山口が30年前に使っていた単語帳が出てきたのですが…(※ただの雑談になります)
既出の話ですが、山口自身の高校時代はま~本当にひどいもので・・・。
みなさんとは比べ物にならないくらいひどかったですね。
何せ偏差値は35未満。
最初は偏差値というものの意味すら分からず、
(あれ?自分全然勉強していないのに、35”点”は取れてるじゃん!)
・・・といった具合に、偏差値のことを点数だと思っていました。
そこから色々と割愛しまして、1年ほどで英語と国語の偏差値は80を軽々超えるほどになったのですが・・・。
その過程は軽々どころか、もう本当に重たかった・・・。
その当時使っていた単語帳が出てきたので、何とはなしにペラペラとめくっていたのですが・・・。
こんな広告がありました。
『1日3時間、1年で1,000時間の英語を聞き続けてもらう講座だ!』
※注:ヒアリングのみを毎日3時間と言っています。
英語の勉強はさらに別でやりなさいとのことです。
『欧米人が日常会話で使う語彙数が2,000~3,000語』
※とりあえず、英会話だけでも3,000語は覚えなさい、と言っています。
ちなみにですが、『LEAP』や『ターゲット1,900』や『システム英単語』などに掲載されている単語数が2,000単語くらいですね。
懐かしい・・・。
カセットテープというところに、ものすごい時代を感じますね。
そんなわけで、英語の偏差値が35を切っていた当時の山口、冗談抜きで『英語だけで毎日8時間勉強』してました。
他の受験生がみっちり1年と数か月、毎日毎日積み上げてきた学習を、たったの1年と少しで取り返そうというのですから、そんなことは当たり前の話で、別に褒められたものでも何でもありません。
山口ががっつりサボったツケが回って来ただけの話です。
とにかくもう全力全開で、一日も欠かすことなく遊んでいました。
【本当に時間の問題だけはどうにもならないんです・・・】
『野球をやったことはないんですが、あと1年で大谷翔平みたいになりたいです。』
断言しますが、これは10,000%叶わぬ夢です。
無理です。
でもそんなことは、野球をやったことがない素人でもすぐにわかることです。
ところがです。
『ギターを弾いたことはないんですが、1年でジョン・ペトルーシみたいになりたいです。』と言われると・・・。
いや、ジョン・ペトルーシって誰やねん??
ってなりますよね?
当然『1年でジョン・ペトルーシみたいになること』が簡単なのか、難しいのかもよく分からないと思います。
ちなみにですが、一応30年ほどギターを弾いていて、これまた一応CDなども出したことがある山口ですが、未だにジョン・ペトルーシの足元にも辿り着いていませんし、一生たどり着けないだろうなと思います。
その理由は単純明快で、今の自分はそれほどギターを弾いていなくて、ジョン・ペトルーシは未だに毎日毎日一日中ギターを弾いているからです。
追いつけるわけがありません。
同じことが大学受験にも言えます。
でもなぜだか、『1年で絶対にジョン・ペトルーシにはなれない!』ことがピンと来ないのと同じで、
『たったの1年で大学受験はどうにもならない』ということがピンと来ない高校生がいます。
【『高校3年生まで受験勉強をやらなかったけど、○○大学に行きたいんです。』は同じくらい無謀なこと。】
無謀です。
程度の差はあれども無謀なんです。
これは以前私がまだ営業マンとして働いていた、前職でのお話です。
とある私立高校に通う3年生の入塾面談があったのですが(※ちなみに10月です。受験本番まで残り4か月弱でした)、その彼はまったく勉強をやったことがないとのこと。
もちろん偏差値は40を切っておりました。
そのお父さんの要望というのが、『お金はいくらでも出すから、最低でも法政大学、できれば明治か青学に合格させろ!』というものでした。
ちなみに年商が数百億というシャレにならない大企業の創業者で、本当にお月謝も『100万円でも200万円でも出す!その代わりに絶対に合格”させろ!”』とのことでした。
自分はやんわりと断ったのですが(※もちろん、無理だと思ったからです)・・・残念ながら即本社にクレームが入ったのでした。
『こっちは通わせたいと言ってるのに、山口という社員が受け入れてくれない!』みたいな内容だったと思います。
結果として
『社会人プロ講師で毎日3教科週6指導、お月謝は120万円。追加講習300万円』という正気とは思えない内容で契約が決まりました。
(※注:月謝です。4か月で120万円という意味ではありませんので悪しからず)
そして肝心の受験の結果ですね。
結果は残念ながら、偏差値45くらいの愛知県内の大学に合格でした。
自分はそれでも、『まったく勉強していなかったこと』『残された時間が4か月程度だったこと』を考えると、本当によく頑張ったなと思ったのですが・・・。
その時のお父様のお言葉が、『話が違うだろう!一体いくら使ったと思っているんだ!』というものでした。
しかしながら、私は最初から無理だと思っていましたし、もちろん契約するつもりも毛頭なかったのです。
毛頭なかったんですよ、本当に・・・。
というわけで、山口が前職を辞めることになった、いくつかある理由のひとつです。
しかし程度の差はあれども、全国津々浦々、同じようなケースはいくらでもあります。
【体験授業を分かりやすいと言っていただけるのはありがたいのですが・・・】
体験授業を受けてくれた中高生のみなさんから、『すごく分かりやすい!』と言っていただけます。
本当に嬉しいです。
しかしながら、だからと言って、『授業が分かりやすいから努力の量が減ってもいい(⇒つまり学習時間が減ってもいい)』と思っているのであれば、当塾は選ばない方がいいです。
私たちは中高生のみなさんに、
『成績UP』
『第一志望合格』
をお約束します。
しかし当然それは『楽をして』、という意味ではありません。
むしろめちゃくちゃ厳しいです。
『教室内でスマホの使用は一切禁止』
『いかなる内容であろうとも私語禁止』
『離席は40分まで』
『居眠りも一切禁止』
これを1度でも破ればその日は即帰宅。
2度目はご退塾いただいております。
さらに、
『宿題・課題は全力で取り組む』
『可能な限り自習に通う』
『中学生は3年間で2000時間、高校生は3年間で4,000時間の学習をやり切る(※学校での学習時間は除く)』
ここまでやれば第一志望に合格できる可能性は、限りなく100%に近づくと思います。
そしてもしそれができないのであれば、他塾に行かれた方がいいという旨もお伝えしております。
ところがどういうわけか、私は面談当初からそのことを包み隠さず話しているのに、伝わり切らない、もしくは途中から認識が変わってしまうことがあります。
私達の認識は最初から最後まで一貫しています。
『大きな目標や夢のために、みなさん自身が一生懸命頑張ってほしい』
ただただそれだけです。
もしも私が『努力しなくても簡単に第一志望に合格できますよ!』などという無責任な発言をしていたのであれば、もちろん甘んじて謗りを受けます。
しかしながら、私たちは甘言蜜語の類を吐いたことは一度もありませんし、もちろんやるべきことを怠ったことはありません。
30年前の英会話の参考書ですら、『毎日ヒアリングを3時間しましょう!』と言っているのです。
大学受験、しかも難関大を第一志望にしているのであれば、毎日毎日学習するのは当たり前の話ですし、今の成績が伴っていないのであれば、スマートフォンに現を抜かしている暇も余裕もないはずです。
それでもスマホがやめられないというのであれば、やはり君の夢は『スマホと天秤にかけて、スマホの方が勝ってしまう程度の目標だった』というだけの話です。