今年の第一志望合格率は現時点で73.3%でした。

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教室長ブログ

これは現時点での数字で、これから後期日程や公立高校入試の結果で若干上振れるとは思いますが、大きく上がることはないと思っています。

今年は難関大志望者が多かったこともありますが、それでも個人的には全員第一志望合格できるのではないかと思っていましたので、改めて大学受験の厳しさというものを痛感させられました。

73.3%という数字は決して悪くはないとは思いますが、裏を返せば10人の内2~3人は悔しい思いをしたということでもあります。

この悔しい思いをする受験生が少しでも減るように、全力で指導にあたらせていただけたらと存じます。

しかしながら、昨日のブログでも書かせていただきましたが、来年度の新高校3年生は正直相当気合を入れ直していただかないと、かなり厳しいです。

新高校3年生は11名なのですが(まもなく高校3年生の入塾は締め切りますので、おそらく来年度はこの11名のままです)、現時点で第一志望が大丈夫だろうなと思える受験生は5名しかいません。

残りの6名については、本当に学習の質、もしくは量、あるいはいずれも改善されない限り、第一志望の合格はかなり厳しいと予想しています。

もちろん、『やる〇スイッチなんて押そうにも押しようがない』なんてことを普段からブログでは申し上げていますが、もう正直他塾さんには負けないくらい、めちゃくちゃ声掛けしています。

ただ、『やる気がない中高生にやる気を出してもらう!』というのは、当塾が力点を置いているところではありませんので、誠実な思いで、『それを求められるのであれば、他塾様に籍を移してください』と言っています。

ですので厳しい話、第一志望が厳しいと考えている6名については、このまま改善されないのであれば、速やかに他塾様をご検討された方がいいと思っています。

(塾なのになんでそんなことを言うんだ!)というご意見やご感想を持たれるかもしれませんが、こちらとしても『全員に第一志望に合格してほしい!』と願っているのです。

普段私はよく『全力を尽くしたのであれば、大学や高校はどこでもいい』と言ってはいるものの、保護者様やもちろん受験生当事者はそんなことは思っていないはず。

『絶対に第一志望に合格したい!(させてあげたい)』と思われているはずなんです。

当塾はもちろん、日本全国のどの塾にも負けないくらいの仕組みと講師を用意していて、必ずやみなさんのご希望ご期待に応えられると確信して日々の指導にあたらせていただいています(もちろん、すべての塾や予備校の先生方が、全員そう思っているはずです)。

しかしながら、世の中には『マンツーマンの個別指導』『少人数の個別指導』『集団授業』『映像授業』最近だと『授業をしない』というスタイルもあったりして、本当にたくさんの指導方針があったりします。

一見すると、他塾様を薦めるのは指導放棄と取られるかもしれませんが、そうではありません。

他に可能性があるのであれば、そちらを検討してほしいと思っているのです。

当塾に通っていただきながら第一志望を勝ち取っていただけるならそれに越したことはありませんが、当塾以外で第一志望に合格する可能性があるならば、ぜひそちらを選んでほしいのです。

ただしですが、私が厳しいと言った6名、本音で言わせていただくならば、今のままならよそへ行っても厳しい現実しか待ち受けていません。

『完全マンツーマンで、自習室にも通い放題でいくらでも質問ができる』環境というのは、正直そんなにないはずなんです。

よく『完全マンツーマンは至れり尽くせり過ぎて、学習者の自主性が育たない』などと揶揄されているようですが、当塾塾生はご存知の通り、うちは宿題や課題は厳しいですし、居眠り私語は一発退場とこちらも厳しい対応を取らせていただいていますので、そんなに緩い環境ではないはずです。

正直に申し上げると、『その環境でできないと言うのであれば、君はどこでなら頑張れるんだ??』と思っています。

だからですね、『やる気がでないならどうぞ他塾様へ』なんて言ってはいますが、本当は今から、ここで奮起してほしいというのが本音です。

『当塾は講習を勧めない塾』と普段から言ってはいますが、このままだと本当に大手学習塾ばりに、『数学20コマ、古文と漢文、現代文各10コマずつ、合計50コマ夏期講習が必要です』と言わざるを得なくなってしまいます。

どの塾や予備校もそうなのですが、季節講習というものは利益最優先でお話しているわけではありません。

単純に、『現時点では第一志望の合格は厳しいので、これだけの対策が必要です』という、極めて合理的な理由でお話しているのです。

当塾はそうはしたくないので、できるだけ普段から自習に通って学習習慣をつけて、分からないところは遠慮なくガンガン質問に来てほしいのです。

・・・と厳しめなことを延々と書いてきましたが、今、広島大学に合格した塾生が合格体験談を書きに来てくれました!

正直お家がものすごく遠いのですし、このご時世ですのでご挨拶は厳しいかな~と思っていたのですが・・・、いやもう本当に嬉しいですね。

もちろん、この合格体験談も弊ブログでご紹介させていただきますが、公立高校入試や、大学後期の結果を待ってから、全員分一気にご報告させていただく予定です。

こちらの彼女、今年の受験生を象徴するかのような、本当に努力の受験生でした。

英語が得意で常に偏差値は70を超えていたのに、指導は受け続けてくれて常に質問に来てくれたのです(ちなみに高校2年生の頃に英検準1級合格してましたので…)。

昨日のブログでも書かせていただきましたが今年の新高校3年生、努力の質と量で今年の受験生に及んでいないのです。

当塾にいる限りは努力の質と量は常に求められます。

『短期間で偏差値40から、効率よく第一志望合格!』なんてメソッドは、当塾は持ち合わせておりません。

本当にそれを可能としてくれる塾があるのであれば、絶対にそちらに行った方がいいです。

いや、本当にそんな塾があるのであれば、山口が通いたいです(多分門前払いでしょうが…)。

・・・。

ひょっとして本当にあるのかしら??

もしあるのであれば、本当に通ってみて、ぜひぜひその手法を教えていただきた・・・、話がそれたので元に戻します。

連日申し上げました通り、新高校3年生に残された時間は『たったの2,000時間』しかありません。

どんなすごい進学校に通っていても、どんな評判の塾や予備校に通っていても、あるいはその逆だったとしても、今A判定が出ていてもE判定が出ていても、みなさんに与えられた2,000時間が3,000時間になったりすることはありません。

その限られた時間をどう使うのか?それはみなさん次第です。

本当に第一志望に合格したいと思っているのであれば、それに見合った決意と行動が必要になるはずです。

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