中学生のみなさんの期末テストの結果が続々と返ってきておりますが・・・。
う~んみなさんすごいですね。
今回も自己最高を更新した塾生もいたりで、またまた平均点が大変なことになりそうです(もちろん良い意味で)。
まだ順位が出ていない中学校もありますので、もしみなさんの許可がいただけたら、ちょっとずつ紹介させていただきます。
もちろん、点数が上がった塾生もいれば、残念ながら下がってしまった塾生もいるわけですが・・・。
そんなの気にしちゃいけないですよ!
そりゃあね、みなさんのレベルになれば、もうこれ以上上げるのは相当に難しい。
山口のように、中学校の期末テストで70点しか取れなかった中学生は、ちょっと勉強すればなんぼでも点数は上がりますよ。
あ、ちなみにこの70点って、1教科じゃないですからね?
『5教科の合計が70点』だったんです(※ちなみに英語と数学は0点、国語と社会と理科の3教科の合計が70点くらいでした)。
そりゃあ上がりますって!
元々の点数が低けりゃもう上がるしかないんですから。
でも当塾の塾生の平均点は『450点オーバー』、つまり伸びしろなんて50点分あるかないか。
1教科にすると10点分もないくらいしないんです。
下がったら下がったで、しっかりとテスト直しをやってくれればそれでOKですから!
そんなわけで現時点での中学生諸君の点数ですが・・・。
464点2名
454点
448点
475点
まだ全員確認できているわけではありませんが、とりあえず教えていただいたのはこういった感じです(17時38分時点)。
いや、当塾に何の所縁もないみなさんは『ウソだー!』と思われるかもしれませんが本当です。
ちなみに山口、みなさんのようなすごい点数取ったことないですね。
そして今回、もちろん悔しい思いをした塾生もいると思うんですが、そんなの気にしなくていいんです。
これだけみなさんの努力の結晶を宣伝広告に使わせてもらっておきながらなんですが、テストの点数よりも大切なのは、『テストが終わった後にどれだけ復習できるか?』というところです。
テスト週間なんて誰でも頑張るんですから。
そこで差なんてつきようがない。
それよりもテストが終わった直後こそ、一生懸命復習を頑張ってほしいです。
【英語と国語は表裏一体、英語以前に日本語が重要です】
というわけで、とある塾生の記述添削をやってました。
(一応山口試訳)(自由にとっての)敵同士を闘わせておけばそれでよいとし、圧制防止に対して多かれ少なかれそれなりの保証があれば、一人の主人による支配でよいと思っている間は、被支配者層がこれ以上何かを望むことはなかった。
しかし、人間社会の環境が進歩していくにつれて、統治者の権力が自分たちの利益に対立し、(その権力が)自分たちとは無関係に成立しているのは本質的に仕方のないことだ、と人々が考えなくなる時代が到来した。
国家の種々の統治担当者を、自分たちの請負人が代理人とし、自分たちの意志で権限を取り消すことができた方が、はるかに好都合であると思うようになったのである。
この方法だけが唯一、人々の不利になるような政府権力の濫用を、十分確実になくすことができるのだろう、(当時の)人々にはそう思えたのである。
なお、英文はこちらです。
And so long as mankind were content to combat one enemy by another, and to be ruled by a master, on condition of being guaranteed more or less efficaciously against his tyranny, they did not carry their aspirations beyond this point.
A time, however, came, in the progress of human affairs, when men ceased to think it a necessity of nature that their governors should be an independent power, opposed in interest to themselves.
It appeared to them much better that the various magistrates of the State should be their tenants or delegates, revocable at their pleasure.
In that way alone, it seemed, could they have complete security that the powers of government would never be abused to their disadvantage.
難関大で登場する英文は、(刈谷や岡崎を除けば)高校で学習する内容をはるかに凌駕しています。
はっきりと言ってしまえば、『高校の授業を受けているだけでは、仮に理解度が100%だったとしても手も足も出ない』ということです。
しかし問題は英文そのものにだけあるわけではありません。
英単語や慣用表現を覚える、というのは当然として、英文の構造も100%理解しきった上で、今度は『洗練された日本語』を書かなければなりません。
いや、もはや難関大の英語の問題は、日本語の問題と言ってもいいです。
そしてこの日本語の問題ですが、膨大な量の本を読み、その上でそれと同じくらい、自分の力で推敲を重ね、自分自身の手で書く練習を積み重ねなければなりません。
それはもう途方もない時間と労力が必要となりますし、愛知県の公立高校入試対策にどっぷり漬かってしまった場合、高校1年生から記述対策を始めてもまず間に合いません。
本当にしつこいようですが、英語や国語は言わずもがな、数学などの理数系科目や、社会などの暗記科目ですら完全記述式なのです。
拙い日本語の文章は、下手したら読んですらもらえないかもしれません。
そして難関大とは、何も旧七帝大一工のような超難関大だけを指しているわけではありません。
地方の国公立大学の受験でも、記述力は必須となります。
ゴールが『愛知県公立高校入試』ならば、もちろん学校の授業をきちんと受けていれば、みなさん第一志望に合格できるはずです。
しかしその先に大学受験があるのであれば、少しでも早くその対策に取り掛かってください。
とは言ってもそんな大変な話ではなく、『スマホを触る時間を読書に充てて、頑張って3日に1冊くらいは本を読む』、それだけでいいです。
いや、スマホの時間を読書に充てたらそれくらい余裕ですって。
もちろん、山口もたくさん本を読みますし、書いて書いて書きまくりますよ!
(この1年で山口が使い切ったボールペン)
本を読んで、文章を書けるようになることは苦行ではありません。
誰かが文字で書いてくれた知識を、自分の力で読み理解し、自分の言葉で書く。
その感動はスマホの動画や、SNSでの投稿とは比べ物にならないですよ!