『時間がない』という言い訳だけは絶対にしてはいけない。メリットがまったくないからです。

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教室長ブログ

続々と国公立の合格発表をいただいておりますが、合格体験記などはまだまだ自重させていただきます。

まだ後期で頑張っている塾生がいますので・・・。

塾生は見ていないだろうな~と思っていたら、意外や意外結構見てくれているんですよね。

ですので、全員の結果を見届けてから一人ずつ、合格体験記を書いてくれたみなさん全員ご紹介させていただいきます(なお、東高のO君、首を長くしてお待ちしております)。

【『時間がない』という言い訳だけは絶対にしてはいけない】

昨日も1時間以上にわたってとある塾生と保護者様と面談をさせていただきました。

そこで出てきてしまった一番言ってはいけない『時間がない』、これはもしかしたら他にもそう思っている中高生がいるかもしれませんので、断腸の思いで共有させてください。

まず、『時間がない』なんてことは絶対にありません。

そう思っているみなさんの1日が、他のお友達と比べて『1日が15時間しかないんです』というなら話は別ですが、あまねくすべての中高生の1日は『24時間』と決まっています。

みな平等に与えられた『1日24時間』をうまくやりくりして、勉強や部活、自分の趣味などに充てているのです。

君だけが不平等に時間がないわけではありません。

そしてこれが最も重要なのですが、『時間がない』といってしまうとすべてに逃げ道を作ってしまい、改善しようとしなくなります。

『単語が覚えられない』⇒時間がないから仕方ない☞『自分のせいではない』

『模試の直しができない』⇒時間がないから仕方ない☞『自分のせいではない』

『数学の公式の暗記ができない』⇒時間がないから仕方ない☞『自分のせいではない』

勉強に限ったことではありませんが、すべてのできないことの理由が『時間がない』になってしまい、思考回路も(時間がないから仕方ないじゃん、自分のせいじゃないよ)になってしまいます。

でもね・・・、厳しいことを言いますが『じゃあ時間がないから何なの?』と言いたいのです。

時間があろうがなかろうが、これはもう自分で何とか改善するしかないんです。

今『時間がない』と言っている受験生は、おそらく3か月後も半年後も『時間がない』と言っていて、310日後の共通テスト本番後も『時間がなかった』と言っています。

ネットで『時間がない』で検索してみてください。

まずいい内容はヒットしません。

『時間がないという人 言い訳』とか『時間がないという人の特徴』とか、まあ大体厳しい内容ばかりで、おそらくは君を擁護してくれるような文面に巡り合えることはできません。

何度もしつこいようですが、国公立文系のデフォルトはこれです。

国公立の要である英語と数学、国語は毎日勉強し続け、夏前から短期的な暗記が必要とされる教科を追加していく、当然時間的な負担は大きくなるので、夏前にはある程度受験対策を終えていなければならない。

これがデフォルトです。

そして改めて高校3年生のみなさんに見ていただきたいのですが、『平日148日』『休日は142日』なのです(※4月1日以降、大学入学共通テスト本番まで)。

思ったより休日が多いと思いませんか??

そうなると、休日をいかに過ごすかで受験は決まります。

休日に『10時間以上勉強できる』ならば、時間は十分に確保できるはずです。

そうすると、(いや、でも週に1回くらいは休みたいよ…)と思われるかもしれませんが、厳しいことを言わせていただくならば、小学生、中学生、高校1、2年生ときちんと学習を積み上げてきたのであれば、週に一日のんびり過ごしてもいいと思います。

でもですね・・・おそらく今までにそんなことはやっていないはずなんです。

だから最後の1年間くらい、休みなく勉強してみてはどうでしょうか?

これが先日紹介させてもらったような、夜の0時に寝て、2時や3時に起きて予習をして、始発に乗って学校に朝一で到着して、みっちり部活もやって帰ってくるのは夜の20時なんて高校生なら『休んで!絶対に休んで!』と山口も言います。

でも、おそらくはそこまではやっていないでしょう?(もちろんそこまで頑張ってはダメですよ!絶対に6時間7時間は寝てくださいね!)

で、このたったの一年にも満たない期間をそこまで頑張れないというのであれば、君の第一志望への思いってその程度だった、それだけの話です。

自分はもちろん塾生ファーストではありますが、それでも第一志望を勝ち取るのは『塾生であろうがなかろうが、本当に一生懸命頑張った受験生』だと思っています。

みなさんは当然、自分の周りの環境しか見ていないので比較できないと思いますが、『しんどいと思っている自分』以上に、他の学校の連中はもっともっとしんどいことを頑張っています。

そして本当にこれが受験の厳しさだと思うのですが、本当に正しい努力を正しく積み上げても、第一志望には合格できない受験生だっています(ただ、そういう受験生は必ず先々成功しますが)。

『時間がない』と思っている受験生のみなさん、いかがでしょうか?

時間は全員に平等なのです。

そして自分の第一志望への思いってどれほどのものなのか、考えてみてください。

受験本番まで残された『たったの140日程度の休日』を勉強に捧げられないというのであれば、まあそれはそれでいいと思います。

くどいようですが、君の『第一志望への思い』って、本当にその程度だったんです。

塾講師なので言うべきことは言わせていただきますが、山口の受験ではありませんので強制はしません。

あ・・・この画像に特に意味はないです。

自分の母校ですね。

今日も今日とて厳しいことを言ってしまったので、少しでもみなさんの癒しになればいいかと。

・・・て全校生徒数33名!?

うそやん・・・。

いや~でも本当に何もなかったのですが楽しかったです。

偉そうなことばかり言ってしまいましたが、自分自身も中学高校の頃にベストを尽くしたのかと言えば、尽くしていなかったんです。

こんな小さな島のまったく同じ環境でも、自分みたいに全力を尽くさずに第一志望には不合格になった受験生もいれば、本当にまったく勉強せずに、地元で就職した同級生もいますし(それが悪いと言っているわけではありません。むしろ地元に残ってくれることは本当にありがたいことです)、そのまったく同じ環境で東大に現役で合格する同級生もいたわけですから。

与えられた環境はみな同じです。

それを活かすのもダメにするのも自分次第。

みなさんが本当に第一志望に合格したいと思っているのであれば、もちろん私達は全力でサポートします。

ただし、頑張るかどうかはみなさんが決めること。

学校の先生でもお友達でも、両親でも塾の講師でもありません。

みなさんの第一志望への思いがどれほどのものなのか、改めてもう一度考えてみてほしいです。

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