『努力は天才に勝る』

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中高生のみなさんへ

先日ボクサーの井上尚弥選手が伝説のチャンピオンと試合をして見事勝利を収めていました。

 

ネットで色々な記事を見ていたところ、こんな内容のものがありました。

 

『努力は天才に勝る』、井上選手のお父様の言葉ですね。

もし興味がございましたらぜひぜひ検索してほしいのですが、主に以下のような内容が書かれていました。

 

【以下は記事の内容を一部抜粋】

第一に井上は謙虚です。

彼ほどの強さと実績、世間的な注目を考えれば天狗になってもおかしくはありません。努力を重ねて世界チャンピオンとなったわけですから、私の本音を言えば「ある程度はなっても仕方がないのかな?」とは思います。
実際、真面目で努力を惜しまない川嶋勝重や八重樫東ですら、チャンピオンになった当初は、少なからずそういった変化を感じたものです。でも、井上にはそれが全くなかった。

それは、井上を子供の頃から指導している、父親の慎吾さんの影響が大きいでしょう。

井上尚弥というボクサーは、謙虚であり努力家です。慎吾さんが、練習量など努力の必要性を息子に教えてきたことで、「俺はこれだけやったんだから負けるわけがない」という自信を与えてくれたし、何よりも私が素晴らしいと感じたのは、ボクシングの面白さを本人に植え付けてくれたことです。

例を挙げると、ボクサーに必要不可欠な練習であるロードワーク。ただ走るだけの、単調で地味なトレーニングです。そのメニューを黙々と消化させるのではなく、弟の拓真やいとこの浩樹との合宿中などには、「じゃんけんで勝った方がダッシュをする」と言ったゲーム性を取り入れたりしていた。子供の頃から遊び心のある練習をしていることで、井上の中で「ボクシングは楽しいものなんだ」と根付く事ができたのでしょう。

だから井上は、弱音は一切吐かないし、不安も口にしません。それは、本人の「細かいことは気にしない」という大らかな性格も関係しているのかもしれませんが、やはりボクシングを楽しんでいるからなのでしょう。ほとんどの選手は、試合前は緊張し「負けたらどうしよう……」、「絶対に勝てる!」と心の中で葛藤を繰り返しながらリングに上がるものですが、井上にはそれがない。常に自信満々でトレーニングを積んでいるし、試合の直前になっても自然体でいられるのです。

 

 

・・・これはほんの一部なのですが、とにかく練習の虫なのだそうです。

これは井上選手のお父様の言葉なのですが、ご子息を『天才』という言葉で片づけられるのが本当に腹立たしいのだそうです。

見えないところで凄まじい努力をしているから強いのであって、生来持って生まれて強いわけではないのだということ。

 

 

さて、ここで勉強に置き換えてみてください。

勉強だってまったく同じ。

 

いや、勉強こそ努力が問われるものなのです。

当塾では(ありがたいことに)頻繁に成績優秀者を発表させていただいていますが、それは彼らが単純に『努力しているから』なんです。

 

というよりも、こんな世界的なチャンピオンですら想像を絶する努力をしているのに、私たちが努力をしなくてよいわけがない。

何度も同じことを繰り返してしまいますが、成績が上がらない場合というのは、ただ単純に本人の努力不足であることがほとんどです。

 

でももちろん、その努力は闇雲なものではだめです。

当塾はよく、『中学生に高校生の単元を指導』するという一見すると無謀な前倒し指導を実践することがありますが、それは適当に立てた計画では功を奏するどころか百害あって一利なしなのです。

 

中学校の内容も覚束ないのに、いきなり『分詞構文』だの『倒置』だのを指導されても、理解ができないどころか英語が嫌いになるのが関の山です。

きちんとした計画と指導カリキュラムに沿って、本人が努力をすることによってはじめて期待される効果が現れます。

 

少し話がそれましたので、もう一度本題に戻します。

よく話題に出させていただく当塾の『偏差値が70を超えている塾生達』は、性格も通っている学校もみんなバラバラなのですが、絶え間ない努力を継続しているという一点において共通項を持っています。

 

医学部を目指している塾生の勉強量は、それはもう凄まじいのです。

彼に関しては逆にオーバーワークが心配になってしまうくらいで、『きちんと休むこともやるべきこと』だと伝えています。

医者の不養生ではよくないですからね。

自分の健康が第一にあって、多くの患者様を救うのが良いお医者様の使命ですから。

 

でも医学部医学科とはそんな生易しい理屈も通じないほど、全員が全員凄まじい努力をしてきます。

一番偏差値が低いとされている川崎医科大学ですら、慶応大学の理工学部と同じくらい難しいと言われているので、それはもう大変な道のりなのです。

 

・・・なんて話をしていると、『いや、でも自分は医学部なんて目指してるわけじゃないしな~』なんて声も聞こえてきそうですが、今の君と第一志望の偏差値が10以上離れていたりしたら、それはもう医学部を目指すようなものです。

 

並の努力でよいはずがない。

 

でもそれでも、努力することがしんどいだとか、スマホで動画が見たい程度の誘惑に勝てないのなら、『○○大学に行きたい!』だの『××大学には行きたくない』などというわがままは言わないことです。

 

時間とお金の無駄ですから。

 

一生懸命応援してくれようと頑張っているご両親がいるのならなおさらですね。

君を一番行きたい学校へ行かせてあげたいと、身を粉にして奮闘されているお父さんお母さんに対して失礼です。

君が何不自由なく学校に通えていること、友達と何気ない時間を過ごせていること、部活動ができていること、塾に通えていること、当たり前の日常が過ごせていること・・・これらはすべてみなさんのご両親のおかげです。

 

そんなことも分からずに『勉強したくない』なんて思っているなら、勉強なんかやめてしまって、行きたい学校のことも諦めるべきです。

甘んじて来るべき結果を受け入れる他はありません。

 

でももしも君がどうしても行きたい学校があって、そのためなら愚直なまでの努力を惜しまないという覚悟があるのであれば、腹をくくって全身全霊で勉強してください。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

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