やる気は自分で出してください。
本当に葛藤するのですが、中高生のやる気を出すにはどうしたらよいのだろう??とたまに悩みます。
いつも申し上げております通り、やる気なんてものは自分で何とかするしかないものだと個人的には思っています。
いや~、何と言われようが、カーリングやスワヒリ語をどれだけ他人に勧められたとしても、自分は絶対にやりません!
もちろん、カーリングやスワヒリ語に一生懸命取り組まれている人はたくさんいるでしょうが、私個人はまったくなんの興味もないからです。
同じように、自分はギターと野球が大好きなのですが、ギターなんて興味がない人はごまんといるでしょうし、野球なんて見たくもないなんて人もいるでしょう。
これらとまったく同じで、勉強だったり行きたい大学だったりというのは、本人次第だと思っています。
やる気がないなら勉強なんてやらなくてもいいと思っていますし、ただその場合はうちの塾には来ないでくださいねと思っているだけです。
・・・なんてことを言うと(担任制指導のFIXってひどい塾だな!)と思われるかもしれませんが、正直うちはそこらの学習塾には負けないくらい声掛けさせていただいています。
一応たった今ネットで、『塾 生徒 やる気を出す』で検索してみましたが、これでヒットしたくらいのことは、もちろんうちの塾でも『当たり前』にやらせていただいています。
そんなね・・・『成功体験を積ませる!』『褒める!』『時には叱ることも大切!』『モチベーションが上がるように声掛けする!』もちろんやってますようちでも。
でもそれでもやる気が出ない中高生はどうにもできませんし、他の一生懸命頑張っている塾生に迷惑がかかるから、『やる気を出すか、塾をやめるか』のどちらかにしてほしいだけなのです。
当塾は、『目標達成のために、本気で頑張りたいと思っている中高生とその保護者様に信頼していただいている』と信じています。
・・・とこのブログを書いていたら、西尾高校の女の子から質問をいただきました。
さらに少し前に弊ブログでも紹介させていただいた、『文系国公立の計画表もほしいです。』と言ってくれました。
これですね。
こちらの彼女、これまでに何度も当ブログでご紹介させていただきましたが、中学校の頃は5教科で400点に届かず『西尾高校は厳しいから志望校のランクを三つ下げなさい。』と言われ続けた女の子です(中学校の先生、何度も何度もすみませんね。でも多分当分この話はさせていただきます)。
三つですよ!?
本人が『頑張って西尾高校に行きたい!』と言っているのに、『志望校のランクを三つ下げなさい。』ですよ!?
いや、よく分からないですけど、教育者と呼ばれる人なら『君が本気で行きたいと思っているなら、先生は応援するから頑張りなさい!』が正解じゃないんですか!?
ちなみに余談ですが、お母様から聞いた話では『なんで○○が西尾高校に合格したの!?』と言われることもあったそうですが、そんなの簡単ですよ。
本人がめちゃくちゃ頑張ったからです。
いやな言い方かもしれませんが、その『なんで○○が合格したの!?』という子よりも、何倍も何倍も頑張ったのです。
もちろん今では無事に西尾高校に合格、そんな彼女もいよいよ四月からは高校3年生、先日の西三模試では西尾高校で『70番』
くらいまで成績を上げてきました。
ちなみに入学時に受けた4月の実力テストではビリでしたけどね。
彼女は体育会系の部活動に籍を置いていますが、きついとかしんどいとか弱音を吐くことなく、ほとんど毎日教室に通ってくれています。
おそらく第一志望も大丈夫かなと思っています(難関校志望なので楽ではありませんが…)。
話が少しそれましたが、入塾してくれた中学2年生の時から、彼女に対して『勉強を頑張って』と声をかけたことは一度もありません。
ただ、『頑張ればきっと西尾高校にも行けるよ。』と言っただけです。
もちろん、指導や学習計画などは私たちが責任を持って全力で取り組ませていただきましたが、やる気を出したのは彼女。
頑張ったのも彼女。
彼女が自分の中でしっかりと強い目標を持って、西尾高校に合格した後も気を緩めることなく、成績がどんなに落ちても腐ることなく、この約3年間不断の努力を継続してくれたから今があります。
本当にありがたいことに、当塾にはそういう塾生が自然と集まってくれています。
ただし、残念ながら数名ほどはやる気があまり見られません。
本当に心苦しいですが、そういった塾生にはやめていただく他はないと思っています。
塾生のことはもちろんなのですが、本当に保護者様に申し訳ない気持ちでいっぱいになります。
間違いなく、『この塾に通えば、きっとうちの子もやる気が出て成績が上がるはず!』と思ってくれて、毎日一生懸命お子様のことを思いながらお仕事を頑張られているはずなんです。
それが『1年経ちましたけど、お子様はやる気も出ませんでしたし、成績も上がりませんでした。』では、(この塾を信じてたのに!)と思われても仕方がないのです。
もちろん、当塾がお月謝の事だけを考えるならば、ご本人にやる気が出ようが出まいが、成績がまったく上がらなくても、だらだらと塾に残ってもらって、高校3年生の夏休み前の面談で、『古文と漢文、長文読解、数学も講習が必要ですね。』なんて言ってしまえばいいんです。
でも絶対にそれだけはしたくありません。
当塾は主役である中高生のみなさんと講師、そして保護者様も一緒になって、『三人四脚』で第一志望という目標に向かっていきたいのです。
だから本当に申し訳ございません。
この春の面談で『申し訳ございませんが今月いっぱいで・・・』とお声をかけさせていただくこともあるかもしれませんので、その点ご理解いただけたらと存じます。