ただの高校野球ブログです

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雑談

こんにちは!

連日暑い日が続いておりますが、みなさま体調管理は大丈夫でしょうか??

 

熱中症になったことがある山口からのアドバイスですが、思ったよりもすぐに症状が現れます。

もう急にめまいがして、気が付いたら意識がなくなりかける、そんな感じです。

気付いた時には手遅れ・・・なんてことも普通に考えられるので、どうかくれぐれも過信せずに、熱中症に関しては石橋を叩いて叩いて渡る、くらいの気持ちでお願いしますね!

 

 

さて、夏の高校野球の県予選、東も西も無事に終了しましたが、山口は相変わらず『東高ロス』です。

ひいき目で応援してはいけないと分かっているのですが、どうしても公立高校で頑張っている球児を応援してしまいます。

もちろん、自分をストイックな環境に置くために、全寮制の私立に入って野球漬けの高校生活を送ることも、それはそれで本当に素晴らしいと思うのですが、地元のメンバーだけで、限られた環境と資金で頑張る公立高校にどうしてもロマンを感じてしまいます。

 

 

とはいうものの、教え子の球児は公立私立問わず全力で応援しますけどね!

 

 

さて、なぜこんなに公立高校を応援してしまうのかというと、山口の地元で公立高校なのに甲子園で優勝準優勝した高校があるからなのです。

しかも人口は西尾市の10分の1以下で、本当に地元の5校くらいの中学校のメンバーで構成されたチームでです。

 

もう本当に想像を絶するくらいの田舎でして・・・。

こちらは帰省した時に山口が撮影した写真です。

 

校舎の裏は山。

 

 

 

この辺で野球がうまい子は、みんな長崎市内の私立高校に行ってしまいます。

そこでこの学校に赴任してきた、吉田監督という方が、『甲子園で優勝する!』という夢を描いてチーム作りに取り組み始めたのでした(確か2000年くらいのことです)。

 

まず最初に始めたのは、地元の中学生への声がけです。

何せ吉田監督が赴任した当初は、部員が5人しかいなかったらしいのです。

吉田監督自ら『一緒に甲子園に行こう!』とひたすら声をかけ続けたらしいのですが・・・。

 

 

当初は中学生にも鼻で笑われていたそうです。

ただこの吉田監督、どれだけ笑われても馬鹿にされても、ひたすら情熱を持って中学生に語り続けたのだそうです。

その地道な努力の甲斐があってか、地元の野球がうまい中学生がチラホラと集まるようになります。

 

そして次はグラウンド整備。

今はこんなにきれいになっていますが、当初は石が転がっているのと、草がボーボーでとても野球ができる環境ではなかったのだそうです。

それを監督と部員たちで、毎日整備して、ブルペンなども全て手作りで作ったとのこと。

 

遠征に行くためのバスもなかったので、地元のバス会社に協力をお願いし、古いバスを無償でいただいたのだそうです。

 

 

こうして徐々に環境が整っていきますが、よく考えたらこれ、野球部として普通にスタートラインに立っただけなんですよね

ここから甲子園に出場するためのチーム作りをしていかなければならなかったわけですが・・・。

 

何せグラウンドは他の部も使用するため、グラウンドは使えないことも多かったのだそうです。

しかも練習時間は2時間程度・・・。

 

 

そこで力を入れたのが、とにかく体を作ること!

合理的な食事管理のもと、とにかく筋力トレーニングを強化し、ものすごい体を作り上げたのです。

 

こちらは清峰高校が甲子園で優勝した時の画像。

よく見ると、みなさん太ももがパンパンですね。

ちなみに真ん中にいる一際大きい選手は、現広島カープの今村猛投手なのですが、ほんの数か月前までは結構線が細かったのです。

 

 

 

『基本的なことをしっかりとできるようにして、あとはとにかく速い球を投げて、速い打球を飛ばし、速く走ることができれば勝てる!』

 

・・・と吉田監督は考えたのだそうです。

 

この優勝した年、山口清峰高校の試合をすべて甲子園で観戦したのですが、彼らは

とにかく打球が速い!

ただの内野ゴロが、あっという間に外野へ転がっていくイメージです。

 

 

まあそんなこんなで、もう高校野球のことを語り出すとキリがないので、この辺で!

ちなみに余談ですが、今の清峰高校、この吉田監督が抜けてしまってからは甲子園から遠ざかってしまいました。

今は山梨学院大学という高校で監督をやっておられ、3年連続で甲子園出場を決めています。

指導者の影響って本当に大きいんだなと実感します。

 

 

そういったわけで、限られた環境で頑張っている公立高校の運動部にはついつい肩入れしてしまいます。

そして今年の西尾東高校の快進撃は、本当に胸に迫るものがありました。

 

来年の夏は、また西の私立4強(今は至学館もいるので5強でしょうか?)と戦わなければならないので、相当きついとは思うのですが、ぜひとも頑張って甲子園出場を勝ち取ってほしいです。

主力の2年生が結構残るはずなので、決して不可能だとは思わないんですよね。

 

 

 

さて、最後に塾らしく勉強の話をしようかと思うのですが・・・。

何かを達成しようとするならば、情熱も時間も、労力も全て捧げなければなりません。

 

 

先日のブログでも書きましたが、『練習は好きじゃないからやりたくないんだけど、甲子園には出たいんだよね。』なんて高校球児がいたらどう思います??

 

絶対に無理だと思いませんか??

野球は団体競技なので、可能性はゼロではないかもしれませんが・・・。

 

 

しかしこと勉強に限って言えば、完全に個人競技で、しかも合格点に1点でも足りなければ問答無用で不合格なのです

当たり前の話ですが、時間は有限ですし、それはみな同じなのです。

 

ひとつの目標に向かって、何年も地道に頑張ってきた連中と互角に戦って第一志望に合格したいと思うのであれば、がむしゃらに頑張らなければなりません。

 

質にこだわって要領よく勉強する』

 

それはもちろんそうなのですが、それは要領よく地道に頑張ってきた人しか言えない言葉です。

 

 

 

また、『補習があるから塾に行く必要はない。』・・・とおっしゃる先生もいるでしょう。

そしてそれは本当に正しいと思うのですが、それはこの2年間(あるいは5年間)、地道に努力を重ねてきて、一通りのことは理解ができている生徒だけです。

 

時制や助動詞が理解できていない状態で、センター試験必須の『仮定法』の補習を受けてもまったく理解できませんし、現在分詞や過去分詞、完了形の受動態などが理解できていない状態で、南山大学必須の『分詞構文』の授業を受けても、同じく何も得られるものはないでしょう。

 

 

ただしこれらは、数時間あれば余裕を持って克服できる内容です。

分からないままに難しい説明を受けるから分からないだけの話なのです。

 

 

質なんてものは当たり前にこだわってください!

その上でしっかりと本番でベストな力を発揮できるよう、時間をかけて土台を固めるのです。

だから質にも量にもこだわって、この夏休みを過ごしてほしいなと思います。

 

 

あれ・・・結局勉強の話をしてしまった💦

 

そんなわけで今日も一日頑張りましょう!

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

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