今年の”新高校3年生”には特に厳しく言わせていただきます!
いや、本当に間に合わないですよ・・・?
まだね、『今まで勉強してこなかったけど、これから本腰入れて頑張ります!』という受験生の方がまだ見込みがあります。
厳しいのは、当塾に3か月以上通っていて、学習の質や時間に何の変化も見られない塾生諸君、これは当塾の誠意としてあえて言わせていただきますが、当塾が合わないというのであれば塾を変えた方がいいです。
もう全然山口が以前勤務していた大手学習塾紹介しちゃいますよ。
先日こんなことがありました。
当塾に入塾したのは昨年の秋口、ですのでかれこれ半年近く当塾の通ってくれている高校2年生の女の子です。
当塾では宿題や課題などを必ず毎回の授業毎に、講師全員と保護者様に共有していただくために報告書を活用しておりますが、半年近く経つのに単語の定着率が『20%』、もうさすがに仏の山口も限界でした。
『何やってたの今まで??』これが率直な意見です。
もちろん、このブログでこれだけ言っているのですから、教室では塾生全員に何度も何度も声をかけています。
改めて『この半年間どんなふうに単語学習をしていたのか』確認したところ、『ずっと単語帳を見ていました』。
もう本当に、私たちの怠慢を疑われるのは不本意ですのではっきりと言わせていただきますが、もちろん単語の学習については、
1.毎日最低1時間は単語の暗記に割くこと
2.必ずそれまでに学習した単語もすべて確認すること(※詳細についてはこれまでにも弊ブログで述べてきましたので、今回は割愛いたします)
3.読むだけで覚えられる単語はいいとしても、それで覚えられない単語は、単語帳の例文などをしっかりと書いて覚える、それでも覚えられなければ50回100回音読する
・・・とまあ今回は割愛させていただきますが、これくらいのことは何度も何度も口を酸っぱくして言ってきたわけですが、それにも関らず返ってきた言葉は、『ずっと単語帳を見ていました。』
はっきりと言わせていただきます。
単語帳を見るというのは勉強ではありません。
ただの確認作業です。
それは甲子園を目指す球児が、『野球がうまくなりたいので、練習をずっと見学してます!』と言っているのと同じ。
見ているだけではどれだけ時間を費やそうが、1年経とうが10年経とうが、野球がうまくなることは絶対にありえません。
『英単語を覚えたいんでずっと眺めていました』というのも全く同じ。
こちらの塾生は半年間、ほとんど毎日教室に来てくれて、夜の22時まで残ってくれてはいましたが、眺めていただけなので単語の暗記に関してはほとんど何も進んでいなかったんです。
当塾の指導方針を疑われては心外ですので、改めて申し上げておきますが、もちろん全員に学習の量や質、計画については事細かく声をかけさせていただきました。
それでも改善されない、する気がないというのであれば、これはもう当塾では責任が持てませんので、もっともっと自分にあった塾を探された方がいいです。
ただ、これいやがらせで言っているわけではありません。
利益を追求する大手学習塾などでしたら、そもそも全員の進捗をそこまで一人1人確認していませんし、よしんば確認したとしても、(しめしめ、このままいけば夏期講習はがっぽうり儲けられそうだな)とほくそ笑んでますよ(※もちろん、そんな塾ばかりではないですよ!いい塾たくさんありますからね!)
山口はよく当ブログで、『受験生は毎日4時間勉強!』だの、『難関大を目指すなら高校の3年間で最低4,000時間は必要!(東〇入あいスクール調べ)なんて言ってますが、誤解のないようにお伝えしておきます。
単語帳や参考書をぼーっと眺めている時間なんて勉強時間に入りませんよ!
ちゃんと自分がやるべきこと、必要なことを確認して(※もちろん当塾では面談の度ごとに、保護者様と学習計画やこれまでの進捗は確認しております)、きちんと基礎を固めていきながら、『実のある勉強を合計4,000時間やってください』と言っているのです。
もちろん、ご自身が目指している大学が、そこまでの成績が必要ないというのであれば、何もかもを犠牲にして『4,000時間勉強』なんて言いません。
以前ブログでも紹介しましたが、4月から大学入学共通テストまで、隙間なく『平日4時間、休日10時間勉強』しても、たったの『合計2,000時間しか勉強できない』のです。
しかもこれ、これまでしっかりと勉強を積み上げてきて、『現時点で偏差値が55あるか、もしくはC判定くらいが出ている受験生』というのが大前提です。
学校の先生や他塾の講師、塾長、チューターがどう考えているかは分かりませんが、少なくとも山口はこれくらい必要だと考えています。
『そんなにできないよ!』『そこまでやらなくても第一志望合格できるんだけど…』『週に1日くらい息抜きしたいし、スマホも触りたいよ』と思うのであれば、どうぞその夢を叶えてくれる塾さんを探した方がいいです。
当塾に来ても延々と厳しく言われ続けるだけですから。
でもね、中高生のみなさん、もしここで山口が『いいよいいよ!勉強本当にしんどいよね!そんなに頑張らなくても全然大丈夫だよ!』なんて言い続けて、1年経っても2年経っても、何にも変化がありませんでした、なんてことになったら、みなさんのお父さんお母さんはきっと『こちらの塾は今までいったい何を指導していたんですか??』ときっと思いますよ。
山口がみなさんのご両親の立場なら絶対に思いますね。
そしてきっと(やっぱり町の小さな塾じゃダメだったんだ…)なんて思うでしょうし、そういう噂がまたたくまに広まります。
だからこれからもずっと、全塾生に全力でお声がけしますし、それが嫌だとか、言われて不貞腐れた態度取るんなら、どうぞおやめください。
そして違う塾に行った方が、すべての人にとっていいはずです。
当塾がみなさんに合うのか合わないのかはさておき、受験生の時間は有限であり、それが高校3年生ともなると、残された時間は本当にごくわずかなのです。
塾生諸君、特に新高校3年生のみなさん、本当によく考えてください。
この残り308日間は、みなさんの人生を決めると言っても過言ではありません。
いい大学に行くかどうかというのは問題ではありませんよ?
このたかだか数か月間を、自分の目標のために本気で頑張れるかどうかが問題だと言っています。
本気で全力で頑張りつくしたのであれば、大学なんて何大学でもいいんです。
でも、たとえ第一志望に合格したとしても、目標のために手を抜いたのであれば、きっとその先の人生で何度も何度も手を抜いてしまいます。
ここで頑張れた受験生は、もちろん第一志望に合格することがベストだとしても、第二志望第三志望であっても、何度でも頑張って挑戦し続けることができます。
改めて申し上げますが、『単語帳を眺める』という行為は勉強ではありません。
『ただの確認作業』です。
それはお風呂や寝る前、電車の移動時間にやってください。
残りの308日間どうやって過ごすのか?改めてしっかりと考えてみてください。
※こちらも何度もご登場いただいて本当に申し訳ないのですが、今年広島大学と南山の英米を勝ち取った塾生は、夏以降は毎回これくらい質問に来てくれていました。
英検準1級も持っていて、正直もう大学受験レベルなら英語の対策はいらないはずなのに、英語の授業も最後まで受け続けてくれました。
模試の判定は大体A判定かB判定、悪い時にはC判定が出ることがありましたが、それでも客観的に(まず大丈夫だろう)と山口は思っていました。
でも本人は、どれだけこちらが『大丈夫だよ』と声をかけ続けても、常に危機感を持ち続けて、何度も何度も質問に来てくれて、こちらが添削した内容も隅から隅まで目を通してくれていました。
今年の新高校3年生の諸君、成績で負けたとしても、学習の姿勢で負けちゃダメでしょ?
国公立の二次なんてほとんど記述ですし、難関私立でも英文和訳や和文英訳はあるんだから、書かないことにはそのスキルは上がりませんよ!
』