いよいよ高3生も追い込みです!

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雑談

先日西尾高校、西尾東高校で模試が行われましたが、当塾の塾生は概ね良好な結果であったと思います。

もちろん、いい結果が出た塾生もいれば、前回よりも下がってしまった塾生もいるわけですが、この時期の模試の結果にはあまり左右されなくていいです。

あ、もちろん全力で頑張っていることが大前提ですが。

結果そのものよりも、『どこを落としてしまって、残りの二か月強でどう対策を取っていくか?』の方が大切です。

そんなわけで、もう耳にタコだとは思いますが、しつこくしつこくテスト直しを追求していきたいところです。

そこに加えて、『大学入学共通テストパック』も用意しました。

Z会、駿台、河合塾と三大巨頭のものを買い揃えましたが、とはいってもこれらは高校の授業を当たり前にクリアしていて、今年度受講した模試のテスト直しを100%にしてこそ。

とにもかくにも、残りの2ヵ月強は悔いのないよう全力を尽くしてください。

【こんなに違う、大学入学共通テストと二次試験の難易度のギャップ】

昨日のことですが、立教大学に合格を決めた塾生の最後の授業でした。

いや~、もう正直受験英語的にはまったくやることがないくらいだったのですが、最後の授業にふさわしい、超難度の英文で締めくくらせていただきました。

(1)A recently published book by an eminent sociologist describes a number of studies which have indeed shown that once a person’s income is above the poverty level , an increasingly larger one contributes next to nothing to happiness. Quite the reverse happens : as wealth accumulates , family solidarity and community bonding disintegrate.

ちなみに訳は、

『ある著名な社会学者が最近出した書物には、収入が貧困と言える域をいったん脱すると、その後どれだけ収入が増えても、幸福感が高まることはほとんどないことを実際に示す研究が数多く掲載されている。むしろ、まったく逆のことが起きる。つまり、富が蓄積されるにつれて、家族の連帯や共同体の絆は弱まっていくのである。』

なかなか強烈ですね。

(2)The old must place their wisdom and experience at the service of the young , yet the vitality , energy and enthusiasm of youth freedom of scope , while the young must respect and honor the achievements and practical sense of their elders and place their physical strength and vigor , while they still possess them , at the service of the continuing community.

『老人は若者のために自分の英知や経験を役立てなければならず、しかも、若者の活力や精力を自由に発揮させる余地を与えなければならない。一方、若者は年長者の業績や実社会で役に立つ思慮分別を敬い尊び、自分たちの体力と活力を、まだそれが内在しているうちに、社会の存続のために発揮しなければならない。』

どうでしょうか?

もう日本語がすでに難しいですね(笑)。

ここでは精読や文法の末節枝葉の説明は割愛させていただきまして、知っていただきたいのは、これが実際に某国立大学の二次試験で出題されているという事実です。

そして厳しい現実として、このレベルの対策を取っているのは、三河エリアでは岡崎高校と刈谷高校のみ(※時習館については当塾の該当生徒がいませんので把握できておりません)です。

実際に、岡崎高校と刈谷高校は、この国立大学に合格者を数名出しております。

恐ろしいのは、共通テストとこの大学の二次試験の問題の難易度の差は、リトルリーグとメジャーリーグくらいの差があるということです。

とてもじゃありませんが、『とりあえず共通テスト対策を頑張って、ラストの1ヵ月で二次対策』といった悠長な計画では、手も足も出ません。

当然ですが二次試験も英語だけではありませんので…。

他教科の難易度も同等の開きがあると考えるべきです。

そして実際に、この大学を受験する高校生達は、中学生から、何なら小学生の頃から計画的に学習しています。

そうじゃないと間に合いませんので…。

ですので、高校1年生や2年生のベネッセや西三模試で偏差値70や80を超えていても、この大学の対策を取っていなければ二次で燦燦たる結果が待っているということになります。

例えばこの大学、難関国立大学のデフォルトとなっていますが、共通テストと二次試験の比率がなんと『5:13』。

ということは、仮に共通テストで満点を取ったとしても、二次の対策がボロボロならまず受かる可能性はありません。

しつこいようですが、この大学を受験しようとしている受験生は、早ければ小学生、遅くとも高校2年生の頭には対策を取り始めています(※そうでなければ物理的に間に合わないのです)。

志望校のランクが下がってしまうのは、中高生諸君の能力の問題ではありません。

危機感を持ち始めたのがいつなのか?具体的な対策をどれくらいの時間をかけて取ることができたのか?それに尽きます。

小学校1年生のお子さんが『僕は将来東大に行きたい!』と言ったならば、その大きな可能性を信じることもできるでしょうが、勉強をサボりにサボった高校3年生が『今年何とかして東大に受かりたい』と言ったとしても、それは絵空事だとしか思えないはずです。

だとするならば、難関大に合格できるか否かを分けるのは、シンプルに『時間の問題』です。

もちろんそこに学習の質などが求められることは言うまでもありませんが、まずは時間が伴わないことには何にもなりません。

そしてこれもしつこいですが、上記の英文の対策を取っている高校は、ここ三河では岡崎高校と刈谷高校のみです(もちろん、この2校はその大学の合格実績を持っています)。

とはいえ、その2校に通っていないからといって、打てる手がないわけではありません。

それは確かな合格実績を持っている学習塾や予備校に通えばいいだけのことです。

だからと言って『ぜひぜひ当塾に!』と言いたいわけではありません。

おかげさまで山口の枠はもうパンパンです。

他の講師も同様で、石川先生は満席。

黒野先生は土曜の早い時間に1枠のみ。

久野先生、M先生、都築先生も満席。

かろうじて駒宮先生と鳥居先生が少しだけ余裕があるかな?と言ったところです(※それも冬期講習ですぐに埋まりますが)。

というわけで、本当に『当塾にぜひ来てください!』と言いたいわけではないのですが、少しでも難関校を受験する可能性があるのであれば、それに必要な備えを早い段階から打つべきです。

そもそも御三家のような超難関私立でさえ、『当校に通っていれば塾に通う必要はありませんが、少しでも授業についていけなかったら塾に通ってください。それでもついていけなければ、退学して公立高校に転校してください。』と言うのです。

それだけ難関大学の壁は高いということですし、その備えの責任は他でもない、保護者様に責任があります。

なぜならば、普通に生活していれば、お子さまが難関大に興味を持ち、そのための対策を自主的に取る可能性は極めて低いからです。

そして最後に、難関大とは旧帝大、早慶上智、MARCHや関関同立などだけではなく、現時点で模試の判定がC判定未満、偏差値ギャップが5以上あればすべて難関大であるということを付記しておきます。

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