『A判定でも落ちる』
先日ですが新高校3年生の塾生より、春期講習を受けたいとの連絡をいただきました。
もちろん快諾です。
・・・となると先日、(山口の枠は埋まった言うてたやん!)なんて思われる方もいるかもしれませんが、当塾は現生徒第一主義、新規の枠が埋まっても、現生徒分の枠は常時余裕を持たせています(・・・とは言っても残り3枠となっていますが)。
さて、当塾の塾生や保護者様はご存知の通り、山口はほとんど講習の案内をしません。
最大の理由は、『きちんと自習に通って質問してくれるなら、本来講習は必要ないから』と考えているからです。
これはいい方の理由でもう一つは、『やる気が伴わないと、いくら授業を増やしても意味がないから』です。
そりゃあお金はできるだけかからない方がいいですからね。
山口が講習をお勧めするときは、以下の場合です。
①生徒がやる気に満ち溢れていて、知的好奇心を満たしたいと思っている
⓶早慶や国公立二次、医学部医学科などの特殊な対策が必要がある場合
③現在の成績と第一志望の目標の乖離が大きい場合(偏差値なら5以上離れている、もしくはC判定以下、合格率60%以下と出ている場合)
逆に講習をお勧めしないときは、
①現在の成績と目標に乖離がない
⓶自学自習の習慣がしっかりとできている
③学習に意欲的ではない場合
・・・となります。
①と②はポジティブな理由になりますが、③は相当に厳しいです。
もちろん当塾でも、やる気がない中高生に対してやる気がでるような働きかけはしませんが、残念ながらほとんどが焼け石に水です。
よ~く考えてみてください。
以前にも書いた内容なのですが、例えば野球大好きな山口が知人に『今カーリングが流行っているから一緒にやらない??』と誘われても、多分やりません。
興味がありませんから。
それを無理やり、『いややれよ!おもしろいって言ってんじゃん!』なんて言われても絶対にやりません。
勉強はほとんどの中高生にとってはやはりしんどいものなので、自分で何かしら理由を見出さない限りはやる気になんてなるはずがないんです。
例えば『○○高校で野球がやりたい!』でもいいですし、『キャンパスがおしゃれだから○○大学に通いたい』でもいいです。
山口なんて勉強を頑張る気になったきっかけは、『新しいゲームが欲しい!』でしたから。
いずれにしても、何をやるにしても、動機付けは必要で、外部からの働きかけでやる気が起きることなんてまずありません。
もちろん、山口はいわゆる暑苦しい熱血タイプなので、勉強に対して意欲的でない生徒にやる気が出るよう全力を尽くしますが、最終的には自分の意志で行動を起こすしかありません。
必要性も見出していないのに、モンゴル語を覚えようなどとは思わないでしょう?
でももっともまずいのは、『○○大学に行きたい!』と願っておきながら、そのために必要な努力ができない生徒です。
今年度、当塾の塾生は中学生は全員第一志望合格、高校生は惜しくも一人は第一志望に合格できませんでしたが、その塾生の第一志望を除けば、全員が全勝しました。
ちなみにそのただ1人第一志望に合格できなかった塾生も、去年の夏から体調を崩してしまい、限界まで追い込んでの受験だったのです。
今年の受験生も本当に最高の結果を残してくれましたが、それもこれも全員が全員、自分の目標に向けて自分ができうる最高の努力をしたからです。
中には最後の最後までE判定しか出ていなかったのに、本番で受けた大学全て合格した、なんていう女の子もいましたが、毎日毎日ラストの22時まで残って勉強していました。
断言しますが、自分の意志でそこまで頑張れるのであれば、誰でも合格できます。
逆に言えば、自分の目標のためにすら努力できない生徒には、結果など伴うはずがありません。
そしていよいよ本題に入りますが、こちらです。
https://gendai.ismedia.jp/articles/-/63635
もしこちらのリンクから飛べなければ、『A判定でも落ちる』で検索してみてください。
A判定でも落ちるんです。
ここには絶対評価が介入する余地はまったくありません。
『ぼくは(わたしは)これだけ頑張ったんです!』とアピールしても何にもなりませんし、そもそもそんな機会も場所もありません。
合格最低点より1点でも多く取ることが条件で、残念ながら1点でも下回れば不合格です。
もちろん、文部科学省のやり方には納得がいかないかもしれませんが、それでも条件はみな同じですし、こんな理不尽は社会に出れば腐るほど遭遇することになります。
そして合格点を取るこというのは、言うまでもありませんがしっかりと努力を積み重ねてきた生徒なのです。
1年生の頃から計画的に勉強して、やりたいことも我慢して頑張ってきた生徒に、3年生から頑張って勝とうなどとはムシが良すぎるのです。
それでもそんなムシの良い夢をみようとするのであれば、これはもう並々ならぬ努力をするしかないじゃないですか。
スマートフォンくらい自分で解約して、お父さんお母さんに『ガラケーにして!』と自分で言うくらいの心意気が必要なんじゃないですか??
ほぼ毎日同じことを言っていますが、周りはみんなこれくらい当たり前に勉強してるんです。
計画的に頑張ってきた連中が、3年生になると『毎日6時間以上勉強』するわけですから、同じ質と量の学習では追いつけるどころか差が開いていくのです。
・・・といった感じで、当塾はやる気のない生徒にとっては本当にうるさい塾です(笑)。
宿題も多いですし、『居眠り』『私語』『スマートフォン』は発見した時点で強制帰宅ですしね(まあそんなことは言うまでもないことなのですが・・・)
もしも『楽して合格したい!』なんて思っているなら、当塾はお勧めしません。
宿題も多いですしね。
ただし本気で第一志望に合格したい、苦しくても頑張りたい、と思っているのであれば、お気軽にお問合せください。
相談だけでもOKですよ!
ちなみに本当に今は定員ギリギリです。
現在研修中の講師が指導の場に立てるレベルに達するまで、もう少しお時間をいただくことになります。
なお、中学生に関しましては、変わらず随時お受付しておりますので、ご希望であればいつでもお声がけくださいませ。