努力した者が全て報われるとは限らん、しかし・・・(by鴨川会長)
こんにちは!
先日英検2級に合格した中学生の塾生がこう言っていました。
『直前の練習までいい結果が出てなかったんで、もう絶対にダメだと思ってました。』と。
なるほど・・・。
彼からしたら英検2級合格はここでいう『不思議の勝ち』だったのでしょう。
ただ・・・山口個人は、彼がめっちゃくちゃ努力しているのを知っていたので、必然とは言わないまでも、合格してもおかしくなかったと思っています。
ただしもちろんベストを尽くしていても、落ちていた可能性だってあったわけです。
その時はやはりその敗因を振り返る必要はあります。
タイトルの『勝ちに不思議の勝ちあり 負けに不思議の負けなし』は、確か・・・戦国時代の偉人が言っていた・・・と思うのですが、最近野村監督が発言されて有名になった格言です。
負けるのには理由が必ずある、ということです。
負けたときこそ、その敗因にしっかりと向き合わなければなりませんね。
そして納得の格言をもう1つご紹介させていただきます。
『はじめの一歩』というボクシング漫画から。
漫画かい!というツッコミが聞こえてきそうですが、いや、本当に心にずしんとくるありがたいフレーズなので、ぜひぜひお付き合いください。
主人公の先輩である鷹村というボクサーが、世界戦に挑むときのお話。
鷹村は階級を5階級落とすほどの減量と戦い、想像を絶するようなトレーニングを毎日続けています。
その間、世界チャンピオンであるブライアン・ホークは、毎日毎日遊び惚けています(それでも圧倒的に強い)。
そこで減量苦と過酷なトレーニングに苦しむ鷹村に、鷹村のトレーナーである鴨川会長が次のように言うのです。
・・・なんかネットでは、『すべからく』の使い方を間違っている、という指摘があるようですが、この際それはいったん置いておいて・・・。
努力した者が必ず成功するわけではないけど、成功した者は全員が努力している (そのままやん!)
逆に言えば、『努力していない者は失敗する』ということでもあります。
ただこの『はじめの一歩』という漫画・・・。
山口がキッズの頃から30年ほど続いている超長寿漫画で、一歩は未だに二十歳前後なのに山口は気付いたら主人公の年齢を抜き去ってしまっていたという・・・。
先生、個人的には60巻くらいまでは本当に面白かったです。
でもそろそろ・・・山口は限界かもしれません。
そしてついでに漫画からためになるフレーズをもう1つご紹介させていただきます。
これ、以前もブログで取り上げたのですが、頑張る中高生全員に見てほしいのでもう一度。
主人公は剛腕サウスポーの茂野吾郎(高校1年生)。
元々は右利きだったのに、肩を故障してサウスポーに転向したと言う苦労人でもあります。
ただ本人は、その苦労しているところを欠片ほども見せませんが・・・。
そんな茂野吾郎君、野球の名門校である海堂高校に入学します。
そこでは全国から、野球エリートだけが集められて日々切磋琢磨しているのですが、その中で同じセレクション組の同級生、寺門君が徐々についていけなくなってしまい、ついには転校を決意します。
『もう野球は諦める。おれも精いっぱい努力したけど、やっぱり才能があるやつには勝てない・・・。』
そこで主人公の吾郎君、励ますのかと思いきや、『おまえのスパイク、余ってるんならくれよ。』と言います。
寺門君は快くスパイクを渡すのですが、そのときに吾郎君はこう言います。
『いや~もう3足履きつぶしちゃってよ、次からは自腹だって言われてたんだよ。』
そしてこの名言が続くわけですね。
さらに『まあお前が努力したって言うんなら別にいいんじゃねえか?結局のところ努力したか、してないかなんて、本人にしか分からないんだしな。』
いや~きっつい・・・。
きっついけどまったくの正論ですね。
これは勉強でも同じ。
やはり努力した生徒にはそれに見合った結果が返ってきますし、彼らの努力に足りなかった生徒にはそれ相応の結果が返ってくるのです。
誰のせいでもない、自分のせいなのです。
一番行きたい高校や大学があるのならば、やはりそれに見合った努力をしなければなりませんね。
みなさん、努力もせずに漠然と(○○高校行きたいな~)とか思っていませんか?
その高校に(本気で行きたい!)と思って頑張っている生徒から、定員の枠は埋まっていきます。
もちろん、やりたいことも我慢して、本当に努力している生徒だって、第一志望に合格できないことだってあるんです。
さあ入試本番まであと少し、全力で努力しましょう!