先日名市大についてブログを書かせていただきましたが・・・
このブログを読んだ奥様から、『この内容は特定の誰かを指しているの??』と聞かれました。
結論から申し上げますと、『違います』。
うちの高校3年生も、現時点で名市大挑戦者がいますが、彼らや彼女たちについてはほとんど対策は終わっていますので(※英語に関して言えば、あとは英作文だけです)。
先日のブログ内容は塾生か非塾生かは関係なく、主に『何となく名市大を第一志望にしている高校1年生や2年生』に向けたものです。
名古屋大学が難しいということは、おそらくほとんどの高校生が理解していると思います。
しかしながらおそらく、名市大となるとなぜかハードルが下がってしまっているように感じるのです。
ですので『名市大はそんなに簡単じゃない・・・どころかめちゃくちゃ難しいですよ!』ということを知っていただきたいと思った次第です。
昨年度、西尾高校から名市大に合格した受験生はわずかに15名、西尾東高校にいたっては0名です。
それでも西尾高校や西尾東高校から名市大を目指すと言うのであれば、これはもう大変な努力が必要になることは間違いありません。
名市大を目指す受験生は、高校1年生の頃からしっかりと『何がどれだけ必要なのか?』を事前に確認して、計画的に準備しなければなりません。
例えばサナルさんなどは、高校1年生の段階で『共通テスト』を実際に解いてもらうのだそうです。
もちろん、解けるわけがありません。
しかしここで大切なのは、高校1年生が共通テストの問題を解けるかどうかという点ではなく、『1年生の時点で、実際の入試問題がどれくらい難しいのかを知ってもらう』ということです。
公立高校入試しか体験していない高校1年生がこれを理解するためには、実際に入試問題を解いてもらうのが一番効果的ですので。
【ただし、現塾生に伝えたいこともあります】
これは実際に起こったことです。
4年前の話です。
その塾生は本当に優秀で、当時の共通テストでなんと『680点』、その当時は受験科目に情報は含まれておりませんでしたので、『900点満点中680点』でした。
もちろん、充分に二次対策もやっておりましたので、後はもう彼の第一志望であった名市大に出願して、最後は鬼のように英語と国語の記述を追い込むだけでした。
しかし彼は、名市大に出願することができなかったのです。
共通テストの名市大の判定は『B判定』、それでも、それまでに十分に記述対策をやってきたので、私個人は受験さえしてしまえば、まず合格するはずと踏んでおりました。
ところがどうしても・・・最後の最後で第一志望に出願する勇気を持たせてあげられなかったのです。
当然受験ですので、彼が受験する大学を私たちが選ぶことはできません。
結果として彼は、受験した大学はすべて合格。
滑り止めの難関私立も含めて、最後に受験したとある国立大学も合格でした。
塾生のみなさんにお伝えしたいことがあるとすれば・・・いや、塾生に限りませんが受験生のみなさん。
みなさんが大学入学共通テストを受験した後、まずA判定なんて出ません。
そりゃそうです、第一志望なんですから。
よくてB判定、C判定やD判定も全然ありえます。
その時に、『共通テストはD判定だったけど、今まで記述対策をしっかりとやってきたから充分に逆転できる!!!』と確信を持てるかどうかは、みなさんの努力次第です。
みなさんの背中を押してくれるのは、みなさんが積み上げた努力だけ。
山口の言葉なんて何の後押しにもなりません。
余談ですが、夏に臨時で大阪大学から来てくれた女性講師、なんと共通テストの判定は『D判定(※得点率72%)』だったのだそうです。
・・・阪大志望者で共通テストの得点率が72%って普通は絶望しかありません。
それでも蓋を開けたら、ぶっちぎりのトップクラスで大阪大学合格。
彼女はなんと大阪大学の過去問を、みっちり20年分やりこんでいたんですね。
ちなみにですが二次試験、あの大阪大学の超難問記述で7割超えていたそうです(※伝わりにくいかもしれませんが、とんでもないことです)。
でも彼女は、たとえ共通テストがD判定でも、それまで自分が積み上げた努力と自分の記述力に自信があったのでしょう。
受験生のみなさん、公立高校入試と違って、大学受験は自分の理想としている大学、つまり実力以上の大学を希望することが多いです。
先ほども申し上げましたが、まず共通テストでA判定なんて出ません。
その時に勇気を持って、自分が一番行きたい大学に出願できるかどうか?それはこれまでの努力、そしてこれからの努力にかかっています。
今頑張れなかったら、多分B判定やC判定が出た時に目標を下方修正することになります。
だから今、今悔いを残さないようベストを尽くしてください。
山口は塾生全員が第一志望に合格できると自信を持っていますが、今の努力が自分で納得がいくものでなければ・・・、もしかしたら第一志望に自信を持って出願できなくなってしまうかもしれません。
君の背中を押してくれるのは、ご両親でもなければ学校の先生でもありませんし、お友達でもありません。
『君の努力だけが、君を助けてくれる』のです。
【うちの塾(特に山口)が厳しい理由】
当然と言えば当然の話なのですが、『お父様お母様から大切なお金をいただいているから』です。
これがボランティアなら、授業はやったとしても、みなさんに厳しいことなんて言いません。
受かろうが落ちようが、何の責任も負いません。
お金をもらっていないので。
だからもし山口が、(頑張っても頑張らなくても給料が変わらない)公務員の先生なら、全然頑張らないと思います。
しかし体験授業をやって、しっかりと塾のシステムについても説明をして、お月謝にご納得していただいた上で当塾を選んでいただいた以上、私たちには経過責任を果たす義務があります。
経過責任とは、みなさんが受験を終えるその日までの途中経過に対する責任、ということになります。
当塾の場合、その基準のひとつに厳しさがあります。
もちろん中には、厳しい指導なんて必要としていない中高生もいます。
ですが実感として、半数以上の中高生は厳しいお声がけが必要だなと感じています。
とはいえ、それを苦痛に感じる中高生もいるでしょうし、その場合は違う学習塾の方がご自身にとってはよいのかもしれません。
いずれにしましても、私たちは必要だと感じたら、厳しいお声がけをさせていただきます。