刈谷高校の先生のありがたいお言葉(数学)

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教室長ブログ

たった今、ある刈高生男子(1年生)の授業を終えたところです。



ちょっとした雑談をしていたのですが、刈谷高校の数学の先生がおっしゃっていた言葉を紹介させていただきます。


『普通の中高一貫校は、中学1~2年生で公立中学校の3年分を終えて、中学3年生から高等数学に入り、高校2年生までにすべての内容を終えて、そこから本格的に受験対策に入る。数学を学習する上ではそれが普通。だから私立の中学校か、刈谷中学に進学した方がよい。』


概ねこんな感じです。



これもう100%正論なんですよね。



教科は違えど、山口もずーっと似たようなことを訴え続けてきましたが、なぜか山口が言うと悪者になっちゃうんですよね・・・。




ですが、刈谷高校の先生が言ってくれたわけですから、もうこれで大手を振って言えます。



『大学受験を想定するならば、公立中学校の進度では遅すぎる』んです。




愛知県の公立高校入試は、ただでさえ『オールマーク』というとんでもないハンデを背負っているので、全国と比較すると『相当遅れている』という危機感を持たなければなりません。



特に英語と数学は本当にまずい。




さらに言わせていただきます。



今から4年前、とある西尾市内の高校は、『大学入学共通テストまでに、数学Ⅲが終わらなかった』んです。



つまりこの高校の受験生は、学校の授業で数Ⅲが終わらないままに受験本番を迎えたのです。



こんなこと、絶対にあっちゃいけません。



ちなみにですが、刈谷高校と岡崎高校は



・高校1年生・・・数ⅠA、ⅡBが終了

・高校2年生の冬・・・数ⅢCが終了

・そこから後は超難関大の受験対策


というカリキュラムになっています。



とはいえ、岡高生・刈高生といえども、ほとんどが公立中学校出身の生徒たち。



当塾のように『大学受験を見据えた前倒し指導』を受けていない限りは、普通に公立中学校のカリキュラムの授業しか受けていません。



他の高校生と同様に、このカリキュラムは刈高生や岡高生にとっても相当きついです。





それでも刈谷高校や岡崎高校は、この強烈なカリキュラムを生徒達に課しています。





そしてそれが正しいんです。



冒頭申し上げました通り、公立中学校のカリキュラムは大学受験レベルを想定するとあまりにも遅すぎるため、その帳尻は『高校1年生・2年生』の段階で埋め合わせしなければなりません。



当塾が英語と数学の前倒し、そして記述指導に力を入れているのはそのためです。



そんなわけで、来月頭には前回の模試の結果が返ってきますので、自信を持って報告させていただきます。




公立の中学校のカリキュラムが遅いのは仕方がありません。



なぜなら、公立の中学校には成績優秀な子だけではなく、学習意欲が普通くらいのお子さんもいれば、素行が悪く、まったく勉強をしない子もいるからです。



よく言えば多様性なのでしょうが、そんな色んな中学生達を平均化して、『全員が理解できる』、それが公立中学校の授業とカリキュラムです。




もう一度念を押させていただきますが、その埋め合わせは『高校1年生から』取り組む必要があります。



本当に難関大を目指すのであれば、高校1年生から意識を変えること。



刈谷高校や岡崎高校は、その対策に積極的に取り組んでいますが、もしも自分が通っている高校がそういう高校じゃないのであれば、同じ対策をみなさん自身で取り組んでいかなければなりません。



以上、(山口ではなく)刈谷高校の数学の先生のありがたいお言葉でした!


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