季節講習は必要?それとも不必要??

カテゴリー :

雑談

さて、いよいよ7月に突入です。

夏が来れば思い出す~♪…なのですが、おそらく前塾はもうてんやわんやの大騒ぎなのだろうな~と思います。

もう後がない中3生と高3生からの電話ラッシュ、山口は最高で7月だけで40件のお電話をいただき、38名入塾、夏期講習の売上500万オーバーを達成し、全国で表彰していただいたことがあります(※ちなみに自慢しているわけではありません。むしろ恥ずべきことだと思っています。)。

もうノルマノルマできっとみんな大変なんだろうな~と想像しております。

もちろんこちらはこちらで大変ではあるのですが、新規入塾生ではなく、今まで一生懸命頑張ってくれた塾生のことだけを考えればいいので、同じ大変でも全く大変さの中身が違います。

厳しいことを言えば、今まで勉強をサボりまくったであろう高校3年生に片っ端から入塾してもらい、ものすごい高額のお月謝を落としてもらって合格するための学習計画を立てていくのと、これまで共に頑張ってきた塾生の学習計画を立てるのでは大違いです。

そんなわけで、『新規受験生はお断り!』のため、大手とは逆にこの時期全く電話が鳴らない当塾なのですが、だからと言って暇なわけではありません。

中身が違うというだけで、忙しさの度合いで言えばさほど変わりはないのです。

でもそれにしても・・・、これは独り言なのですが、もうあのノルマ地獄みたいなのからは解放されて本当に精神衛生上は健全です。

もう(冗談でしょ!?)みたいなノルマが課せられますので…。

今は『〇ヵ月無料!』みたいなことをやっているようですが、当然企業の活動である以上、真の意味で無料のものなどありません。

億単位のCMと人件費を担保させながら、巨大な組織を存続させていくわけですから、当然それは誰かが補填しなければならないのです。

仮に本当に無料だったとして、そこには責任が発生するのでしょうか?

ちなみに私は、もしも今やっていることが無償であったならば、多分というか間違いなくこの質と熱量では指導しません。

ガンジーやマザーテレサではありませんので・・・。

きちんと保護者様から貴重なお月謝を頂戴し、その価値以上の指導を塾生に届けなければならないと日々の指導で実感しております。

・・・なんてことを言うと、『前職批判なのか!』と思われそうですが、自分は今でも前職のメンバーとは懇意にさせていただいております(笑)。

考え方や大切にするものが少し違うというだけの話ですね。

それに逆に、『これまでまったく勉強をしてこなかった高校3年生』からしたら、当塾の方がよっぽど悪者かもしれません。

何せ門前払いなのですから。

でも本当にごめんなさい、当塾は今うちを信じて通ってくれている塾生のみなさんに注ぐ指導だけでせいいっぱいなのです。

ここから一気に20人も30人も中高生が増えて、指導クオリティを維持できるわけがありません(※集団授業ならそんなに大きな影響はないかもしれませんが)。

ただ、それは当塾のような小規模な塾の話。

大手学習塾であれば、講師の質にばらつきはあれども、数については保証されていますので、その心配は無用です。

いざとなればいくらでも募集をかけるでしょうし、集まらなければ、他店舗から引っ張ってきでも何とかするはずです。

【夏期講習は取った方がいいのか?】

さて、当塾の塾生ならびに保護者様はご存知の通り、私たちは夏期講習のごり押しはいたしません。

ただはっきりと言わせていただくならば、『取るか取らないか?』で言えば、当然取った方がいいです。

それは間違いありません。

しかしながら、じゃあやる気も何もない中高生に、100コマ200コマ夏期講習を取ってもらったとして、そのお金ほどの費用対効果が得られるのかと言えば、それははっきり”NO”と言えます。

それは焼け石に水ですし、どれだけ授業をやったとしても、ほとんど学力や偏差値は伸びないでしょう。

砂漠の砂に水を撒いているようなものです。

そうなると月並みですが、バランスが大切ということになります。

夏期講習に限った話ではありませんが、やる気がある中高生に、適切な量を指導させていただいて、はじめて期待できる効果が得られます。

そして今年は厳しいことを言えば、まるめの話になってしまいますが、総じて『夏期講習は受けた方がよい』と言えます。

どうしてもお金がかかってしまう話ですし、受験であったりご兄弟の学費もあるでしょうし、もちろんお父様お母様の老後の計画などもあることでしょう(※当塾を選ばれる保護者様はみなさん計画的ですので、お金をどのように使うのかについても本当によく考えられているなと常々実感します。)。

そういったわけで、今回の案内も必要最小限、本当に必要な内容だけを案内させていただいています。

むしろ若干足りないくらいではありますが、それは足りなかったときに追加すればいいだけのことですので、こちらの都合で最初から売上ありきの提案をすることはありません。

なお、現在のところは受験生を中心に面談を進めておりますが、実際のところ、ほとんどの塾生のみなさまに夏期講習を取っていただいています。

というよりも、こちらの当初の予想以上ですので、夏休みの調整が必要になってきています。

というわけで、当塾では新規面談はほとんどなく、現生徒面談だけで毎日対応させていただいておりますが、このままのペースでみなさんが夏期講習を受講された場合、秋や冬にスライドさせなければならなくなるかもしれません。

よほどそんなことはないと思いますし、万が一そうなったとしても、『必要な授業ができない!』などという事態には陥らないよう、十全に配慮いたしますのでご安心ください。

そういったわけで、相変わらず当塾では『季節講習の押し売り!』みたいなことは一切いたしませんが、受験に向けて『必要なものは必要です』とはっきりと申し上げはいたします。

先々の計画ももちろん大切なのですが、今が勝負のかけどころであることも間違いのない事実です。

2年後3年後に、(あの時講習を受けていたら、違った結果になったのだろうか??)と思い悩んでも、時間だけは巻き戻すことはできません。

急かすつもりも強要するつもりもまったくないのですが、数年後に後悔を残さないようご決断いただけたらと願います。

Monthly Archives

月別記事