大学受験は本当に大変なんです
我ながら正鵠的を射たりと思いましたが、受験はリアルにマラソンです。
それもいつスタートしてもいい。
高校3年生の夏から大学受験対策をやるというのは、『さあ、あと30分しかないけど42.195㎞、何としても完走してくれ!』と言っているようなもの。
そんなことは100%無理ですし、仮にやれたとしたら、心臓が破裂してしまうと思います。
私はかつて、『月謝なら100万でも200万でも払うから、何とかして○○大学(※MARCHのどれかです)に合格させてくれ!』と、偏差値40くらいの男子高校生にお願いされたことがありました。
自分は(いや・・・絶対無理だよ)と思ってお断りしたのですが、これまた本部にクレームが行ってしまい、不本意ながら『月謝75万円、講習280万円』というとんでもない大口契約を獲得し、本社から表彰されました。
結果はもちろん不合格でした。
その代わりに愛知県の私立大学の合格を勝ち取ることはできました。
これは彼の能力の問題ではありません。
ただ単に『時間がなかったから』。
私たちが『明日東大を受験して合格しなさい』と言われたとして、それが不可能なのは、単に時間の問題です。
東大は極端な例かもしれませんが、私たちに数十年の猶予が与えられたら、結構な大学に合格できるはずです。
でもそんなこと、ほとんどの中高生が知らない。
だから高校に入ってから、ものすごい格差がついていくのです。
正直なところ、難関大を目指すのであれば高校1年生の4月からでも遅いくらいです。
なぜなら世の中には、中学生、小学生、幼児の頃から難関大を目指して頑張ってきたライバル達がいるからです。
この際それがいいか悪いかはどうでもいいことです。
ただ事実として、世の中には一定数そういう受験生がいるのです。
大学受験のために、5年も10年も・・・あるいはそれ以上頑張ってきた受験生に、たったの数年で、高校3年生からですとたったの数か月で、どうやって追いつけるのでしょうか?
【ちなみにそんな事実は、山口もまったく知りませんでした】
えぇ。
長崎県の離島の公立高校に通っていましたから。
この業界に入って初めて『中学受験』というものを知ったときは本当に驚きました。
(え!月謝を10万円も20万円も払って、しかも小学4年生に無理やり勉強させるなんて、なんてかわいそうなんだ!)、・・・と主観丸出しでそう思い込んでいました。
ただYouTubeとかで、『開成高校』『灘高校』などで検索してみると分かりますが、彼らは本・・・っ当に楽しそうなんですよね。
そうなんです。
愚かにも山口が無知だっただけで、現実には中学受験というのはすごい世界だったんです。
もちろん中学受験は、最初こそ親発信なわけですが、徐々に徐々に子供たちもその環境に順応していきます。
そして自分で努力して、自分の力で難しい問題が解けるようになり、最後にはものすごいライバル達と戦って、ある者は勝利し、ある者は敗れてしまいます。
勝ち負けはさておき、小学生の時点でこういう世界を体験した受験生はやっぱり強いんです。
そして普通に過ごしていたら、小学生や中学生がこの現実に気付くことはまずあり得ません。
山口個人は、『中学受験そのものはどちらでもよい』と考えていますが、そういうライバルがいるということはしっかりと伝えていかなければならないと考えています。
もしかしたら『山口め!西〇高校や西〇東高校にうらみでもあるのか!ひどいことばっかり言いやがって!』と思われているかもしれないですが、本当にひどいのは、伝えるべきことを伝えず、『自主性』『主体性』という都合のいい言葉で放置する大人たちの方です。
伝えた上でやらないのであれば、それはもうご本人の責任なので、それ以上どうすることもできません。
そういったわけで、『残り30分で42.195km完走しなさい!』なんて無茶をやらせてはいけません。
今から始めれば、フルマラソンの完走に6時間かけられるんです。
おそらくほとんどのランナーはゴールできるはず。
だから今、今から少しずつ少しずつ、走り出してください。
★塾生のみなさん、とにかく受験おつかれさまでした。
最終の合格発表はまだまだ先ですが、落ち着いたら教室に来てください。
そしてお母様、お父様も本当におつかれさまでした。
保護者様の献身的なサポートなくして、子供たちは受験をやり切ることはできません。
今年も無事受験が終わりましたのは、お母様とお父様のサポートがあったからです。
本当にありがとうございました。
PS. 差し入れはすごくありがたいのですが、我々太ってしまいますので、全然無しで大丈夫です!
ぜひ手ぶらで来ていただいて、できれば『合格体験談』にも一筆添えていただけると嬉しいです!