『偏差値はあてにならない』とは言いますが・・・

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教室長ブログ

【中学生のみなさん、すごいぞ!】

なんと今のところ、今回の期末テストについて、確認している全員が400点オーバー!


もちろん、さすがに全員400点オーバーとはならないでしょうが、それにしても凄すぎますね!


もし(うわ・・・自分は400点行かなかったな・・・)という悔しい思いをした君も大丈夫!


今から頑張ればいいだけや。


テストの結果はそりゃあ良いに越したことはないけれども、受けるテスト受けるテストすべてがベストなんてことはないし、どんなに優秀な中学生でも、全教科満点なんてことはないからね!


大なり小なり、みな何かしらのミスはする。



だけどもしも悔しい結果が出たのだとして、それを放置するようなら次も似たような結果になる。


それだけは断言しておきます。




中高生のみなさん、大切なのはテスト前じゃないからね。


テストが終わって、みんなの気が緩むとき、ここで頑張らなきゃ差なんて埋まりようがない。


みんなが休んでいる時に、同じように休んでいたらいつまで経っても君の力がつくことはないだろう。





【偏差値はあてにならない!・・・とは言いますが】

実際のところ当塾でも昨年、

『東高で200番台から国立富山大学に合格!』

『東高で286番、偏差値30台から中京大学に合格!』


なんて例がありましたので、確かに偏差値はあてにならないと思います。

でも彼らの場合は、学校のカリキュラムはすべて度外視して、富山大学や中京大学に受かるために必要なことをすべてやりつくしたからです。


私自身、『偏差値はあてにならない』とは思っていますが、それは『偏差値が高くてもあてにならない』と言いたいのであって、偏差値が低い場合は十分にあてになります。


偏差値が志望校ボーダーを下回っているというのは、もうシンプルに『今の時点では間違いなく合格できない』のと同義です。


ちなみにボーダーとはC判定のことです。



単純に今の時点でC判定ということは、今すでにA判定やB判定の連中がいて、このライバル達が必死にしがみついて勉強しているわけですから、これはもう絶望的だと思わないといけないんです。


だからと言って諦める必要はまったくないのですが、少なくとも

『今自分はC判定なんだから、A判定やB判定のライバル達以上に頑張らないと追いつけるわけがない』



と思うべきです。


受験生のみなさんが。


こんなの、ご両親や学校の先生、山口がなんぼ危機感持っても、当の本人が『対岸の火事』感覚ではどうにもならないですからね。


そしてしつこいようですが、お父様やお母様にも同じような危機感を持っていただきたいです。


もちろん、大切な我が子が通っている中学校や高校の質が高く、レベルの高い教師が集まっていることが望ましいです。



しかし問題なのは、実際に私たちがそれを把握することはかなり難しいということです。

実際に私自身、ここ数年の間に西尾高校や西尾東高校の生徒達に詳しくヒアリングして、(あ、これは英語の偏差値はめちゃくちゃ下がるだろうな)と思っていましたし、実際に相当下がってしまいましたが、実のところそこまでです。


あともう一つありましたね。


去年の東高の日本史の先生はかなり指導力も高く、非常に厳しい指導をされていたので『これは日本史の偏差値は大変なことになるぞ!』と思っていました。


実際去年の東高3年生、日本史だけが飛び抜けていましたからね。


あ、すいません。

こちらは偏差値40から富山大学に合格した卒塾生の模試の結果でした。



学校の先生がこれだけの準備をしてくれて、しかも
『やる気がないならこの授業は受けるな!』

『補習を2回休んだら、もう次からは来なくていい』


『課題を3回提出しなかったら同じく来なくていい』

ここまで厳しく指導してくれるんです。


そりゃあこの先生の日本史の偏差値は上がりますよ。



そして残念ながら今、この日本史の先生の担当は1年生に異動したのだそうです。


結果は言わずもがな、今東高の3年生の日本史はとんでもなく下がっています。


これが現実です。



話を元に戻しますが、私はこうしてヒアリングができている分には各高校の状況を把握できていますが、それも自分の指導と相対評価してのことです。


おそらくは比較対象もなく、ぼんやりと子どもが言っていることだけを鵜呑みにしていたら、中学校や高校の授業が良いのか悪いのか、その全容はほとんど理解できないと思います。




そして理解できないまま放置してしまうと、いざ受験を目の前にしたこの時期に取り返しのつかないことになってしまうのです。


今高校1年生、2年生のみなさん、並びに保護者様。


実はもう今立たされている場所がすでに崖っぷちなのかもしれないのです。



恐ろしいのは、『崖っぷちに立たされていることにすら気づいていないという状況』。



もちろん、目指す大学がどこでもいいというのであれば、高校もどこでもいいです。


今や受けるだけで合格できる大学なんていくらでもありますので。


しかし地方の国立大学も含めて、難関大学を受験する可能性があるのであれば、まず私たち大人がリスクに備えなければなりません。


高い方の偏差値なんてなんのあてにもなりませんし、保険にもなりませんが、低い方は存分にあてにするべきです。


ごく一部の例外を除けば、D判定やE判定の受験生がその大学に合格できる可能性は、極めてゼロに近いのですから。


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