山口(英検準1級)の英作文を都築先生(英検1級・TOEIC満点)が添削してみた

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雑談

いよいよ明日はセンター試験ですね!

 

例年よりも厳しく指導してきた高校3年生でしたが、何とか間に合いました。

 

正直(ちょっと今年は厳しいかも・・・)と予想し、かなり早い段階で入塾を締め切り、講師全員がすべての力を注ぎ今日の日に至りましたが、全員がしっかりと戦える状況に仕上げてきたと自信を持って言えます。

 

あとは月並みですが平常心で受けること。

まあこんな無神経のかたまりのような山口ですら緊張したのですから、緊張するなと言っても無理な話かもしれませんが、会場にいる全員が緊張しています。

 

君だけじゃありません。

 

そしてその緊張を吹き飛ばすのは、どれだけこれまで頑張ってきたか、その1点しかりません。

 

そしてそれはそのまま非受験生全員にも当てはまります。

東大にストレートで合格するような人間でも、想像を絶するくらいの努力を積み重ねて早慶の合格を勝ち取るような人間でも、医学部に合格して涙が止まらなかった医者の卵でも、共通しているのは『勉強はし過ぎるなんてことはない』ということです。

 

『いや~こんなに勉強しなくても良かったですね。』などと言った受験生に、今までただの一人も出会ったことはありません。

 

その逆の『もっと勉強しておけば良かったです・・・。』には何人も出会ってきましたが。

 

後悔しないなら勉強なんてしなくてもいいです。

全部自分のせいにできるなら、同じく勉強しなくてもいいです。

 

ただその可能性が砂塵ほどでもあるのなら、君は後悔のないよう今すぐに全力を尽くすべきです

 

・・・と今日は別の話題でした!本題に入ります。

 

 

 

【山口が本気で書いた英検準1級の英作文を、都築先生が斬る!】

いや~久しぶりに本気で書いてみましたが・・・。

 

準1級ともなるとそもそものテーマが難しい!

以下に今回のテーマと山口が書いた英作文を紹介します。

 

【政府は働く女性を支援するべきかどうか? Shoud the government support working women in Japan?

私は以下の二つの理由から、政府が働く女性を支援することは必要であると考えます。まず第一に、少子高齢化の影響から、国内の労働力がますます減っていくことが予想されます。労働力の減退は取りもなおさず国内の生産力の減少と、経済の鈍化につながっていきます。

第二に、優秀な女性を企業内にとどめることにより、女性ならではのアイディアを得ることができ企業の活性化につながります。これまで多くの優秀な女性が、結婚や子育てを転機に会社を去るという選択肢を取らざるを得ませんでしたし、同時に社会復帰も困難でした。そういった諸事情を政府がサポートすることにより、優秀な女性が長く働ける環境を作り上げることで、男性にはない女性ならではの発想があらゆる現場で活かされます。これらは企業単体で対応するのは難しく、国家レベルの支援が必要になるでしょう。

以上より、私は政府は働く女性を支援するべきだと考えます。

 

I think that the government should support working women for two reasons . First , We can easily infer that an aging population and declining birth rate will increasingly give rise to less domestic working force .Declining working force leads to less the power of the production and dulled the economic .

Second , keeping competent woman in corporation leads to stimulating the company by gaining women’s incredible idea . Previously , Working women have no choice but to quit the office because of her marriage and raising her children , simultaneously have difficulty them returning . Dealing with these circumstances , providing environments where capable women work comfortably for them shows off their creativity in anyplace . Resolving these issues , however , is requiring nation level’s supports. That is because it is difficult for minor company to deal with them .

For these two reasons , I think nothing is as important as supporting working women by the government . 】

 

これはいけた!

結構頑張ったぞ!・・・と思ったのですが(鬼の)都築先生に添削をお願いしたところ、結構ボコボコに添削されて返ってきました・・・。

 

 

ただ、充分に合格点には達しているとのこと。

一応自分の名誉のために言っておきますと、山口は一応英検準1級は取ってますし、TOEICも900点前後は取れます。

ただ、留学経験もないコテコテ日本人なので、ネイティブ目線で見ると不自然な表現もあるということですね。

 

さて、なぜか英文の前に日本語が書かれていることに違和感を感じたみなさんもいるのではないかと思います。

先にも申し上げましたが、英検準1級はそもそもライティングのテーマが重たいので、自信が無ければまずは日本語で文章を書くことをお勧めします。

 

日本語で書けないものを英語で書けるわけがありませんからね。

 

山口くらいの英語力で見ても、論旨が破綻していて(とりあえず、思いついたことをその場で書いたんだろうな~・・・)という英文が散見されます。

が、正直言ってそれは取り組みとして甘いです。

 

厳しいことを言わせていただけるならば、普段からニュースや新聞で見聞きする程度のことでいいので、今私たちが直面している社会的な問題に対して普段から思考する習慣をつけてほしいです。

 

それは英語だけではなく、これから受験生に求められる『思考する能力』を育てることにもつながります。

 

そしてもう一つ、これを意識するだけでみなさんの英語の文章がグッと英語っぽくなる必勝法を伝授いたします。

それは『極力主語に”I”を使わず、無生物主語でSVOプラスアルファで文章を作る』ということです。

 

ちなみに山口の今回の英文ですが、導入と締めの2文でしか”I”を使っていません。

 

“I”を連発すると・・・これは日本語に変換するとさらに顕著になるのですが『わたしは・・・。わたしは・・・。わたしは・・・。』と、『わたし』の羅列になってしまうので、文章が主観的になってしまいます。

客観的な文章にならないんですね。

 

そしてそもそも英文が”I”だらけになってしまうと・・・とても幼稚な印象を受けてしまいます。

ちなみに慶應や医学部、国際教養大学などの英作文に力を入れている大学は、それだけで大幅減点です(・・・と問題用紙にも付記されています)。

 

その他やるべきことはたくさんあるのですが・・・、一朝一夕には難しいことは何となくわかっていただけたのではないかと思います。

英検はもちろん、英作文に力を入れている大学というのは、英語能力と同時に思考力・国語力も求めています。

 

正直なところ、『読む・聞く・書く・話す』といういわゆる4技能ですが、受験英語にあたる『読む』は一番基本中の基本、単語を覚えるなんてのはさらにそれ以前の話になります。

 

これらの対策が数か月程度で終わるでしょうか?

 

答えはもちろんNoで、少なくとも年単位の努力を継続することが必須となります。

 

もちろん、それは目指す大学により、かける時間も労力も変わってくるでしょうが、少なくとも偏差値が55を超えるくらいの大学を目指すのであれば、それなりの質と量の学習が求められるということをみなさまに伝えられたら幸いです。

 

そして最後に一番大切なことを。

 

いつものフレーズになりますが、『英語は誰で100%上がる教科』です。

言語ですから。

 

英語圏なら幼児でもホームレスでも英語を自由自在に操っています。

私たちが苦しむ理由は、そもそも『英語と日本語の構造が違う』ことを腑に落とし切っていないからです。

 

そしてもう一つ・・・。

英語力が向上しないほとんどの場合が『ただの努力不足』です。

英語を毎日のように音読して、ノートが埋め尽くされるくらい書いて、寸暇も惜しんで勉強した受験生で、英語の成績が上がらなかった生徒はただの一人もいません。

 

ただの一人もです。

 

英語に苦しんでいる中高生のみなさん、英語を上げたいと心から願うみなさん、ぜひお気軽に体験授業を受けに来てください。

 

ただし、体験授業は気軽にで良いのですが、入塾するか否かについては大いなる決意を固めて来てください

 

私たち講師一同、みなさんには厳しさを求めます。

楽に簡単に成績を上げたいと思われているのであれば、当塾ではなく他塾を検討された方が良いのかもしれません。

 

 

 

 

 

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