけは教えていただいたようで・・・)、また後日、個票が返ってきたらということで!
彼が入塾してきたのは昨年の夏、大手学習塾からの転塾でした。
当時から成績は申し分なかったのですが、ハードな部活動も頑張りながらということで、当塾を選んでいただいたのでした。
ただ良い意味でプレッシャーでしたね!
何せ入塾時点で好成績でしたので。
また今でも覚えていますが嬉しいことに、『もっと早くこちらに来てたらよかったです』とご両親におっしゃっていただいたのです。
もう講師冥利に尽きますね。
私たちは1年間に最低でも4回、保護者様を交えて面談をさせていただきますが、お父様お母様のお言葉は本当に励みになります。
彼の指導ですが当塾の学生講師、板倉先生が指導にあたっています。
当塾は社会人講師が3名、名古屋大学院生講師3名、大学生の講師4名の計10名が在籍しています。
うちではいわゆる『ネットや紙媒体での募集』というものは一切やっておりません。
『教育のプロが教えます!』なって言っておいて、ネットで検索したら『未経験者歓迎!教えることが好きな人、待ってます!』なんて求人が出ていたら、少なくともそれを見た保護者様は当塾を選んでくれないでしょう。
そんなわけで当塾、普段のブログでは社会人講師の名前が目立っておりますが、学生の先生も大活躍しています。
それにしても『448点』という得点ももちろん素晴らしいのですが、何といっても過去最高点を更新したというのが素晴らしいですね。
みなさんもご存知の通り、学年が進めば進むほど得点率は下がっていきます。
理由はいくつかありますが、
・学年が進むにつれて、学習内容が高度になる
・学年が進むにつれて、学ぶ範囲はどんどん広がっていく
・学年が進むにつれて、勉強をしなかった生徒も勉強をしだす
こんなところですね。
上記の理由から、中学校高学年、高校生は『成績は下がっても仕方がなく、現状維持できればいい方』と考えられています。
その中で過去最高点を更新した彼の頑張りは素晴らしいの一言ですね。
ちなみに山口・・・、今回夏期講習で彼の英語を担当させていただきました。
お父様お母様には『英検3級対策』をお約束させていただいたのですが、すみません・・・3級はすっ飛ばして準2級対策まで行きました。
彼の理解するスピードがあまりにも速かったので、『受け身』『比較』『現在完了形』『分詞』『関係代名詞』『不定詞構文』『5文型』が、それぞれ1時間ずつの指導で終わってしまいました。
これ・・・、改めて怖いなと感じました。
彼の本来の英語の力がこれなんです。
理解と消化ができるなら、どんどん先に進むべきなんです。
彼はもちろん自分では気づいていなかったでしょうが、ものすごく先まで進むことができていたものを、頭から抑えつけられていたような状態だったのです。
集団授業では成績の良い子も、残念ながらそうでない子もみな一斉に同じ授業を同じ時間に受けなければならないので、本来こうしてものすごい力を持っていた生徒の可能性も潰してしまう可能性があるのです。
そしてその集団授業の目指すところは、もちろん『公立高校に合格すること』に最終ゴールを定めてしまっているので、どうしたってそれ以上の力はつくはずもありません(誤解のないようのお伝えしておきたいのですが、こればかりは国が定めた基準ですので、学校の先生に責任があるわけではありません。)。
どんなにいい成績を取っている中学生でも、習ってもいない『仮定法』や『分詞構文』『強調構文』『劣勢比較』などは理解できるはずがないのです。
だって習ってないのですから。
そうなると何が起きるのかというと、『高校に入学してからついていけなくなる』が起こるのです。
西尾高校や西尾東高校をはじめとする、西尾市内の公立高校に合格するのは最終目標ではありません。
大切な節目ではあるでしょうが・・・。
どんな進学校でも必ず起きる現象ですが、『中学時代はとても成績が良かったのに、高校に入学してついていけなくなる』というのは、高校合格をゴールに設定しているからです。
そんな付け焼刃の力では、大学受験に対応できる本当の力は身に着けることができません。
ですから今回の彼の夏期講習でも、山口はいきなり大学受験の話をして、それに対して何が必要なのかの青写真を見せながら指導に入っていきました。
いい意味で予想通りでしたが、ものすごいスピードで理解してくれました。
もちろんですね、たったの10コマの学習で全てが網羅できるほど、英語という教科は甘いものではありません。
今後はこの10コマで学んだものを維持していくために、しっかりと毎日学習をして、理解したものをつなぎとめて、アウトプットできるように意識的に取り組んでいく必要があります。
よく言われていることですが、『受験英語1,500時間、日常で困らない程度の英語力に3,000時間、英検1級に10,000時間、字幕なしで映画や英語のニュースを理解できるようになるのに15,000時間』必要だと言われています。
ただ、言語なので、正しい学習法で、日本語との違いをしっかりと認識・理解して時間をかけてあげれば、誰でもマスターできます。
言語学としての習熟度はさておき、小さな子供でもホームレスでも、英語圏に行けば英語は誰でも話しているのですから。
ただし、『目の前の受験を乗り切るため』の学習では、公立高校入試くらいは乗り切れても、その後は目も当てられません。
ぜひぜひ早期の段階で、正しい学習法を身に着けて、後後で楽をしてください。
早ければ10時間で済んでいたものが、後々『100時間必要になってしまった・・・。』なんてことはよくある話なんです。
『頑張って西尾高校に入ったけど、その後まったくついていけなくなった・・・。』これもよく聞く話だと思いませんか??
・・・とそんなわけでまだ途中でしたが、今からその『公立高校入試対策』をやります。
『さっきと言ってること違うやん!』と思われるかもしれませんが、それはそれ、これはこれ。
100%志望校に合格してもらうために、しっかりと『公立高校入試対策』をやらせていただきます!