愛知県公立高校入試対策に向けてやるべきこと

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教室長ブログ

当塾にももちろん色んな中学校の生徒が通っていて、それぞれ中学校ごとに取っている対策も結構違っています。

西尾市内ですら対策が異なるのですから、愛知県全体で考えるとこれはもう大変なことになると思います。

学校の先生にしてももちろんこんな事態は初めてで、現場で四苦八苦しながらご対応されているかと思われます。

さて肝心の当事者である中学生(特に中3生)のみなさんですが、もちろんやるべきことはやらなければなりません。

一番ベストなのは、学習塾などでこの期間中に本来学ぶべはずだったことをしっかりと予習しておくことです。

数学なら『平方根、乗法公式、因数分解』、英語なら『受け身と現在完了形』などになるのですが・・・、これらは自力で予習するのはかなり難しいです。

ですので塾などで対応できるなら、しっかりと予習をしてください。

ただしもちろん塾によっては、まだ開校されていないところもありますので、みんながみんなこれらのことを予習できるのかというとちょっと難しいと思います。

でもそんなに心配しなくても大丈夫です。

1,2年の新研究や補強ワークをひたすら反復してください。

まったくやったことがないものを自分一人の力で学習するのは、みなさんにかかる負荷も非常に大きく、時間帯効果もよくありません。

ですが1,2年生の復習であれば、一度は通ったものですから、予習よりは負担はかなり減らすことができます。

そして何と言っても・・・愛知県の公立高校入試は『70%強が1,2年生の単元から出題される』『一部を除いて、難易度に関係なく全ての問題が1点(ちなみに多分愛知県だけです)』という大きなアドバンテージがあります。

難問奇問も出題されず、乱暴な言い方をすれば『新研究だけやっていれば何とかなる』のが愛知県の公立高校入試なのです。

数学の『空間図形や相似の難問』を除けば、新研究だけで岡崎だろうが刈谷だろうが、充分合格点が取れます。

某大手集団塾などで分厚いテキストをひたすら反復指導したりしてますが、これは実に効果的だと思います。

結局のところそんなに難しい問題は出題されないので、いかに簡単なところを取りこぼさず、いかにケアレスミスを減らすかに集約されています。

とはいっても・・・やってみれば分かりますが、ひとくちに『一度通ったもの』とはいっても結構忘れてしまっていると思います。

そしてその瞬間こそが勉強のやる気をなくさせるときでもあります。

誰しも『ああ・・・あのとき分かってたのに・・・。』と思う瞬間があり、そのときばかりはやる気も何もなくなってしまうでしょう。

でも人間なんて基本忘れる生き物です。

私たちの脳は三日前に何を食べたかもあっさりと忘れてしまいますし、それが勉強ともなれば5分前のことですら覚えていられません。

好きな漫画や動画、ゲームやドラマは細かい設定から登場人物など全部覚えていられるのに・・・です。

私たちの脳は見たもの聞いたものを全て覚えてしまうと、本当に脳がパンクしてしまうらしく、みなさんが苦痛に感じるもの、どうでもいいと感じた情報は全て忘れてしまうようにできています。

だから忘れないようにしなければなりません。

そのためには理解したものを何度も何度も反復して、みなさんの脳に(あ、これ大事なんやな!)と思わせる必要があります。

中学校の成績で優劣がつくのは、頭の良し悪しは一切関係がありません。

学ぶ⇒反復する⇒忘れていたものはニガテなものと認識して復習⇒新しいことを学んでも、定期的に復習を繰り返す・・・

ひたすらこの繰り返しです。

現に山口なんかが本当にいい例で、中学1年生のころは人並みに勉強していて真ん中よりもしたくらい、中学2年生の頃に勉強時間がゼロになって、成績も本当に学年ビリ(ちなみに1学年200人くらいでした)、3年生になって追い詰められて1日10時間勉強したら最高学年3位(正直お勧めはしません)、当たり前の話ですが、やれば成績はあがりますし、思うような成績になっていないのは、ほとんどの場合が努力不足です。

※たまに本当に正しいことを正しく勉強しているのに、結果が出ないこともありますが、心配しなくてもいつか必ず結果が出ます。頭の良し悪しには大差ありませんが、すぐに結果が出る中高生もいれば、少しだけ時間がかかってしまう生徒もいます。ただ一つ言えるのは、我慢して続けた者だけが結果が出るということです。

もちろんたま~に・・・本当にたまに(いつ勉強してんの??)って感じの中高生が、ものすごいとんでもなくいい成績取ったりもするんですが、それはもう学年に1人いるかいないかです。

そんな学年に1人いるかいないかのお友達と自分を比較しても、何の意味もないです。

話が逸れたので元に戻しまして・・・。

そんなわけで中学生のみなさん、別に無理して予習を頑張る必要はありません。

でも復習はめちゃくちゃ頑張ってください。

新研究をひたすらやり直して、すっかり忘れてしまったものがあったならばガンガン質問に来てください。

忘れるのは仕方ないんです。

人間て忘れる生き物ですから。

でも忘れたものを放置したなら、それは君の責任です。

学校の先生やお友達、お父さんお母さんのせいではないです。

ただ君がやるべきことを怠ったから、その結果がそのまま返ってきているだけです。

指導やカリキュラムの作成はすべてこっちに任せてください。

みなさんは授業を全力で受けて、出された課題と宿題にも全力で取り組んでください。

今みなさんは、本来あったはずの学校の授業がないのですから、毎日5時間は勉強してないといけないということになります。

でもそんなに大変なことではないですよね??

午前中に3時間、午後に遊んで夜に3時間勉強するだけでも6時間は勉強できるはず。

・・・。

・・・なんて言っても大変ですよね・・・。

年頃の中学生が家に1人でいて、『ちゃんとみっちり6時間勉強しなさい!』と言われてもなかなか難しいですよね・・・。

でもまああれだよ、たまにはお父さんお母さんが喜ぶところも見て見たくないかい??

君たちが家にいる間、ほとんどの場合はお父さんもお母さんもお仕事で外に出られていると思うんだけど、そりゃあもう君たちのために一生懸命お仕事してるんだよ??

みなさんが普通に学校に通って、普通にお友達と遊んで、好きな部活動を頑張って、何なら塾という本来なら行かなくてもいいかもしれないものに通えるのは、これ全部お父さんお母さんが日々頑張ってくれているから。

少しでもいい学校に行ってほしいとご両親が願うのも、何もお父さんお母さんの見栄とかではなくて、ただ単に、いい大学に行った方が幸せになれる確率が高いから。

もちろん、社会のことなんて経験したことがないから分からないだろうけど、今は昔と違って誰でも不自由のない生活ができるわけではない。

昔は『バブル景気』ってのがあって、日本人であれば誰でもたくさん給料をもらって、いい家に住んで何不自由のない暮らしを送れる時代があったんだけど、今は残念ながらそうではない。

みなさんが大人になる頃には今以上に生きづらい世の中になってて、お給料も年金も満足にもwらえなうなる可能性があるから、少しでも武器を身に付けておかなければならない。

だからお父さんお母さんはみなさんに『勉強を頑張ってほしい』と願って、日々お仕事されてるんだぜ??

基本勉強なんて自分のためにやるものだけど、たまには君の頑張りで、毎日お仕事を頑張っているお父さんお母さんを喜ばせてもいいんじゃないかなって思います。

そして何より・・・成績が上がるとめちゃくちゃ嬉しい!

山口自身は『学年ビリ』という不名誉な経験をしたけど、成績が上がるときの楽しさや嬉しさは普通の中学生よりも大きかったと思うので、またとない体験もできたなって思います(もう絶対体験したくないけれども)。

勉強をやる理由なんてひとそれぞれだろうし、学歴ってやつもその理由の一つではあるけど、間違いなく言えるのは、勉強を頑張って損することなんて何一つないということ。

言うまでもないけど、この子達は『勉強をしたい!』と願っているし、勉強ができることは幸せなことなんだと理解している。

この子達からしてみたら、今の日本の中高生は本当に幸せに見えるはず。

もし(勉強やだな・・・)なんて思っているのだとしたら、それは幸せをだらだらと放棄しているということになるし、みなさんの貴重な中学高校の6年間を適当に過ごして、大人になって(やっぱりあの時もっと勉強しておけばよかった)なんて思う瞬間が来たとすれば、これほど不幸なことはないと思う。

山口みたいな中年の6年間と、みなさんの貴重な6年間はまるで重みが違うし、取り返すことはできないのだから。

・・・とそんなわけで、誰に向けて発信したのかよく分からない文章になってしまいましたが、授業準備がありますので本日はこの辺で!

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