学生講師はよくないのか??

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保護者様へ

こんにちは!

今日は保護者様からいただく質問にお応えさせていただきます。

 

タイトルの通りなのですが、『学生講師はよいのかどうか?』というテーマです。

 

 

結論から申し上げますと、これは塾次第だと思います。

ですので、今通われている塾の塾長先生に聞いてみてもよいですし、客観的な意見を求めるならネットで検索するのがベストでしょう。

 

 

デメリットが起こる可能性があるとすれば以下の点です。

①学生講師のサービス残業が当たり前になってしまっている

②指導時間外の質問対応ができない

③最難関の大学受験などは、指導以外の経験値も必要となる

 

 

こういった点でしょうか?

 

①が一番大きい問題だと思われます。

塾によってはチューターとして働いてもらって、しっかりと時間分の指導に対してお給料を払っているところもあるので一概には言えないのですが、指導時間以外の労働に対してお給料を払わない塾もあったりします。

いわゆるブラックバイトですね。

 

中には指導時間外でカリキュラムシートを作成させたり、生徒の質問対応に1時間2時間のサービス残業が当たり前なんて塾もあったりします(山口が関西でアルバイトしていた塾がまさにそんな感じでした)。

 

そうすると何が起こるのかというと、学生講師が働くことに対して不満を覚えるのです。

考えてみれば当然なのですが、時間給で雇われている学生講師が、既定の時間を終えてタイムカードを切った後で、『悪いけどあと2時間残って仕事してくれないかな??時給はつかないけど。』と言われてやる気が起こるでしょうか??

 

社会人講師はいいのです。

そこまで含めて仕事なわけですから。

 

しかし学生の講師からしたらたまったものではありません。

中にはそれでも献身的に、サービス残業でも一生懸命質問対応してくれる学生講師もいますが、そんな講師は稀です。

 

ここで山口がお伝えしたいのは、残業して指導することがダメだと言っているのではありません。

そこに対して、しっかりとそのお仕事していただいた分を、塾側が評価してお給料として反映させてあげなければならないということです。

もしその残業して頑張ってくれた部分を塾側が正しく評価してくれたらな、学生講師のさらなるモチベーションアップにもつながり、さらに良い指導が期待できます。

 

 

 

 

そして②の『指導時間外の質問対応ができない』ですが、こういった塾も実際に存在します。

お月謝いただいている指導以外での質問は一切受け付けない、というものですね。

質問が出た時点で面談を組み、『○○さんはこの部分が理解できていないので、講習を増やしましょう。』といった感じです。

 

ただこれについては賛否分かれると思います。

例えばの話、志望校に対して偏差値で5以上の開きがあるのであれば、その場しのぎの質問対応でお茶を濁すよりは、しっかりと授業を受けてもらった方がいいかもしれません。

この辺はケースバイケースですね。

当塾は『質問し放題』が強みなので、いくらでも教室にきて、いくらでも質問していただいて構わないのですが、これについては塾それぞれに方針がありますので、何とも言えないところです。

 

ただ個人的には、質問に答えようとしない塾は塾ではないと思っていますが。

 

これについては今通われている塾、もしくはこれから体験授業を受けようとご検討されている塾で直接確認した方が良いと思います。

一言、『自習の時間中に質問はできるのでしょうか??』と聞くだけです。

 

 

③の問題については学生講師云々というよりも、本当に指導力や経験値の問題になってきます。

例えばの話、高校受験レベルであれば現役の大学生講師でも困ることはよっぽどないと思います。

また、名古屋大学に通っている講師であれば、偏差値60くらいまでの大学受験対策は取れると思います。

 

ただし教えるということそのものはできたとしても、自分が見ている生徒が合格するまでに何が必要で、どんな対策を取っていけばよいのかを計画立てていくためには、それなりの経験が必要となります。

例えば英語でいうと、『関係副詞』という単元を教えることそのものはそんなに難しくないとしても、そのために『副詞そのものを理解しているかどうか?』『自動詞と他動詞の区別がしっかりとできているか?』『関係代名詞との違いを理解できているかどうか?』などをしっかりと分析して、できていなければそれらの基礎まで落とし込んで指導計画を立てるというのは簡単なことではないのです。

 

ただ、学生講師でも意欲的な先生、献身的な先生は、最初はできなくてもどんどん吸収していきます。

本当に一生懸命な学生講師は、そこら辺の社会人講師よりも教務力、指導力、計画性全てで勝ってしまうこともあったりします。

その逆に、アルバイト気分で指導をしている学生講師は、厳しい言い方になりますが、いつまでたっても向上しません。

 

『今学校で何やってるの~?あ~二次関数の利用かぁ・・・。じゃあ今日は二次関数やろうか。』

 

 

でもちょっと待ってください。

 

その子はひょっとしたら『一次関数の利用』でつまづいているのかもしれませんし、もしかしたら『方程式の利用』にも苦戦しているかもしれない。

 

そんな状態で『二次関数の利用』をいきなり教えられても、ほとんど理解できないままその日の授業は終わってしまうでしょう。

 

 

何度も言いますが、学生講師でも限られた時間の中で、献身的に最高の指導をしてくれる先生も確かにいます。

 

 

といった感じです!

まあ正直学生講師云々というよりは、塾がどのような指導を学生講師にしているのかというところだと思います。

 

一般企業で働いている方々でもそうだと思うのですが、経営者の理念に共感できるかどうか?また、働く環境が満足いくものかどうかは、働き手のモチベーションであったり、仕事のパフォーマンスに大きな影響を及ぼします。

 

それは学生の講師でも同じことなのです。

もしその塾の塾長先生の考え方であったり、働く環境に満足していれば、学生の先生でも最高の指導をしてくれます。

 

今は幸いにもインターネットで大抵のことは調べられます。

また実際に教室に行ってみて、塾長先生と話してみたり、教室の雰囲気を見てみれば色々なことが分かると思います。

 

 

保護者様とお話していて思うのですが、みなさんとても遠慮されているのでどんどん気になることは聞いていただいて構わないと思います。

それは当塾に限らず、どこの塾長や教室長も同じことを思っていると思います。

 

(勧誘されちゃうんじゃないのか・・・)

(聞くだけ聞いて入会しなかったら、なんか嫌な感じに思われないかな・・・)

 

なんだかそんなご心配をされているような気がします。

 

でもそんな心配は一切無用です!

ご家庭の思いを汲み取らず、勧誘や営業をするような塾は、そもそもいい塾ではありません。

聞くだけ聞いてみて、なんだか想像していたのと違うことだってもちろんあるでしょう。

その時は遠慮なく断っていいんです。

そのために色んな塾があるわけですから。

 

だから入る入らないは置いといて、じっくりその塾の担当者と話してほしいです。

話すのに抵抗があるようでしたら、当塾の場合はメールや問い合わせフォームで聞いていただいても構いませんので。

 

そんなわけで本日も取り留めのない文章になりましたが、最後までお読みいただきましてありがとうございました。

 

 

 

 

 

 

 

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