シンプルです。

（1）英単語は隅から隅まで覚える

（2）英文法は完全に100％にする

この二つが満たされたなら、受験英語の偏差値は確実に70を超えます。

ちなみにこちらの塾生の単語帳（刈谷高校２年生はLEAPですね）、こんな風になってます。

高校に入学してから１年と４か月、もう10年も使いこんだようなボロボロさですね（笑）。

そんな彼ですが、間もなくこのLEAPは終了しますので、もう一つ上のランクの単語帳に移ろうかと目論んでおります。

さて、さぞかしとんとん拍子に英単語も暗記して、偏差値もガンガン伸びていったと思われるかもしれませんが、まったくそんなことはなかったです。

何せ、公立高校入試ではそんなに英単語の暗記を激詰めされることはなかったので、高校に入学した瞬間に鬼のように英単語の宿題を課せられたことは、彼にとっては本当に苦痛だったことは想像に難くありません。

中学校と高校の英語学習の質と量が違いすぎて、本当に面食らったことでしょう。

（※余談ですが、色んな高校に通う塾生のみなさんを指導させていただいていて感じるのが、刈谷高校が一番英単語に対してシビアであるということです。端的に申し上げて、他の高校の詰め方は全然甘いと感じます。）

さて高校生のみなさん、そして保護者様、その面食らうのは『高校１年生』の時がいいのか？それとも受験まであと９か月しか残されていない、『高校３年生の４月』がいいのか？？考えてみてください。

どう考えても『高校１年生』です。

追い込むべきは高校３年生ではありません。

そんなのほっといても追い込まれるんです。

この、『英単語を覚えることの大変さ』を一刻も早く知ることが大切です。

で、こういう話をすると『英単語を文脈で予測する』という、まるで超能力者のような話にすがる高校生がいるのですが、『君は言語学者かなんかなのか？』と問いただしたいです。

いいですか、『単語を”予測する”』ですよ？

どうやって予測するんでしょうか？

例えば今から山口がふっと思いついた文章を適当に書いてみます。

“The prime minister driven into corner by some opposition party had but no choice to cling to the arbitrary judgement suggested by the government party.”

どうでしょうか？

わざと小難しい表現を使ってみましたが、それにしたって場末の塾講師、山口が作った英文の単語が予測できないのであれば、ネイティブが作った文章の単語なんて予測できるわけがありません。

もちろん、この文章は山口が適当に作ったものですので、ネットなどで検索しても（多分）引っかからないはずです。

文構造を知りたい塾生は、ぜひぜひ質問に来てくださいね（とはいっても…この文章は25単語も使っているのに、実はただの”第１文型”です。文法の話にもつながる内容ですが、みなさんはもっともっと文型にこだわってください。改めて申し上げますが、この文章は”第１文型”、『SV』です）。

ちなみにですが、『野党に追い詰められた総理は、与党から提案された恣意的な判断に身を委ねざるを得なかった。』を英語にしてみたのですが、そもそも日本語の『恣意的な』がもうすでに難しくないでしょうか？

日本語でも意味が分からないものが、英語で分かるわけがありませんし、予測など持っての他です（※『恣意的な』とは、『独断的な』『自分勝手な』という意味で、LEAPにもターゲットにも載っています。つまり、基本単語です。）。

そんなとんでもない能力を身につけるよりも、英単語帳を隅から隅まで覚える方が、『圧倒的に簡単』なはずです。

覚えるだけですから。

ただ、その『ひたすら覚える』というのが途方もなく時間がかかってしまうので、『高校１年生から頑張りましょう！』と声を大にして言いたいのです。

高校３年生から単語帳を一冊丸暗記し、加えて500以上のイディオムも暗記しながら、英文法を100％にするというのは、まったくもって現実的な話ではありません。

さらに言えば、みなさんは山口のような暇人とは違って、数学も国語も、社会も選択社会も、生物も物理も化学もやらなければなりません。

だからもう一度念を押します。

『勉強を頑張るのは高校に入学した瞬間から、遅くとも高校２年生から』と心得てください。

それが貫けるのであれば、英語や数学の偏差値は必ず70を超えます！

ただし、それを鉄の意志で貫くことこそが大変なのですが…。

さて、まだ（2）の『英文法を100％にする』が残っているのですが、今から欲しい参考書を買いにいくので続きはまた明日！

ちょっと久しぶりに、日本史をガチンコで勉強しようと思っています。